株式会社ユニアース

株式会社ユニアースは「多くの人々にハピネスを提供する」ことを目指し、主にITソリューション事業を展開する。
アプリ開発、ウェブ制作、システム開発等、様々な制作・開発を行っているが、単なる開発会社ではない。
クライアントの課題に寄り添い、プランニングから制作・開発、保守・運用はもちろん、
プロモーションや分析・データマネジメント等のマーケティング領域までをワンストップで行い、成果を上げている会社だ。

創業は、スマートフォンが本格的に普及し始めた2011年。
ユニアースもスマートフォン用のアプリケーション開発からスタートした。
次第に、アプリ以外にも業務管理システムの構築やウェブサイトの構築、構築後の運用などへと事業が広がり、
現在の業種、会社規模を問わず、様々な事業課題を解決するITソリューションの会社になった。

これがユニアースの一面だが、実はもう一つの顔を持つ。
自社サービスとしてトラベル事業を手掛けているのだ。
主にインバウンド顧客向けに、観光や体験ツアーの予約ができるポータルサイト『DeepExperience』を開発・運営している。
他社のツアーの予約だけではなく、オリジナルのツアー商品も企画・開発しており、ITだけではない、リアルな観光業も営んでいる。

「企業理念にもあるハピネス。幸せや楽しさを提供できる事業は何かと考えたとき、旅行しているときは幸せだよねと、
その思いを起点に始めた事業です」
こう話すのは、代表の阪上氏だ。
折悪しく、スタートはコロナ禍に突入したタイミング。逆風だったが準備段階と捉え、その間に、例えば大阪観光局との協業を進めるなど、自粛期間だからこそできることに専念。
サービスメニューを充実させ、コロナ禍を終えた今、本格的に始動したところだ。

ただし、より機動的に取り組むために、既にトラベル事業は分社化。
今後はグループとして、トラベル事業とITソリューション事業のシナジーを出していく構想だ。
ユニアース自体はITソリューション事業に専念するが、例えばトラベル事業での協業先やクライアントに対する
ITによる課題解決の提案や、旅行業界への積極的な価値提供といった展開を狙う。
このようなシナジーも活かして、ユニアースはITソリューション事業の会社として、さらなる成長を目指す。

ユニアースの主力事業であるITソリューション事業は、業種、規模を問わず、クライアント企業のあらゆる課題を解決する。
「例えば店舗なら、お客様が来ない、売上が上がらないといった課題、店舗さんに限らず様々な会社で、問い合わせを増やしたい、
求職者の応募を増やしたいといった課題があります。
それらに対して、ウェブサイトを作り、サイトを活用したプロモーションを企画・実行し、ときにはインフルエンサーを活用したマーケティングを行う等、課題を解決するためのあらゆる施策を実行し、成果を上げます。
必ずしもITだけでなく、店舗ならチラシを作って集客することもあります」と阪上氏。

ITを軸にしつつ、あくまでもそれは手段に過ぎない。
課題に対して最適な手段でアプローチし、成果を上げるのがユニアースのやり方だ。
十数名の少数精鋭の部隊ながら、ディレクター、デザイナー、マーケッター、エンジニアと様々な職種のスペシャリストがそろい、
全てを自社で完結できる体制を整えている。
案件ごとにプロジェクトを組んで進める形で、常時、様々な案件が並行して進んでいる。

また、少数精鋭の会社ゆえに職種は積極的に越境する。
「一つの職種だけでなく、デザイナー兼ディレクター、ディレクター兼マーケッターと、兼任でやるケースが多いです。
色々な案件に携わることができ、さらに違う職種に興味があればチャレンジも。
もちろん一つの職種を極めても構いませんが、好奇心に応じて成長できる環境があり、成長も速いです」と山崎氏。
こうして一人ひとりの守備範囲は広がり、スキルが高まるため、会社全体の対応力が足し算ではなく掛け算で増幅していく。
同社に助けを求める会社が後を絶たない所以だ。

「業種、規模を問わず色々な会社から問い合わせを頂きます。
営業担当は一人もいないのですが、過去に課題解決をした会社からの紹介や新たな課題解決の依頼、同業のネットワークで、
当社なら対応できるのではと打診を受けることもあります」（山崎氏）。
なかにはびっくりするような大手企業の案件もある。
それらを誠実に、クオリティー高く取り組んできた。山崎氏は言う。「
良くも悪くも『業務』と捉えないのが当社です。困ったことがあれば手を差し伸べたいというスタンスで、
かつ必ずWin-Winであることを目指します。そうしないと社員が疲弊しますし、逆に当社だけがよい思いをするのも、
お客様のためにならないからお断わりします。するとプロジェクト終了後もよい関係が続き、新しい仕事にも繋がる。
これが当社の誇れる点だと思います」

打診や相談は絶えないが、現在は、社員の負荷を考慮しながら案件を選んでいる状況だ。
ただ、やはり無下に断るのは忍びない。
仲間を増やして体制を整え、より多くの期待に応えたい意向だ。
また、ITソリューション事業を本格的に拡大するにあたっては、現在の延長線上で案件を増やすことに加え、
別会社化したトラベル事業とのシナジーで、新たな領域を切り拓いていくことも視野に入れている。

「トラベル事業は主にインバウンド向けですが、そこで集客した海外の方たちに向けた、
例えばネットショップや各種マーケティングといった、様々な展開ができたらと考えています。
また、ホテルや観光関係の事業者の方々に対して、我々がITの部分で支援することも可能です。
特に我々が独自に開発したツアーは有名スポットではなく、よりコアな層を狙ったディープなところを組み込んでいます。
あまり知られていない地域ならではの料理、名産、名所、人の温かさを発信するもので、得てしてこのようなところはITの恩恵が行き届いていません。我々が支援できることは多いと思います」と山崎氏。

観光からさらに踏み込んで地方創生へ。集客や賑わいの創出等、コンサルティングから施策の実行まで、リアル×ITでできることは色々あるだろう。
大きな展望とそのための足がかりは既にある。これから仲間になる人たちも、自分の得意分野を活かして様々な挑戦ができそうだ。
「何らかの強みを持つ即戦力となる方に来てほしいです。その強みを軸に、さらに色々なスキルを身に付けられる環境です」
こう話す山崎氏自身も、Webディレクターとして入社したが、入社から3年が過ぎ、
今ではプロモーションや広告運用等、マーケティング領域も含めて、プロジェクトの最初から最後までを取り仕切っている。
ときにはさらなる成果を求めて、クライアントに提案営業もする。仕事の幅が広がるとともに視野も広がった。
「自分もそうでしたが、やりたいという気持ちがある人には、その環境を整え、後押ししてくれる会社です。
与えられた仕事をするのに飽きた人、もっと成長したい人にはとてもよいと思います」（山崎氏）。

仕事のやりがい、成長に加え、社内の雰囲気も良好だ。山崎氏は言う。
「何社か渡り歩きましたが、ここが一番人情味があります。
お客様のことをすごく思っているし、社員に対しても、どんな働き方をしたいか、
将来どうなりたいか、しっかり話を聞いてサポートしてくれます。社員同士もリスペクトし合っています」。
ユニアースで得られるものは多い。今の仕事に物足りない人、何かを成し遂げたい人は訪ねてみるとよいだろう。