起業の経緯を教えてください。
学生時代から、何かしら起業したいという夢は漠然とありました。新卒でIT業界に飛び込み、経験や実績を積んでからは、よりその思いが具体的に。実は、Seventh-Pitchの前にも2回、起業を目指した経緯があります。 3度目の今回は、積み重ねてきたキャリアと、目指したいことが完全に一致しました。前職では、開発チームのマネジメントを経験したのですが、その中で、組織やチームを強くするには、個人の力が大切であることを体感的に学んだのです。 また、結構、“炎上”している現場を任されることも多く、リカバリーのための知識と技術が必要でした。そこで、理想の組織運営を目指せるように、スクラムマスターの資格も取得。これによって、論理的に人をサポートする知識や技術を身に付けました。 ここで成功体験を基に、より多くの人の悩みの解決に役立ちたいという思いから、人を支援するアプリやサービスを開発するSeventh-Pitchの起業に至りました。
仕事の上で大切にしていることは?
「仕事」というと、今の若い人達は、「面倒くさいもの」という感覚があるように思います。ただ、自分にとっては、幸いなことに「仕事」とは「楽しめるもの」なのです。 例えば、コンサルティングとして関わり、アドバイスや研修を通じて、相手が力を発揮していくのはとても嬉しいこと。これは、大学時代に教師になりたいという夢もあったからだと思います。また、クライアントと一緒にシステム等をつくり上げていくことも楽しく感じます。そういう「楽しさ」を忘れず、いつも新鮮な気持ちで仕事に向き合うようにしています。 また、人とのコミュニケーションも多い仕事なので、「笑顔」を心掛けています。接する人も、自分自身も真顔だと、すごく踏み込んだ意見が言いにくいじゃないですか?だから、Webミーティングの時も、私は常に「笑顔」です。「笑顔」は、円滑なコミュニケーションの前提条件だと思います。
社員に対しては、どのような思いで接していますか?
ガツガツと上を目指すキャリアもありますが、私はそれぞれの自由な時間を大切にしてほしいと思っています。家族と一緒にいる時間、趣味の時間等、人生を充実させることを第一に、それを最大化するために、当社で自分らしく働く道を探してもらえればと考えています。 そのために、会社も制度を整えています。会社の利益をできるだけ個人に還元できるように、業績がアップするごとに、収入のベースアップを図っています。これによって、安定的な収入アップが目指せます。 就業時間に関しては、フレックス制と裁量労働制を用意しています。キャリアを積むまではフレックス制ですが、コアタイムは毎週月曜の13:00~14:00の1時間のみとなっています。これは、週1回のミーティングの時間で、しかもリモート参加でもOKです。そもそも勤務はフルリモートが可能なので、自由な働き方を目指しやすい環境となっています。
ちなみに、ご自身はどのような趣味に打ち込んでいますか?
直近の趣味をピンポイントで言うと、一眼レフカメラです。露出とシャッタースピード、照明の調整で、同じ被写体で全く違う画になることに驚きました。しかも、その関係性が結構ロジカルなんですよね。そんなカメラのロジックは、プログラムと似た部分がありました。それが面白くて、勉強し始めて、やがて自分でも撮影してみたいと思うようになったんです。 実は、振り返ってみると結構多趣味で、過去も色々なことにのめり込んでいました。ものづくりという点では、ラジコンを組み立てて遊んでいましたし、音楽も好きで、地元・熊本でギターを片手に路上ライブに明け暮れた時期も。そのほか、釣りにしょっちゅう出掛けていたこともありましたし、ボーリングやダーツは、マイボール、マイダーツを持つくらい夢中でした。 もう、本当に好奇心の赴くまま、何でも挑戦したくなるという感じですね。
最後に、転職を検討されている方にメッセージを。
誰かを尊敬し、目指すのは良いことだと思います。でも、忘れないでほしいのは、自分自身はその誰かではないということ。自分の持ち味を生かしながら、オンリーワンの成長を目指してほしいと思っています。 社名やロゴマークには、その思いが込められています。和音には、セブンスコードというものがあります。それぞれの音を一つずつ鳴らすと、不協和音のように聞こえますが、一度に鳴らすと美しく響く和音です。また、ピッチとは、音の調子やペースのことで、それらを合わせることで、一つの音楽になります。セブンス・ピッチとは、そんな個性の集合体でありたいという願いなのです。 未経験からエンジニアになりたい方、クリエイティブを目指したい方には、今の不安を自信に変えるフィールドを用意しています。経験者の方には、もっとチャレンジングな環境を提供します。是非、あなたらしい音を当社で奏でて、組織に新たな色を足してください。