まず、現在の立場やお仕事内容について教えてください
システム開発一部の部長として部のロードマップを作成し進めたり、プロジェクト管理やシステムトラブルの管理、新規サービスのシステム検討、社員の採用・教育のプランニングなどです。 システム開発一部は、社内の証券基幹システム『GALAXY』の開発、保守を行っている部署で、二つのグループに分かれています。一つ目が要件定義等のPMから保守まで務める第一プロダクトグループ。二つ目は、『GALAXY』の開発工程を担う内製開発グループ。私と副部長でその両方のマネジメントを進めています。 メンバーは二つのグループを合わせて総勢60名ほど。人数が多い分、マネジメントをしっかり行うことが大事です。各グループには、グループ長、副グループ長、チームリーダの体制をとっており、一人ひとりの仕事の負担をきちんと把握するようにしており、なるべく仕事の負担がよらないようにしています。
メンバーも大勢で大変そうですが、西村様にとってお仕事のやりがいは?
エンドユーザーの声をしっかりと聞きながらシステムを扱えることですね。 私の前職のようなシステムベンダーでは、どうしてもエンドユーザーからの意見が届きにくいもの。しかしマネックス証券は、事業会社です。コンタクトセンターから届くユーザーの生の声をプロダクト改善に大きく繋げることができるのです。ついついSNS等のクチコミもチェックしてしまいますし、通勤電車の中で当社の証券アプリを利用している方を見かけて嬉しくなることがあります。 自分たちの作り上げたシステムが、どのように人々の役に立っているか知れる――。これは私にとって大きな励みですね。システムは、使われてナンボの世界ですから。 会社としても、“ユーザーファースト”のプロダクト開発を重視しています。多数のプロジェクトが走っていてスケジュールもタイトですが、“ユーザーファースト”で質は必ず担保・向上させなければなりません。その分、プロジェクト管理は部長として大切な役割です。
ともにシステムを作っているメンバーに、どのような評価をお持ちですか?
まずは高く評価していることについて。先ほど申し上げたように、タイトなスケジュールの中でも、クオリティの高いシステム作りを全うしているメンバーが多いです。特に最近は新NISA制度への対応等、大きな改革プロジェクトが続いています。ミッションを非常に前向きに捉えて、自分の力を発揮してくれるメンバーには感謝していますね。スピード感とクオリティを両立できているのは彼らのおかげです。 一方で、これから期待していることとして、まだまだメンバーはレベルアップできると考えています。というのも、それぞれが自分の担当フェーズを頑張る分、得意分野と不得意分野が分かれている印象があります。よく言えばスペシャリストが多いということですが、ナレッジをしっかりと共有し自社開発としてのしっかりした基盤を固めていきたいですね。
部の未来を思っての期待ですね。部長として心がけていることはありますか?
もっとも大切にしていることは、メンバーとの対話です。 社内ではリモートワークを実施しております。その分、対面でのコミュニケーションが減ってしまうことは大きな懸念点でしたね。例えば、業務の負担が大きいメンバーがいるとします。その人にチャットで様子を聞いても、文字だけで感じ取るのは難しくて。まだまだいけるという意味で素直に「大丈夫です」と書いているか、つらいけれど甘えられない……と遠慮して「大丈夫です」と書いているか、分からないのです。 そのため、オンライン会議の際や対面で会ったときは、しっかりと顔を見合わせて会話しています。フランクに話しながら、一人ひとりの表情を感じ取るように意識。メンバーにとっても、顔を見たほうが正直な気持ちを打ち明けやすいようです。 また社内でも定期的に、部内のシャッフルランチを実施。こういった機会に、会社や部署として目指すものも共有するようにしていますね。
最後に、応募者へのメッセージをお願いします
先ほどお話しした通りコミュニケーションが活発なことはもちろん、チャレンジの機会も多く、自分のアイデアが実現しやすい会社です。例えば、近年開催している社内アイデアソン。「基幹システムにこんな機能を導入したい」といったメンバーの声を募るイベントです。実際にここから具現化したプロジェクトもあります。こういった組織作りにも積極的な人と一緒に仕事したいですね。 また証券を扱う会社として、“お金”への関心も重要かと思います。特に日本ではまだまだお金の話をシビアなものだと敬遠しがちです。誰かの資産形成をサポートし、その先の人生をも支えられる当社での仕事は、非常に誇り高いものではないでしょうか。 はじめから証券の知識に自信がなくても大丈夫です。「証券って面白そうだな」「エンジニア経験を活かして新しいことに挑戦したい」という思いがあれば大歓迎。 ぜひ私たちとともに、誰かの人生を支えるプロダクトを作りましょう。