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インタビュー画像技術本部長 CTO 笹原 大介氏

ご略歴をお教えください。

工学部でメカトロニクスを専攻し、1999年に大学卒業後、株式会社大林組へ入社しました。当時、全自動ビル建設システム(ABCS)を開発していて、建設工事を機械化するスケールの大きさと、建設プロジェクトで世界中に行ける可能性に魅かれたことが動機となりました。 入社後、機械部(現・ロボティクス生産本部)に配属され、建設現場における機械を用いた施工計画の立案や現場監督業務に携わりました。最後は、2012年に完成した「東京スカイツリー」の建設現場で、自分としてもエポックメーキングな仕事ができました。 その後、開発部門に異動。建設のデジタル化に取り組みました。クレーンや油圧ショベルといった建設機械の遠隔操作や自動運転技術の開発、ロボティクス等がテーマで、大林組の敷地内でダンプトラックの自動運転にも取り組みました。その中で、建設現場の省力化としてAGV/AMRや産業用清掃ロボット等の導入を手掛けたのです。その際に、商社等も使って世界中のAMRを研究しました。 そして、複数のAMRと建設現場の仮設エレベーターや扉等を連携させ、一つのプラットフォーム上で操作できる仕組みを開発することにしました。なぜならば、建設現場で働く作業者はロボットに触れたことがないので、ボタン一つで動くような簡単なUI/UXにする必要があったからです。そのプラットフォームが『PLiBOT』の原型となりました。 このプラットフォームは大林組だけが使うのではなく、建設以外にも用途を広げて積極的に外販していこうという気運となり、ビジネスイノベーション推進室に移管されます。その後、大林組発ベンチャーとして2022年8月にPLiBOT株式会社が設立される運びとなったのです。代表取締役社長の佐藤は、機械部時代からロボティクスに関わったエンジニア。副社長として、AMR導入に協力してもらった商社で世界のAMRメーカーとビジネスを手掛けていた人材を招き、私も加わって3名でスタートしました。

『PLiBOT』を開発する面白さはどういったところに感じますか?

ロボットを動かすOSはいろいろある中、WindowsやLinuxに該当するスタンダードと言える「ROS」が有名でが、弊社はROSだけでなく、BlueBotics社のANTを自律OSの主軸に置いています。ANTは高精度なLidarSLAMと筐体への組込みがシンプルで開発者にとって非常に興味深いツールです。しかし『PLiBOT』のコンセプトは、多種多様なロボットやユーザーの設備と柔軟に連携するところにあります。そこで、受け口となるAPIを沢山つくっています。この開発が大きなポイントですね。 『PLiBOT』で繋がったAMRやエレベーター等が連携し、1階に置かれていた清掃ロボットが自動的にエレベーターに乗って2階を清掃し、また1階に戻るところを見ると感動しますね。 この『PLiBOT』の開発においては、ソフトウェアだけでなくハードウェアやセンサー、AI等、いろいろな要素をインテグレーションする必要があります。広範な知識や経験が求められますが、ゼネコンで建設機械の自動化や施工現場のロボティクス化に携わったことが非常に生きていると感じます。

今後のビジョンや目標について教えてください。

当社のミッションは「人とロボットが協働する持続可能な社会の実現」ですが、まさしく人とロボットが普通に共存する世界をつくりたいと思っています。人がいる空間で、ロボットが安全に動く環境をつくりたいですね。例えば、宅配便を玄関まで取りに行ったり、ごみをごみ置き場に捨てに行ったりするようなロボット。一方で、建物側がこうしたロボットとの共存に追い付いていない現状があります。そこで、親会社である大林組と共同して「ロボットと暮らせるマンション」を開発する等、BtoBだけでなくBtoBtoCの領域にもチャレンジしてみたいと思っています。

笹原さんの仕事観をお聞かせください。

何かを実現させたいという思いを持ち、それが実現できる職業に就き、達成に向けて取り組んでいくことです。「こうしたい!」という思いがある人は、放っておいても伸びるでしょう。その点で、趣味と同じようなものではないかと思います。

社員に対して、御社でどんな活躍をしてほしいかの思いをお聞かせください。

製造業の組み立てラインのロボットは日本が強いですが、AMR等は海外メーカーが強いのが現状です。そこで、グローバルな規模で技術を吸収する必要があり、当社は当初から海外メーカーと取引し、エンジニア同士でコミュニケーションを重ねてきています。このように当社ならば早くから海外のエンジニアとネットワークを構築し、刺激的で学べることが沢山あります。 その際には語学力が壁になることもありますが、最初は「翻訳サイト」を駆使しながらのメールのやり取りから始め、次第に馴染めると思います。ぜひ、当社でグローバルに渡り合えるエンジニアを目指してほしいです。 転職を考えているエンジニアの方は、ロボティクスの経験がなくても当社で取り組みたいとの熱い気持ちがあれば、共に切磋琢磨していけると思います。ぜひアクセスしてください!

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