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株式会社IHIエスキューブ

  • IT/Web・通信・インターネット系

ホワイト500に認定された働き心地!日本を代表する企業「IHI」を支える情報子会社

グローバルに活動
残業少なめ
カジュアル面談歓迎

企業について

株式会社IHIエスキューブは、航空エンジンや発電プラントなど、さまざまなものづくりをグローバルに展開するIHIグループの情報子会社。ものづくりの現場で鍛えられた総合的な最新のICT技術で、IHIグループのビジネスを支えている。

IHIグループは言わずと知れた日本の重工業業界を代表する企業。1853年創設の「石川島造船所」を起源とする170年の歴史を持つ。造船で培った技術をもとに陸上機械、橋梁、プラント、航空エンジンなどに事業を拡大し、日本の近代化に大きく貢献。現在のIHIグループは、「資源・エネルギー・環境」「社会基盤・海洋」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4つの事業分野を中心にグローバル展開する総合重工業グループである。

「IHIエスキューブは、IHIグループ唯一の情報子会社として、グループ全体の情報通信技術を一手に担っています。グループ内SIerである当社のクライアントはIHIグループ全体に渡り、グループ各社の事業と経営を最新のICTサービスやソリューションで支えています。スクラッチのアプリケーション開発からインフラ基盤・ネットワーク・セキュリティシステムの構築、有線/無線LAN工事・PBX構築など電気通信工事まで広範にサポート。本社がある豊洲IHIビルにてデータセンターも運営しています」(代表取締役社長・加藤 格)

IHIエスキューブの情報子会社としての歴史も長く、源流を遡れば1968年創業のホストコンピュータのオペレーションのアウトソーシング。常にIHIグループのビジネスをICT技術で支えてきた。そして、その流れは社会のデジタル化に合わせて加速している。

「2023年度は、IHIグループのIT投資総額が前年比1.5倍になりました。IHIグループが競争力を強化するためにデジタルの力を積極的に活用する経営方針が打ち出されています。グループ各社のDX推進も加速させ、それに伴って当社も受注の増加が予測されています。IHIグループは重工会社ですからモノづくりを土台に成長してきました。しかし、今後は製品単体ではなくてバリューチェーンや保守メンテナンスなども含めた総合ソリューションを提供する企業に進化しようとしています。そうなると、IHIエスキューブの役割は変わり、グループ内でのニーズの高まりも予想されます」(加藤氏)

モノづくり企業であるIHIグループは技術力を大切にしてきた。その姿勢は情報子会社であるIHIエスキューブにも受け継がれており、国家資格や民間資格、ベンダー資格などの所有者は述べ約800人。2017年3月から2年間かけて「CMMIレベル3」の各部門で取得した。

CMMIとは,米カーネギーメロン大学ソフトウエア工学研究所(SEI)が開発したソフト開発の能力成熟度を測定する品質管理基準。開発プロセスを「改善していないレベル1」から「管理が最も行き届いている最高位のレベル5」まで5段階に分かれている。レベル3は各プロセスが標準化されている状態。標準プロセスのマニュアル化やスタッフの熟練度の向上が進み、属人化解消や生産性向上も期待でき、スムーズに作業を進められる状態を示す。

「総合ICT企業であるIHIエスキューブでは、IoT、AR/MR、AI/データ分析、5Gなどものづくりからインフラにいたる全分野の最先端技術に挑戦できます。それぞれの業務で必要となる実務経験や保有資格に関する基準を明確に定め、認定・評価できる仕組み『Scube Certified Professional(SCP)認定制度』を設け、より専門分野を追求することができる『技術系基幹職』という職位を設置。技術を伸ばし続けたい社員の道も用意しました」(加藤氏)

IHIエスキューブでは2017年から5年間、ボトムアップ型小集団品質改善活動(QV活動)を通して、業務の品質向上はもちろん、社員のスキルアップ、コミュニケーション&チーム力の強化、働き甲斐やモチベーションアップを図ってきた。そして2022年、QV活動を通して見えてきたIHIエスキューブの価値観を「コアバリュー」として言語化。社員全員で共有した。

QV活動は、約7人で1チームを編成。開発チームなら「テスト時間の削減」、運用チームなら「問合せ対応時間の短縮」など各チームがテーマを設定して、現場の一人ひとりがアイデアを出し、進める、全員が主役の活動であった。

「QV活動をもとにコアバリューを言語化したことで、IHIエスキューブの根底を流れる行動規範『(1)基本は人(2)チャレンジ(3)スピード(4)感謝』を再確認できました。ボトムアップ型の活動であったことから、若い社員たちもIHIエスキューブの価値観を深く理解するきっかけになったと思います。今後は、QV活動という特別な活動がなくても、全社員が自然な形で改善に取り組む職場風土、企業文化の熟成を目指します」(加藤氏)

IHIグループの一員という背景も手伝って、IHIエスキューブは社員の働き心地や働き甲斐も積極的に整備してきた。2015年には健康経営宣言を行い、心身の健康管理や快適職場づくりの活動を「グッドコンディション活動」として体系化。推進体制を構築し、個人と組織の健康管理活動に取り組んできた。2023年も7年連続となる「健康経営優良法人2023」および「ホワイト500」に認定されている。

業務の内容に合わせ、在宅勤務・出勤を選択可能とした上で、第三の職場としてサテライトオフィスも利用できる。フレックス制度を導入しているので、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた働き方を実現できる。

「社員一人ひとりの幸せを考え、心身の健康を養える制度を整え、成長実感や働き甲斐を感じられる職場づくりを目指したさまざまな活動に取り組んでいます。社員一人ひとりが自分らしく働き、ウェルビーイングの実現を目指しています」(加藤氏)

法令に基づき、時間外労働健康障害防止対策を実施。毎月安全衛生委員会にて長時間労働者を確認して、必要時に健康チェックを行っている。また、適正労働時間管理や悠々連休(年次休暇2日以上を取得して設定する連続4日以上の休暇)の取得および定時退場日の促進など、ワークライフバランスの実現にも努めている。

目標管理制度の中に「健康管理目標(グッドコンディション目標)」を導入し、上司と共有しながら、従業員一人ひとりが「生活習慣1人1改善」に取り組んでいる。さらに、健康と働き方の工夫を意識した職場環境づくりの一環で、ワークサイズ設備を本社事業所に導入。立ち会議スペースやストレッチポイント、歩幅チェック通路を各フロアへ設置した。

「2021年度からウェルビーイング活動を始めました。全社から21名が参加する『全社ウェルビーイングQVチーム:幸せ実現隊』が発足。会社からの指示だけではなく、現場からもウェルビーイングの活動を広げる取り組みが進んでいます。全社ウェルビーイングQVチームのテーマ発表会をオンラインで開催し、昨年度は『働き甲斐』『メリハリ』『運動推進』『休息・リフレッシュ』の各テーマで探究活動として、全社展開を目指しました」(加藤氏)

暮らしや将来設計を支援する福利厚生制度や妊娠・出産・育児等にかんする支援・制度、そしてワークライフバランス実現のための制度や取り組みは、プライム上場企業水準の充実度。IHIグループを陰で支える情報子会社は、やりがいや働き甲斐があって、働き心地が抜群で安心してライフプランを築ける“安定企業”である点も大きな魅力だといえる。

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インタビュー

株式会社IHIエスキューブのインタビュー写真
代表取締役社長 加藤 格 IHIグループ一筋32年の経営者。 IHIグループの基幹システムや国際宇宙ステーションの技術管理情報システムなど, 数々の重要なプロジェクトでマネジメントや開発のリーダーを担ってきた。 「スマートワーク推進部」では,IHIグループの働き方改革にもチャレンジ。 2023年4月,IHIエスキューブ代表取締役社長に就任。

── IHIグループではどんなキャリアを歩みましたか?

慶應義塾大学理工学部管理工学科を卒業後, 新卒で石川島播磨重工業株式会社(現在のIHI)に入社しました。情報システム部に配属となり,約7年間,主に製造現場のシステム開発に携わりました。
その後,宇宙開発事業団(現在のJAXA)に出向となり,筑波宇宙センターの宇宙環境利用推進部という部署で国際宇宙ステーション「きぼう」の開発プロジェクトで技術情報を管理するシステムを担当しました。
余談ですが,宇宙飛行士が所属する部門と同じフロアで働いていて,その中でも野口聡一さんは,IHIの同期でもあります。昨年度IHIのエグゼクティブアドバイザー就任された際に... 続きを読む

企業情報

会社名

株式会社IHIエスキューブ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ITコンサルティング

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

企業の特徴
カジュアル面談歓迎、グローバルに活動、残業少なめ
資本金

2億6千万円

売上(3年分)

20223233億円

20213204億円

20203186億円

設立年月

2003年04月

代表者氏名

代表取締役社長 加藤 格

事業内容

・情報通信技術,メカトロニクス技術を中心とするシステムに関するコンサルティングおよびエンジニアリング
・前号に付帯または関連するソフトウェアおよびハードウェアの開発,設計,製造,据付,売買,賃貸借,修理,保守,輸出入
・情報処理サービス,情報通信サービス,および情報提供サービス
・通信ネットワークおよびデータセンターの運営
・前各号に付帯または関連するシステムの運用管理
・前各号に関する教育訓練、出版、および技術支援
・ファクトリー・オートメーションに関する各種機器および設備の開発,設計,製造,据付,売買,賃貸借,修理,保守
・電気通信工事、電気工事、および機械器具設置工事
・広告宣伝に関する企画ならびに制作、広告代理業
・前各号に付帯または関連する事業

株式公開(証券取引所)

非上場

主要株主

株式会社IHI 株式会社IHIビジネスサポート

従業員数

517人

平均年齢

45.3歳

本社住所

東京都江東区豊洲三丁目1-1

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