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株式会社おてつたび

  • IT/Web・通信・インターネット系
  • サービス系

自治体や教育機関、大手企業との連携が急増!地方活性、人手不足等の社会課題を解決する画期的なプラットフォーム

自社サービス製品あり
カジュアル面談歓迎

企業について

スポットワーク(お手伝い)とトラベル(旅)を掛け合わせたプラットフォーム『おてつたび』。日本各地の季節的・短期的な人手不足で困っている農家さんや宿泊施設等と、地域に興味がある人たちをウェブ上でマッチングし、地方に足を運ぶ機会を提供している注目のサービスだ。

特徴は大きく2つ。お手伝いをするとアルバイト代が出るため、地域に足を運ぶ際の旅費が賄える。特に若年層はその場所に興味を持っても費用面がボトルネックになることが多いが、そこを軽減することが可能だ。

そしてもう1つが、有名観光地ではないような「どこそこ」といわれてしまう地域にも、「お手伝いをしに行く」という新しい目的をつくることで、人が訪れる仕掛けを作ることができる。その地域の方々に地元の良さを教えてもらうことを通じて、「自分だけの特別な経験」ができるわけだ。

「地域の方々を通じてその地域のことが好きになるのだと私は信じているのです。人との出会いは旅の体験価値を上げるからこそ、お手伝いを通じてその地域の方々と関係性をつくり、何度もそこに足を運ぶような“地域のファン(関係人口)”を創出できると思ったのが、『おてつたび』が生まれたきっかけなのです」

と話すのは、代表取締役CEOの永岡里菜氏。

サービスの仕組みはいたってシンプル。人手を求める地域の方が、お手伝い内容や報酬、期間をプラットフォームに記載し、募集を出す。その募集に興味を持った人が申し込み、マッチングが成立したらチャットでのやり取りを経て、実際にお手伝いに行く。

『おてつたび』の画期的なところは、プラットフォーム内で労働契約や労務管理の手続きが全てDX化されていること。募集ページを出したら自動で労働条件通知書が生成され、お手伝いした時間がプラットフォーム内で管理でき、さらには国の指定に合ったかたちで簡単に源泉徴収票の作成もできる。

「だから募集する地域の方も、『おてつたび』に参加する方も、煩わしい手続きが不要。お手伝いに集中してもらえる仕組みになっています」(永岡氏)。

『おてつたび』のユーザー数は約4.3万人で、受け入れ先は47都道府県で約1,100箇所(2023年8月時点)。売上規模は前年比で500%を超えており、今後もさらなる伸びが期待されている。

18歳以上なら誰でも参加でき、ユーザーの約6割が大学生を中心とする20代のいわゆるZ世代。最近はそれ以外の世代にも広がり始めており、アクティブシニアや会社員、転職活動中の人等、様々だ。

「定年後に社会との繋がりを求めて参加していただいた方から、おてつたびが生きがいになっていると言っていただけた時は嬉しかったですね。会社員の場合は長期休みやボランティア休暇などを活用して参加していただくことも多いです。次の人生の選択肢を広げるために、移住先の検討も含めて活用していただくケースもあります」(永岡氏)。

同社が目指すのは、『おてつたび』を「100年続く地域を支える未来のインフラ」にすることだ。それによって「どこそこ」といわれてしまう地域にファンができる世界を目指していく。

「参加していただいた後もその地域のものを買い続けたり、おてつたび先で結婚式をあげたり、そのまま移住される人も増えていて、私たちが思っている以上に地域と深い関わりをつくっている方が出始めているのです。著名な観光名所に行くのが旅行なのであれば、“どこそこに行くのがおてつたび”といわれるくらい一般的なものにしたいですし、“この休みはおてつたびに行く”などと普通に会話に出てくるような世界を実現したいですね」(永岡氏)。

最近は、教育機関が『おてつたび』に熱い視線を送っている。『おてつたび』を利用すれば単位が出るなど、フィールドワーク学習の一環として利用されるケースが出始めている。この連携は今後も増えていきそうだ。

当然、地域創生に力を入れる国の政策も同社を後押しする。自治体や大手企業等との連携や実証実験が急激に増えており、時代が求めるサービスとして注目度が上がり始めた。

「地域活性や人手不足といった文脈には、いろいろな課題が複雑に絡み合いすぎていて、一人や一社で何かできるレベルを超えていると感じます。自分たちだけで全部をやろうとせず、いろんな方々と協力・連携することで、日本や次世代にとって何が必要なのかを考えていきたいですし、今後もいろいろな取り組みを進めていきたいですね」(永岡氏)。

社会的意義が高いがゆえにサービス内容の部分ばかり注目されがちな『おてつたび』だが、永岡氏は「テクノロジーがあるからこそ、『おてつたび』は成り立っている」と力を込める。

「よく言っていただくのが、『おてつたび』は新しいようで古き良きサービスだよねということです。昔は人手が足りない時に、知り合いや常連さんの家族が手伝いに来てくれたりしたそうですが、その感覚とすごく似ているのだそうです。今は良いも悪いとインターネットが発達した事もあり、昔のような地縁や人との繋がりをベースとした関わりは減っているとのことです。今の新しいテクノロジーを活用することによって“古き良き人の繋がり”を復活させたのが『おてつたび』なのかな、と思っているのです」(永岡氏)。

そんな同社でエンジニアとして働く面白さについて、エンジニアチームを取りまとめる川尻智樹氏は次のように語る。

「マッチングプラットフォームである以上、その精度を上げていくことは大事なポイントです。どういう技術を選択していくかや、個々のエンジニアのスキルが問われていくのは間違いなく、そのためにいろいろなチャレンジができるのはこの仕事のやりがいであり醍醐味だと考えています。また、勤怠登録といった労務管理周りの仕組みづくりなど、プラットフォームにはあらゆる分野の機能が搭載されています。それらを包括して開発できるのは面白いですし、スキルアップにも繋がると思います」

UI/UXだけでなくサーバー・インフラ周りなど、自社サービスのあらゆる部分の設計・開発・保守・運用に携われるのも魅力の1つだろう。

「まだまだ発展途上のサービス。土台はできているので、そこをスケールしていくところにも関われます。インフラとなるサービスを目指す以上、100万人のユーザーが来た時に耐えられるものにするにはどうするか、大きなトラフィックをどう捌くかなど、いろいろなチャレンジができると思います」(川尻氏)。

基本的にはビジネスサイドと話し合いながら、ユーザーや受け入れ先、事業者等から寄せられた声も参考に、泥臭くコツコツとプロダクトを作っていく。開発のための技術選定はエンジニアに任されており、今後はAIや強調フィルタリング等の新しい技術にも積極的に目を向けていく考えだという。

「目の前の人が求めているプロダクトを作り、エンジニアもその反応をすぐに受け取ることができます。サービスを良いものにするために改善を続ける仕事なので、誰のために何を頑張っているのかがわかりやすく、モチベーションも保ちやすいです。将来的にたくさんの人に使っていただくサービスになるので、そこに自分も関わったと胸を張れる仕事ができるはずですよ」(川尻氏)。

可能性に溢れた『おてつたび』だが、現在社員は10名ほど。「だからこそ、一人ひとりが裁量を持ってやりたいことにチャレンジできる環境です」と永岡氏は話す。

総額1億円以上の資金調達も終わっており、100年続く地域を支える未来のインフラになるべく、これからも加速していく予定だ。「2040年には約1800ある自治体のうち896がなくなると言われています。急がなければ日本各地の魅力を次世代に残すことが難しいと考え、スタートアップとしてスピード感を持って展開していく事を使命として感じています。これから日本が観光立国を目指す以上、都市部以外の地域の魅力も残していく事が、海外の方から見た時の価値にも繋がると考えています」(永岡氏)。

同社が求める人材は、「愚直に、誠実であれ」「愛を持って接する人であれ」「前向きであれ」「行動家であれ」「理想家であれ
」「社会起点であれ」という6つのバリューに共感できる人だ。

「その上で、ベクトルが自分ではなく“コト”に向かっている人であってほしいです。これはうちで活躍してくれているメンバーにも共通している部分なのですが、自分の意見に固執し過ぎるのではなく、地域やユーザーにとって必要なものが何なのかをフラットに議論できることを重要視します。付け加えるなら、プロフェッショナル意識ですね。自分が届けている価値や仕事に対して誇りや責任を持てる人。仕事を自分ごと化できる人と一緒に働きたいですね」(永岡氏)。

それぞれのパフォーマンスがもっとも発揮できる働き方を自分で選んでもらいたいと考えており、フレックスを導入。コミュニケーションは重視するため、オフィスに集まるのが基本となるが、それぞれの事情に合わせて柔軟に対応する。

地域との繋がりを体感する目的で、月に一回、おてつたび先の農家さんのものを取り寄せてご飯を食べるランチ会を開催。また、地域にお金を落とすのと、地域の魅力を社内メンバーにも知ってもらうために、出張時の社内用のお土産代は会社が補助。そういった同社ならではの制度や仕組みも充実している。

「『おてつたび』というサービスはまだまだファーストステップの段階。地域への入り口をつくった後に、地域と繋がり続けられるよう、これからもいろいろな仕掛けを考えていきたいと思っています。日本の人口が減っていく中、一人が何役にもなって地域を支えられるような仕組みを整えていきたいですし、そのためにできること・やりたいことはまだまだいっぱいあります。そこに楽しみを見出していただける方にジョインしてもらえたら嬉しいです」(永岡氏)。 

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インタビュー

株式会社おてつたびのインタビュー写真
代表取締役CEO 永岡 里菜氏

── 『おてつたび』はどうやって生まれたのですか?

私が生まれたのは三重県尾鷲市(おわせし)というところで、東京からだと車でも電車でも6時間くらいかかる漁業と林業の町です。著名な観光名所はないため、観光ではなかなか人に来てもらえない場所です。また、他の地域と同様に少子高齢化や過疎化等のいろいろな課題も抱えています。

では、そのような地域が無くなっても良いのかというと、もう少し違う選択肢があっても良いと感じています。日本全体が観光立国を推進する中、都市ではない地域の魅力が残っていくことは次世代にとってとても大事だと考えたときに、何かできる事は必ずあると思ったのです。

尾鷲のような「どこそこ」と言... 続きを読む

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企業情報

会社名

株式会社おてつたび

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

サービス系 > 飲食・旅行・レジャー・アミューズメント

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、自社サービス製品あり
資本金

70,286,500円

設立年月

2018年07月

代表者氏名

永岡 里菜

事業内容

地域を訪れたい人と人手不足などで困っている地域を「手伝い」×「旅」でマッチングするサービス『おてつたび』の運営。

株式公開(証券取引所)

従業員数

10人

本社住所

東京都渋谷区代々木3丁目31−12

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株式会社おてつたび
代表取締役 永岡 里菜
日本各地にある本当にいい人、いいもの、良い地域がしっかり評価される世界を創りたいと思い、おてつたびを創業しました。地域が100年続くインフラを一緒に作りましょう!
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