まずはご挨拶をお願いします。
みなさん、はじめまして、代表の佐藤です。 この度はCOMPASSに興味を持っていただいてありがとうございます。 COMPASSが向き合っている公教育の世界は、社会がどんどん変化しているにも関わらず、これまで長い間なかなか新しい変化が起こることがなかった領域でした。それが2018年に僕らが行った千代田区立麹町中学校での実証事業が、きっかけの一つとなって、今では子供たちが学校で一人一台のタブレット端末を使って勉強することが日常になりつつあります。 そして、その端末を使って今まさに100万人の子供たちが毎日キュビナで勉強しているんです。その光景を思い浮かべると、とてもワクワクしてきませんか。 変えることがとても難しいと言われていた公教育の世界を、自分たちの力で変えることができた、これが僕たちの“未来は自らの力で創れるもの”なんだという原体験となって、COMPASSが掲げる“子どもたちの「未来を創る力」を育む”という目標につながっています。 ぜひ、“未来は自らの力で創れるもの”なんだということを一緒に体験しませんか? みなさんと一緒に働けることを楽しみにしてます。
御社の設立の経緯と、代表が交代したいきさつを教えてください。
当社の創業者は神野元基という者で、2010年にシリコンバレーで起業した際に、AIが人間の能力を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)の概念に触れました。シンギュラリティに向かう時代に生きる子どもたちに、深刻な失業問題が発生する危惧を伝えなくてはならない、そしてそれを生き抜く力を身に付けさせなければならない。 そう考えた神野は帰国して小さな学習塾を開き、そのことを伝えようとしました。しかし痛感したのは、求められる「学校の成績を上げるための学習」に時間を取られてしまうことでした。 そこで時間の余裕を作ろうと、独自に考え出した個別最適な学習方法を試したところ、短期間で生徒達の成績が伸びた。この手法をシステム化すればさらに学習効率が上げられると確信し、紆余曲折はありながらも、今日までキュビナの開発に力を注ぎ、今に至ります。 現在では全国の170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用し、累計解答数は25億問を突破するなど、授業や自主学習・家庭学習など学校を中心とした幅広い学習の場面でご活用いただいています。 GIGAスクール構想により公教育へ1人1台端末環境が整備され、さまざまなデジタルサービスが導入される一方で、当社は、それらが日常的に使われ、子どもたちが真に恩恵を受けるものであるべきと考えています。 そのためには、キュビナのサービスを一層学校現場に向けて拡充していくとともに、これまで個々に独立していた教材やサービスの垣根を越えた連携による「子どもたちを中心としたシームレスで個別最適な新しい学びの環境を創出すること」を当社の次なるステージとして捉えており、このたび経営体制を変更するに至りました。
御社のサービスによってどのような未来を実現させたいと思い描いているのでしょうか。
COMPASSは創業以来、子どもたちの「未来を生き抜く力」を育むことを目標として、キュビナを中心にさまざまなサービスを提供してきました。創業から10年が経過した今、生成AIの登場により、私たちを取り巻く世界は当時考えていたスピードをはるかに超えて大きく変化し、未来は本当に誰も予測できないものになっています。そんな“今”、代表就任にあたって改めて「未来を生き抜く力」という言葉に向き合ったとき、子どもたちの無限の可能性に対して、急激に変化する環境にもどうにか適応していくんだ、と少し窮屈な印象を持ちました。 確かに未来は誰にも予測できないかもしれません。だからといって、その未来が来るのを待っていればよいのでしょうか。未来は予測するものでも、ただ待つものでもなく、自らの力で創り得るものではないでしょうか。 そうした想いからこのタイミングで、COMPASSは子どもたちの「未来を生き抜く力」を育むことから、子どもたちの「未来を創る力」を育むことを新たな目標とすることとしました。 こんなことを子どもたちに話したら、「未来は創れるもの?そんなことわかってるよ、そのつもりだよ」と頼もしく言ってくれそうですが、子どもたちの「未来を創る力」を育むことに少しでも貢献していけたらと思います。 COMPASSは、子どもたちの「未来を創る力」を育む“新しい学びの環境を創り出す”ことに全力で取り組んでいきます。
エンジニアで多い志望理由は何でしょうか?またエンジニアが御社で働くやりがいは何だと思われますか?
次に技術の生かし先を考えた時、誕生した子どもに誇れる仕事をしたいとか、子どもが小学校に上がったのを機に教育に関心が湧いて教育を良くする仕事をしたいといった理由で、転職してきたメンバーが多くいます。 あとは技術スタックへの関心ですね。当社が対応するScalaを書きたいとか、Next.js+TypeScriptといったモダンな技術を採用しているから、という方もいらっしゃいます。 また教育ICT化のドメインはやったことがないけれど、教育は皆さんが通ってきているもので、そこで新しいことをやってみたいと来られる方もいます。 やりがいとしては、100万超えのユーザーを抱える公共インフラ化したハイトラフィックなサービスを経験できることが一つ。バックエンドやインフラのエンジニアは、大規模なデータを扱うところへ行きたいというモチベーションを持つ方も多い。『キュビナ』はそういった方々が興味を持つ、大規模なサービスになり始めていると思います。 一方で現場にはまだまだ課題が沢山あり、一つひとつ解決していかなければならない状況です。新しい方々には、自ら課題を発見・解決して、オーナーシップを持って業務に取り組んでほしいと期待しています。
働きやすい環境のために代表が大事にしていることは何でしょうか。 そして最後にGreenユーザーへのメッセージをお願いいたします。
オープンな社風を大事にしています。ほぼ全ての会議の議事録を公開していて、誰でも自由に閲覧できる透明性の高さがあります。コミュニケーションの面では、経営層に対して誰もがフラットに意見を言える雰囲気づくりを心掛けています。 また当社のカルチャーの中には「フレキシビリティ」があり、組織を変えたり異動したりがよく発生します。そうした時に重要なのは、納得感の醸成だと思っているので、背景の説明であったり、現状起こっていることであったり、現在の取り組みを行うに至った経緯であったりをしっかり伝えるようにしています。 当社は「自分たちが中心となり、教育業界をリードして変えていくんだと」いうモチベーションを持って、取り組んでいる数少ない会社です。日本の教育が変わる瞬間を一緒に見届けませんか?皆さまにお会いできることを楽しみにしています!