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インタビュー画像VP of Engineering / 開発戦略本部長 岡澤 克暢氏

ご経歴をお聞かせください。

2003年に大学卒業後、大手SIerに入社し、エンジニアとして官公庁系の基幹システムやWebサービスの企画、開発、運用に携わりました。クラウドがまだない時代でアプリ開発の他にサーバーの仮想化等も手掛けましたし、並行してサービス提案にも関わるようになりました。 そうするうちにクラウドやスマホ(iPhone)が少しずつ利用されはじめ、これからはモバイル&クラウドだなと思い官公庁に提案するものの、時期尚早で受け入れてもらえなかったのです。そんな2009年に、KDDIが自社でクラウドサービスを提供開始するということを耳にしました。当時、国内でクラウドとモバイルの両方をやっている企業はほかになく、とても魅力を感じ転職することにしたのです。 しかしながら、入社後配属されたのはネットワーク系のソリューションプロダクト開発でした。とはいえ、そのおかげで前職時代の経験を合わせてネットワークの知識を深めることができ結果的にさまざまなレイヤーの技術を身につけることができました。 2年後に、シリコンバレーのスタートアップとサービスをつくる機会が巡ってきて、日本側のエンジニアのリーダーとして行き来することになります。プロダクトは、Android用のセキュリティアプリ。GAFAMあたりから独立した優秀なエンジニア、PdM達と、マウンテンビューのオフィスで3年ほどアジャイル開発に取り組み、非常に刺激を受けました。その後、Androidがアップグレードして当該機能が標準搭載されるようになると、エンジニア達は新たなスタートアップを立ち上げCEO /CTO等になっていきましたが、素晴らしい経験ができたと思っています。 その後、国内サービスの開発現場に戻りましたが、日本のウォーターフォール式の開発体制とスピード感が市場のスピード感と全く合わない状態になりました。そんな時に、Googleから、藤井彰人さんがクラウドサービス企画部長として入社してきたのです。藤井さんは、早速KDDIで「アジャイル開発をやろう」と言ってチームづくりを始め、そこに私も参画しました。その最初の数チームが母体となって2016年に社内に「アジャイル開発センター」が組織化され、2022年5月にスピンオフしてKDDIアジャイル開発センター(KAG)が設立されて、藤井さんが会長に就任しました。その間、私は一貫してそこでアジャイル開発やエンジニア組織開発、マネジメントを手掛け、現在はVPoEを務めているという経歴です。

御社を設立して、どういったことが実現できましたか?また、御社をどういう会社にしていこうと考えていますか?

立ち上げから10年間、アジャイルにこだわって活動を続けてきた結果、KDDI社内では当初、アジャイルに対して「?」という反応だったところから、今では当たり前に開発手法の選択肢として浸透している状態になっています。アジャイルのマインドはカルチャーとしても広がっていると感じますね。また、当社では毎年、KDDIやグループ各社の新人に対してアジャイル開発に特化した研修プログラムを受け持っていますが、「アジャイル開発についてはKAGに」という認知度も確立していると思います。 シリコンバレーあたりのエンジニアが世界で最優秀といったイメージがあるかもしれませんが、日本のエンジニアも決して負けていません。しかしながら、日本では制約がある環境が多いと感じます。我々は、そんなリミッターを外すことにチャレンジしてきたと自負しています。今後、日本のエンジニアやデザイナー、さまざまなメンバーが好きなフィールドで自由に活躍できる環境をつくっていきたいですね。パーパスに「一人一人が、本当に実現したい豊かな未来へ 自由に挑戦できる社会の実現」と掲げているのは、そんな思いの表れでもあります。

岡澤さんの仕事観をお聞かせください。

仕事は楽しむものとの思いがありますが、自分一人では限界があります。「早く行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいならみんなで行け」といった諺がありますが、「早く遠くに行きたい」とも思っています。サービスをつくるにしても、単体で実現することは難しくさまざまなサービス連携、メンバー連携、技術連携が必要になります。この連携などが高いスキルメンバーが心理的安全性のもと目的を共有してシェアードリーダーシップを持つことで実現できると考えています。このあたりはこれまでアジャイルな文化があるという背景につながるかもしれません。また、そんなチームでワクワクするような価値を提供できるものをつくりたい。そんな仕事を当社で成し遂げるプロフェッショナル集団をつくりたいと思っています。

社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいか、岡澤さんの想いをお聞かせください。

仕事はやらされるのではなく、やりたいこと、目的意識を持ってほしいですね。その点、当社のトップ以下、全員がアジャイル開発に関わってきた者として、ヒエラルキー的な感覚が希薄です。上からではなく横にいて、フォローしあう感覚があると思います。私自身にもそういった感覚が強くあります。 当社が手掛けるドメインは広く、技術的領域もスタックも非常に幅広いです。やりたいことは必ず見つかると思いますね。 求職者の方には、そんな環境で一緒に新しい技術を吸収しながら、一緒に人に使われるサービスをつくり、共に成長していきましょうと言いたいです。

オフタイムはどのような過ごし方をしていますか?

ファミリーファーストです。家族は妻および男の子が2人いて、一緒にサッカー、野球、スノーボードやマインクラフト等でプログラミング的なことやMaker Faireなどに一緒にいったりとこちらも楽しみながらいろいろな経験をする時間を大切にしています。 個人的には、毎年一つは新しいことにチャレンジしようと決めていて、2023年度はフルマラソンに同僚とチャレンジしています。昨年はショアジギングでした。自分の知っている範囲で過ごしているとどうしても知見や視野が狭くなってしまうのでそういった意味でも知の探索的なところは今後も楽しみながら進めていきたいですね。

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2022年にKDDIからスピンオフしたアジャイル特化のエンジニア会社です。数多くのエンジニアの皆さまに弊社のことを知って頂きたいので是非お気軽にご応募頂けると幸いです!
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