代表取締役　秋葉 薫氏

ご略歴をお教えください。

大学卒業後、演劇を続けながら色々なアルバイト生活を経て、27歳で飲食業向けセールスプロモーション会社に入りました。店頭の改善やメニュー開発、POPやチラシの作成というのが主な仕事でした。元々WEB関係が好きだったこともあり、ホームページの作成やSEO対策、広告等のデジタルマーケティング戦略を手掛けました。この結果が認められ、2年で親会社のコンサルティング会社に異動。その後、業績向上のコンサルティングを手掛けます。 親会社には『起業家を輩出する』というカルチャーがありました。30歳の時、「Webマーケティング会社を立ち上げないか」というお誘いがあり、起業することになりました。それがこの会社、ソフトコミュニケーションズです。 よく、「起業することは怖くなかったのですか？」と質問されるのですが、当時30歳でしたので、3年やってダメだったらまたサラリーマンに戻ろうという軽い気持ちでした。でも、いざ会社をやってみると絶対に失敗したくないという思いが強くなり、必死に働いたことを思い出します。

創業した時に、どんな会社にしようと思いましたか？また現在はどう考えていますか？

創業当時、Webデザインやシステムの世界は特殊な領域で、同業者にはクライアントに対して専門用語で説明するようなとっつきにくい人が多くいました。そこで僕たちは、親切丁寧な会社にしようと思いました。しかし、設立当初は即戦力が必要で、 “親切丁寧”が疎かになってしまっていました。 創業から10年経って原点を思い直し、採用と教育を変えていきました。当社には数百社のお客様があり、創業期から15年以上お付き合いいただけているところも少なくありません。これも親切丁寧な対応を続けてきたからだと思います。 創業後から「コミュニケーションをデザインする」ことをミッションに掲げてきました。 2022年、「Web戦略の絶対的パートナー」というパーパスにアップデート。 集客やブランディング、採用、DXといったことの困り事に対し、デザイン、マーケティング、システム開発・運用でトータルにサポートできるという当社の強みを全面的に打ち出したミッションにしました。 当社は30名ほどの制作会社ですが、その3分の1をエンジニアが占めています。そんな制作会社は意外と少ない。これを大きな強みとしていきます。 経営計画としては、5年後を目途に現在の30名から40名まで増やしたいと思っています。少数精鋭のメンバーで上流工程やクリエイティビティが求められるコア業務を行い、必要に応じて外部のパートナーと連携していく体制にしていきます。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

楽しんでやってほしいの一言に尽きます。そのためには準備が必要で、実はこれが大変です。自分の仕事を自信を持って人に言えるようになってほしいですし、出し惜しみせず、いつも限界にチャレンジしてほしいです。それと、人の喜びを自分の喜びにできるようになってほしいと願っています。

仕事や人生で大切にしていることとは？

一言でいうと『自分を成長させてくれる遊び場』。 自分が一番楽しく遊べる場にするためには、常に手入れが欠かせません。怠ると、一気につまらなくなるからです。当社には、エンジニア、デザイナー、ディレクター、セールスといった職種がいて、これらを一つの水槽に入れると、得てして反発し合って濁ったりよどんだりするものです。いつも居心地がいい水槽になるよう注意して経営しているつもりです。 僕が大切にしていることは、常にかっこよくありたいということですね。 気を抜くと、見た目も、能力も、健康も劣化してしまう。そうならないように、いつも考えているように思います。

求職者にメッセージをお願いいたします。

今まで色々なアルバイトをしました。バイト先には嫌な人が必ず一人はいました。その人がいるときは憂鬱で・・・。 自分の会社には、そういう人は一人もいてほしくない。自分が社員として働いていても楽しい会社にしたいと思って組織を作ってきました。それはできていると自負しています。 平均年齢は31歳で若いメンバーも多く、男女比は半々です。体育会系的なノリがあるわけでもなく、働き方は柔軟で、みんなが気持ちよく仕事ができる環境があります。 オフィスも駅直結で、フリーデスクで、居心地のいい空間です。 そして何より、一緒に成長できる仲間がいます。そんな仲間に、是非加わっていただきたいと願っています！