ブルーオース合同会社

ブルーオース合同会社は、大手SIerと総合商社で多くのシステム構築導入プロジェクトや、IT企画を手掛けてきたトップエンジニアが集結し、2021年1月に設立したITスタートアップだ。
3期目を迎えて会社としての基盤が整い、今後は得意とするITコンサルティングとソフトウェア開発事業を実施しながら、自社プロダクトの開発に取り組み、サブスクリプションサービスの売上比率を高めていく計画だ。
「おもしろい！を世界に届けよう」をミッションとする同社は、それぞれが思う「面白い」を価値に昇華させる力とテクノロジーへの情熱を持つ人材を求める。

代表を務める岸下豊一氏は、総合ITサービス企業で、10年間アプリケーションエンジニアとしてシステム開発・導入に従事。その後、親会社の大手商社で5年間、多くのIT関連プロジェクトをマネジメントした。大規模プロジェクトの中で岸下氏は、「日本トップレベル」と評する二人の優秀なエンジニアに出会う。培った知見・経験・人脈を活かして独立したいと考え始めていた岸下氏は、信頼と尊敬を寄せる二人に声掛けして、同社を設立した。
スタートアップでありながら、伊藤忠グループを中心にした安定の顧客基盤が強みだ。広い繋がりを持つ岸下氏の下には、様々なプロジェクトの相談が切れ間なく寄せられる。しかし、リソース不足により断らざるを得ない状況が続いた。そのため現在、ベトナムでの開発拠点構築を精力的に進めている。プロジェクトの受注増加は確実であり、ベトナム開発拠点との橋渡しを行うブリッジエンジニアに興味を抱く人材も歓迎だ。

今後の展開として、得意とするクライアントの業務分析やDXコンサルティング、アプリケーション開発と共に、自社プロダクトの開発にも注力する。
メンバーに柔軟なアイデア出しを求めたいという岸下氏は「せっかく大きな組織にありがちな、しがらみから解き放たれて当社に参画するのですから、自由に思い思いに働き、協働し、最大限の顧客成果を出していきましょう」と呼び掛ける。
自分を抑えることなく、伸び伸びと個性を発揮するチーム。それが岸下氏の望む姿だ。

進行中の案件事例は、
・アパレル業界のDX実現に向けたアプリケーションの新規開発
・大規模DWH、分析基盤構築
・大手商社ワークフローシステムの開発・保守
・電子帳簿保存法改正への対応業務
・ブランドサイト/ECサイトの企画・運用・改善支援
・LINEを利用したアプリケーション開発

等、多岐にわたる。同社のモットーは「自らアイデアを出してビジネス的・技術的な挑戦をする」「新しいアーキテクチャやテクノロジーを積極的に取り入れる」こと。人月商売を脱却し、同社ならではの価値提供にこだわる。
技術領域の最高責任者である太田氏は「当社のプロジェクトは信頼をベースにした受注なので、任せてもらえる自由度が高い。そのため技術的な『遊び』がしやすいです。自分が選んだアーキテクチャを使ったり、最新の技術を取り入れたりすることが可能。自分で決めたことを自分でやっていけるので、常に新しい挑戦をしたいエンジニアにとても合う環境です」と話す。

プロジェクトで得た様々な知見を自社サービスに昇華させることもできる。
直近では、太田氏がLINE×Shopifyによる「LINE ミニECショップ開設サービス」を企画し、自ら開発に取り組んだ。
これまでにないECの可能性を模索して最新のヘッドレスECアーキテクチャを採用した、DX時代のECショップ立ち上げサービスの事例である。

その他にも社内プロジェクトとして、クラウドファンディング事業や、キックボクシングのパーソナルトレーニングジムの運営といったユニークな事業にも取り組む。
クラウドファンディング事業では、高い技術力を持つ金属加工の町工場と共同で、オリジナルのミニ中華鍋を企画製造。クラウドファンディングプラットフォームを通じて販売した。
岸下氏は「日本には、高い技術力でものづくりに励む人達が沢山います。しかし素晴らしい商品にもかかわらず、文化の違いや言語が壁となり、世界に発信できていない現状があります。引き続きMade in Japanの良いモノやコトを世界に発信するサービスを実現したいです」と話す。
このように、同社ではそれぞれが「面白い」と思うアイデアを自由に出し合い、自らの知見・経験を投入し、メンバーの協力を得ながらプロダクトやサービスの創出を行っている。

売上高は設立以来、ほぼ倍々の右肩上がりで推移する。前述の通り、今後はベトナムの開発体制が整うことで、さらなる案件増が見込まれる。同時に自社サービスによるサブスクリプションモデルの比率も高めていく計画で、体制強化が急務だ。
働き方はフルリモートが基本で、客先での打ち合わせが必要な場合があるものの、居住地は問わない。現在も、メンバーは大阪・東京・愛知とバラバラの場所で勤務している。

太田氏は「週一でオンライン定例会を実施しています。VR機器を装着してアバターで出席していますが、メンバーが身近に感じられリアルで楽しいですよ。ちなみに『面白そうだよね』と社内で話が上がった翌々日ぐらいには、代表からVR機器が送られてきました。当社は面白いことに対する感度が高く、動きが早いです」と話す。
岸下氏は「大きな会社じゃないし、せっかく仕事するのだから自分達が楽しいことをしよう、という考えが根底にあります。そのため、こうあるべきという枠を作りたくないですし、こんな風土にしようという会社の色も決めたくありません。いろいろな考えを持つプロが集まって多彩なサービスをつくっていく方が楽しいし、モチベーションが上がると思っています」と続ける。

同社が提示する求める人物像の定性的な要件は次の通りだ。
1. おもしろいを「価値」に昇華させる⼒
2. テクノロジーへの情熱や使命感を持つ、熱意
3. メンバーと⼀緒に会社をグロースさせることを楽しむ⼼
4. 専⾨性があること。またエンジニア∕コンサルタントとして成⻑するポテンシャル
5. ⾃分のアイデアや思考を⾔語化する能⼒。また客観視し⼀貫性を保つ⼒
6. スピーディーな意思決定と⾼い⽣産性によって⼤きな成果を獲得するチームワークスキル
7. 状況を適切に判断し⾏動する積極性
8. お客様に伴⾛しながら⽀援し共に成⻑できる

国内トップクラスのSIerで経験を積んだ優秀なメンバーと共に働くことで、成長スピードの加速が期待できる。意欲溢れる人物が「面白い」仕事に、思う存分取り組める会社だ。