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マーケティングパートナー株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • 商社(卸売)・流通・小売り系
  • 製造・メーカー系

東証プライム上場SBSホールディングスグループの一員として、EC事業の変革に挑む

自社サービス製品あり
シェアトップクラス
グローバルに活動
残業少なめ

企業について

マーケティングパートナー株式会社は、1998年に3月設立されたEコマース(EC)特化型のマーケティング企業である。東証一部(現・東証プライム)上場の物流企業グループ「SBSホールディングス」の一員として誕生したこともあり、経営には抜群の安定感がある。これを背景にECに関するコンサルティングからクリエイティブ、サイト運営代行、フルフィルメント(注文から商品が届くまでの過程)、物流、コールセンター対応まで、ありとあらゆる領域をワンストップでカバーしているのが強みだ。

同社の事業部構成はユニークである。ECサイト関連サービスをワンストップで提供するプランニング事業部に加え、ペットフード事業を展開するペットウエルネス事業部を持ち、自社でEC事業を展開しているのだ。

「ECを自社で行い、そこで得たノウハウを活かして、他の企業、お客様のEC業務をプランニング事業部が請け負っています。特にプレミアムブランドを得意としています。当社はこの体制をECのハイブリッド型カンパニーと位置付けています」(代表取締役社長 権田真司氏)。

日本の最大手ECショッピングモールのスタートは1997年、世界にインターネットを広めたとされるOSの発売は1998年6月である。こうした状況下、同社は1998年11月にプレミアムドッグフードのカタログ通販『ポチの幸せ』を立上げ、ペットフード事業を開始。同時にホームページにて商品を紹介し、その後本格的にECサイトを立ち上げた。この早いタイミングでEC、しかもプレミアム市場に目を付けた先見性の高さと、現在に至るまでEC事業を継続し「老舗」の立場を得たこともあり、同社のECノウハウ、知見の高さはクライアントから厚い信頼を得ている。

こうした経緯から、プランニング事業部のクライアントはアパレル、化粧品、健康食品等の食品、医薬品・医療機器関係等幅広く、いわゆるプレミアムブランドを取り扱っている企業が多い。同社の企業ロゴ「M」が電話線で描かれた社名のイニシャルとなっているように、設立当初は電波注文型のカタログ通販も手掛けていたが、時代の流れと共にEC化が進むにつれて、最近では案件の99%がEC関連となり、成長を続けている。

ペットウエルネス事業も順調だ。前述の『ポチの幸せ』に加えてプレミアムキャットフードECサイト『たまのおねだり』、犬猫用ECサイト『ジョン&ココ』を自社ECサイトだけでなく、複数の大手ECサイト等、多方面に展開。数多くの愛用者を獲得している。

プランニング事業部の競合に対する優位点は、物流大手SBSホールディングスのグループ企業のため、ECとは切っても切れない関係にある物流チャネルをダイレクトに活用できること。クライアントは配送の「ラストワンマイル」問題等に対応してもらえる安心感がある。これにコンサルティングからクリエイティブ、フルフィルメントまでワンストップで対応できる強みを加えて、さらにEC領域での躍進を狙っている。

今後、SBSホールディングスグループ全体もECを得意とする物流企業へと進化する。現在EC関連事業では年間400億円ほどの売上があるが、グループ内で「EC1000」と呼ばれる計画が実行に移され、2030年までに売上を「プラス1,000億円」まで延ばしていく。

「SBSホールディングスグループ内でEC領域を一番分かっているのが当社プランニング事業部ですから、EC1000の中核となり、引っ張っていきたいと考えています」(権田氏)。

ペットウエルネス事業部のECショップは元々セレクトショップとしてスタートしたが、今では自社プレミアムブランドを展開。美味しさを追究し素材を厳選。また化学保存料や着色料、遺伝子組み換え食品を不使用にする等、品質にも徹底的にこだわっている。社内には子会社を含めると4名の獣医が在籍しており安全面にも抜かりはない。真のプレミアムブランドを標榜している。

同社はこの姿勢を明確に表すため、主にアパレル領域で広まる製造小売業(SPA)に対して「EPP(Electric commerce retailer of Private label Petfood)」という定義(製造Eコマース)を作成。同社はEPPでさらにペットウエルネス事業を加速させる。他店への卸売りも開始する等販売チャネルも拡大中だ。

「私達はSPAを実店舗ではなくECで実現します。しかも、プライベートのプレミアムペットフード専門ということで、その考え方を“EPP”という言葉で表しました」(権田氏)。

このようにして、自社でプレミアムブランドをEC展開し、そこで得たノウハウをプランニング事業で活用。次にプランニング事業で得た知見をペットウエルネス事業のマーケティング活動に還元することで成長の環を回していくのが同社の基本戦略となっている。

「架空や机上の空論ではなく、20年以上、リアルに自社でブランドECを運営したノウハウを持っていることが我々の“武器”になっています」(権田氏)。

日本のEC化率は9%弱と言われている。中国では44%、イギリスで36%、韓国29%、アメリカでも14%と言われており、コロナ禍でのEC市場の躍進もあり、追い風は強く、伸びしろも大きい市場。この市場でさらに躍進するため、同社は大幅に陣容を強化する狙いを持っている。

SBSグループがEC1000を推進する中、同社も2030年に売上100億円、営業利益10億円という目標を掲げている。これには理由がある。

「規模だけが全てではありませんが、景気に左右されない強固な財務基盤を築き、目指すべき理想を追い求めたいと考えています」(権田氏)。

第一歩として取り組んでいるのが、人がいて事業が伸びるという考え方で行う「人への投資」だ。同社が重視しているのは、人の“異見”に耳を傾けてお互いを尊敬する社風づくり、コンプライアンスの重視、Eコマースやペットに関する専門性、従業員に求められるコンピテンシー。これらは、SBSグループがメガベンチャーとなった今でもベンチャースピリットを重視し、クライアントに「感動を与えるプロフェッショナル集団」となることを目指していることと関係している。

「我々はグループの中では小さい規模ですが、EC1000の中核として常に新鮮な風を吹き込む元気な集団を目指したいと思っています、キーワードはExcitement!」(権田氏)。

そのため、教育制度は充実している。提携している教育機関での研修が受けられるのはもちろん、新しいことに挑戦するために教育を受けたいという要望には積極的に応える。同社には「目標管理制度」があり、ここでは業務以外にも「自分への投資」「良い連鎖を創る」といった項目を設定して、それぞれの学ぶ姿勢やチームへの貢献を評価している。

「仕事は一人ではできません。いかにチームワーク力を発揮できるかです。与えられた仕事だけ100%するのではなく、三遊間のゴロを拾い、周りに良い影響を与えてくれることを評価しています」(権田氏)。

その上で専門領域に特化して成長したいという社員にはスペシャリストとしての道も用意。同社は一般職に区分はないが、管理職はマネジメントとスペシャリストに分け、技術職やデザイナーが技術を突き詰められる環境も整えた。一人ひとりの働き方に柔軟に対応していることもあり、社内で働く年齢層は幅広く、女性が多く和やかな雰囲気である。専門性と働きやすさの両立に成功している職場環境の構築事例だといえるだろう。

「自分で言うのも何ですが、当社はコンプライアンスを重視しており、本当にホワイトです。残業も多くて10時間ほどだと思います。そういう環境で、当社のEC初期の時代からやってきたノウハウを活かし、新しい事業に一緒にチャレンジしてくれる人を探しています。是非、応募してください」(権田氏)。

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インタビュー

マーケティングパートナー株式会社のインタビュー写真
権田 真司氏 マーケティングパートナー株式会社 代表取締役社長 1957年6月1日生まれ 国産自動車メーカーの販売促進・マーケティング部門でキャリアをスタートし、26年間実績を積む。その後、海外自動車メーカーの日本法人で5年ほど活躍し、2013年7月にマーケティングパートナー株式会社に顧問として参画。その後、事業統括部長として腕を振るった後に役員となり、2015年4月より代表取締役社長に就任。プランニング事業部とペットウエルネス事業部のシナジーを強め、同社事業をさらなる成長段階へと導く。2014年にはペットフード輸入・販売子会社グローバルペットニュートリションを立上げ、同社社長も兼務。

── 以前は自動車関係の仕事をされていたと伺ったのですが、なぜ、マーケティングパートナーに入社しようと考えたのでしょうか?

自動車関係とはいっても、私はずっとマーケティング関係の仕事をしていました。マーケティングは昔なら販売促進といいましたが、国産自動車メーカーで新車のローンチに際し、広告・宣伝やディーラーの販売促進をやってきました。その後、海外の販売子会社のマーケティングサポート関係の仕事をしていたところ、縁があって海外自動車メーカーの方から声が掛かり、チャレンジする決断をしました。

いずれも大きな組織です。なかなか自分のやっている業務がダイレクトに現場や業績に反映されているかが見えづらいと感じるようになっていました。そうした中、小規模なところでメンバーと一緒に家族的... 続きを読む

求職者の声

企業情報

会社名

マーケティングパートナー株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > Webマーケティング・ネット広告

商社(卸売)・流通・小売り系 > その他商社・流通・小売系

製造・メーカー系 > その他メーカー系

企業の特徴
自社サービス製品あり、シェアトップクラス、グローバルに活動、残業少なめ
資本金

1000万円

設立年月

1998年03月

代表者氏名

代表取締役社長 権田 真司

事業内容

【プランニング事業】eコマース支援をメインとしたダイレクトマーケティングの企画・設計・運用、Webプロモーション、クリエイティブ開発、データマイニング、フルフィルメント
【ペットウエルネス事業】プレミアムペットフード通販事業、及び開発、製造、卸事業
【グローバルペットニュートリション事業】世界中から厳選されたプレミアムペットフードの輸入・販売元

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

東証プライム上場SBSホールディングスが100%保有

従業員数

70人

平均年齢

37歳

本社住所

東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー25階

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