御社の設立の経緯について教えてください。
私が大学生の頃、世界はインターネットが普及し始めた時代で、学生だった私も「大きな変化が起こっている」ことを実感していました。このサービスを使えば、家に居ながらにして買い物ができ、世界中の人々との情報交換もできます。そんなあらゆる「境界線」を物理的に越えられる面白さと共に、大きな可能性を感じたことを覚えています。 そこから、当時の友人達とインターネットサービスの会社を創業しました。創業後、インターネットの仕組みがどうなっているか理解したいという思いが強くなり、大学卒業後はシステムエンジニアとしてのキャリアを積むことにしました。その後、インターネット検索サイト等を手掛ける会社への転職等も経験し、28歳で独立。私は、学生時代に設立した会社での活動を経て、デジタルマーケティングという面白いビジネスを自分で手掛けたいという思いから、当社を設立したわけです。
事業への取り組み方については、どのような特徴があるとお考えですか?
当社では、デジタルマーケティングという領域において、クライアントに対して適正なサービスを提供し、適正な対価を得るための企業努力をすることを常に意識しながら、日々の業務に取り組んでいます。一方で、自社で運営するメディア事業からの収益を得ることで、経営を安定的に継続するための活動にも注力する等、経営全体を最適な形で成長させていると思っています。高い価値のあるサービスを提供し、着実に成長している。それが当社の事業の姿だと私は考えています。 また、事業に取り組むメンバー達のプロ意識が高い、という強みが当社にはあります。大きな裁量を持ちながら自ら思考し、自分のやり方で情報収集とインプットを増やしながら、クライアントのビジネスに貢献。そんな自己実現をしているメンバーによって展開されている部分も、当社ならではの特徴なのではないでしょうか。
御社での業務では、どのような面白味ややりがいを感じられると思いますか?
どの職種にも共通して言えるのは、クライアントのすぐ傍らで伴走支援をすることによって得られる面白味だと思います。その中で、開発業務に関しては、成果をダイレクトに実感できるという魅力があるはずです。大きな組織では、開発業務が何を目的にしているか、ということが見えにくくなることもあると思います。当社では、クライアントの存在を間近に感じながら、目的を見失わずに取り組むことができます。 また、マーケティング業務に関しても同様に、目的意識を常に持ちながら業務を担える点が面白味になると思います。マーケティングの仕事においては、作業内容と目的に距離ができてしまい、結果が出ないことが起こりがちです。その点、当社では上司がフォローしながら目的意識を失わずに取り組める体制を取っているので、意欲を持ってやりがいを感じながら、チャレンジすることができるのではないでしょうか。
マネジメントをする中で、大切にされている考えや思いはありますか?
メンバー達に対しては、細かいことをその都度指摘するのではなく、ある程度の距離感を保って接するようにしています。話し掛けづらさという意味の距離感ではなく、メンバーの行動は本人が決めること、人それぞれの考えがあってのこと、と意識するようにしています。もちろん、細かいところが気になるケースもあるのですが、任せる部分とアドバイスするタイミングのバランスを重視しながら、マネジメントするように心掛けています。 以前の在籍先では、上司として細かな部分まで指摘するようなマネジメントをしていたのですが、「自分こそが正しい」という考えでは人は動かない、という具合に意識を変革しました。マイクロマネジメントではなく、メンバーそれぞれのこだわりを尊重した接し方をする、というのが私の今の考えです。
今後の展開で御社が目指すのはどのようなことでしょうか?
根源にあるのは、インターネットのすごさ、利便性を、より多くの方に感じていただき、メリットを享受していただくという目標です。デジタルに関する世の中のマーケティング施策は数多くあると思いますが、解決すべき課題は後を絶たずに出てきます。その際に、支援するサービスに対してクライアントが感じる敷居の高さを排除しながら、デジタルマーケティングに取り組むことを手助けする。そんなサービスを展開していきたいと、私は考えています。 現在の体制で対応できる案件数には当然限界があり、体制を強化することで救い出せるクライアントを増やしていくことが、今後の当社のミッションだと考えています。クライアントのビジネス課題を解決に導き、最適化を図ることで、その先に存在するユーザーの生活、暮らしを豊かにすることも可能だと思います。そのためにも、規模を拡大しながら課題解決を支援していきたいと思っています。