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インタビュー画像代表取締役CEO 森本 俊亨氏 日本最大最強の学生起業家集団といわれている起業サークル出身の若き事業家。創業以来、一貫してARコミュニケーションの発明にこだわり、次々と新しいユースケースを生み出している。時価総額1兆円企業を目指し、新たな仲間を求めている。趣味はカードゲーム。最近は「ONE PIECEカードゲーム」にハマっているとか。広島出身で、家族みんなでカープファン。今も月に一度は球場に足を運んでいる。

Graffity株式会社を立ち上げた経緯は?

私は慶應義塾大学在学中に起業しました。東京大学の起業サークルに在籍し、1年間サークルの代表も務めました。大学ではコンピュータサイエンスを専攻し、その中でも機械学習に興味を持っていました。学校で授業を受けつつ、独学でも勉強し、AI関連のベンチャーでインターンとして働きました。 当初はAIを使ったtoC向けの事業をしたいと考えていました。AI事業といえば、音声認識、自然言語処理、画像処理、時系列処理といったあたりが思い浮かびますが、どこにベットすれば時価総額1兆円の企業を生み出せるか考え、AIの画像処理という技術領域に着目し、画像処理を活かした「AR」を事業領域に選択し、当社を立ち上げました。 設立当初は、私一人の会社でした。知り合いのエンジェル投資家と週2回のペースで議論の場を設け、ARに関する新規事業の解像度を深めていきました。そしてたどり着いたのが「AR×コミュニケーション」というコンセプトでした。

ARゲームを開発した背景は?

AR時代の新しいコミュニケーションの形を作りたいと考えて、いくつかプロダクトを作るうちに、ARは目の前に展開するリアル空間を豊かにするツールであることに気が付きました。同時に「遊び」の重要性にも気付きました。遊びを通したコミュニケーションで、AR体験を広められる。ユースケースをどんどん発明して、ARコミュニケーションが当たり前の世界を作る。そこで、「リアルを遊べ」というミッションを新たに作って、AR×エンタメの領域にフォーカスして、ARコミュニケーションの発明を始めました。 ARゲームを提供していると、ゲーム会社だと思われがちですが、ゲームは手段でしかありません。本質はARによってリッチになったコミュニケーションです。ARエンタメDX事業と表現していますが、国内外のキャリアやデバイスの会社、あるいはIPを持っている会社とARエンタメのユースケースを作り、研究開発を進める事業を手掛けています。

Graffityが大切にしている三つのバリューについて教えてください。

便利さだけではなく、ARを使った遊びを通して、現実世界でリアルに人と人が繋がる10億人が使う現実を拡張したデジタルレイヤーをプラットフォームとして作るのが目標。当社はそのビジョンを実現するために「遊び」が重要と考えており「ARで、リアルを遊べ。」をミッションに掲げ、三つのバリューを大切にしています。 一つ目は「Head For Ambition」。助け合い高め合い「志」へ向かおう、という価値観です。ビジョン・ミッションに共感している人はみんな同志。助け合い高め合いながらミッションの実現を目指します。二つ目は「Brave Decision」。勇気ある決断をしよう。当社はARという前例の少ない業界で事業を展開するスタートアップ。前例のない挑戦には勇気が必要です。勇気ある決断を繰り返すことでイノベーションは生まれます。失敗は成功の一歩。勇気ある意思決定を推奨します。三つ目は「Blend Tech In Life」。日常に溶け込む技術を提供しよう。当社はTechカンパニーでもありプロダクトを作る会社でもあります。技術とユーザー理解のバランスを大事にしています。四半期に一度、社内ハッカソンを開催して、新しいデバイスや開発ツールを活用したユースケースの開発を実施しています。

仕事をする上で大切にしていることは?

一貫性と諦めないことを大切にしております。一つ目の一貫性は、個人的に自分の人生の中で非常に大切なテーマ。そして、人類に対して貢献したいというのが、私のブレない信念。Appleの昔のCMで「Think Different」というキャンペーンに鳥肌が立つぐらいの感動を覚え、人類の歴史に名を残す偉人になりたいと夢を描きました。スティーブ・ジョブズがいたから、人類は洗練されたデザインのスマホを持てるようになったし、アインシュタインがいたから物理学と文明は進歩を加速させました。私もARコミュニケーションという一貫性を持って、過去の偉人達と同じように大きな仕事を成し遂げたいと考えています。 もう一つの「諦めない」も同じことです。諦めずに初志貫徹する。ベンチャーは諦めたら、そこで終わりです。だから、諦めないメンタルを鍛えて、困難が訪れてもそれを乗り越えてビジョンを実現します。たった一人で事業を始めて、七人まで増えた仲間が半減したこともありました。けれども、私は諦めません。ARコミュニケーションで社会を豊かにし、人類に貢献したと認められるまで、私は歩み続けます。

SNSで人材をスカウトしているのですか?

私達がチャレンジしているのは、ARコミュニケーションのユースケースの発明という、全く新しい領域。本当に共感してくれる人を採用したいと考えており、SNSでARに関する発信をしていた人にDMで声をかけてランチに誘って話をして、お互いに当社のビジョン・ミッションに共感してくれる人には、仕事を手伝ってほしいと声をかけていました。 SNSを見れば、その人がどんなことに興味を持っているか分かります。それに、積極的に発信する人材だと、一緒に仕事をする中で適切なコミュニケーションを得られるかなと考えています。ARに興味ある人に、ARの仕事をしませんか?と声をかけるのが、最短ルートだと思います。カジュアル面談も私が担当しています。とにかく、ARコミュニケーションに関する当社の思いを聞いて、あなたのARについての興味を聞かせてください。そして、価値観や興味・関心がマッチすれば、ぜひ一緒に新しいARコミュニケーションを発明しましょう!

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