ご略歴をお教えください。
2011年に大学卒業後、1年ほどのフリーター生活を経て、アルバイトとしてWeb制作会社に入社し、興味があったエンジニアリングの仕事を始めます。すると、半年後に正社員に登用してもらいました。その後1年ほど勤めた後、別のWeb制作会社に転職しましたが、そこに当社代表の本田がディレクターとして在籍していました。その会社では8年ほどエンジニアとして働きましたが、会社が独自のCMSツールを開発して自社サービスにシフトしていったのです。私としては受託制作が好きだったので次の会社を探そうと思っていたところ、先に退職してトルクを設立していた本田から声をかけてもらい、入社を決めました。 トルクには前職時代の同僚だったアートディレクターの阪口卓也もジョインしていました。前職時代に本田と阪口と組んで3人で仕事をする機会が多くあったので、仕事がやりやすく進め方も分かっている分、トルクでならよい仕事ができそうだと感じたことが入社の決め手になりました。
御社の特色である「アクセシビリティ」と「先端技術」は堀江さんが主導されているそうですが、それらに関するお考えをお聞かせください。
世の中にはアクセシビリティについて何も考えていないサイトが圧倒的に多く、なかなか顧みられていない現状がありますが、できる限り多くの人に見てもらえるよいサイトをつくるためにはアクセシビリティや先端技術を取り入れるべきではないか、という思いがあってのことです。 先端技術に関しては、技術的変化が激しい世界にあって、なるべく取り入れていかないと数年で遅れ、陳腐化してしまうからです。もちろん、レガシーな技術が悪いわけではないのですが、新しい技術に対応できることで取り組める案件の幅が広がるメリットは大きいと思います。最新情報は、個人的にSNSなどをチェックして得ています。 当社を「アクセシビリティとデザイン性の高いサイトづくりならトルク」と言われるような存在にしたいですね。本田は「日本を代表するトップクリエイティブカンパニーを目指す」と言っていますが、そうなるためには地道によいサイトをつくり続けるしかなく、そうすればおのずと周囲が評価してくれると考えています。
堀江さんの仕事観をお聞かせください。
サイトづくりが楽しいからやっている、の一言ですね。その楽しさは、自分の書いたコードが成果物として実際に分かりやすい形に結実するところに感じています。こだわればこだわるほど、自分の中で「よいサイトができた」と思えています。人がつくるものに対して、こだわるべきところにこだわらないのは時間がないこともあるのでしょうが、そもそもそこに気づいていないケースが多いのではないかと思います。クリエイターとして、こだわるべきポイントに気づける力を養うことは不可欠でしょう。 また、仕事をしていて、ちゃぶ台返しのようなことがあると「勘弁してほしい」と思うものですが、当社ではそういったことがほとんどないので気持ちよく仕事ができています。それも大事なことですね。
社員に対して、御社でどんな人生を過ごしてほしいか、思いをお聞かせください。
選択肢の多い人生を歩んでほしいと思っています。エンジニアの場合、新しい技術を身に付けると付けないとでは、選べる仕事の幅が大きく変わります。選択肢が多ければ多いほど自分のやりたい仕事ができるでしょうし、食いっぱぐれることもないからです。 また、トルクにいることでアクセシビリティについて詳しくなり、障害者や高齢者への接し方が変わるなど視野が広がる効用もあると思います。そうなるとより人生も充実するのではないでしょうか。ずっとトルクにいるわけではないメンバーもいるでしょうが、トルクで身に付けたことはその後の人生でも大いに役立つと思います。 「最新技術とアクセシビリティを身に付けたい」という方、他社ではなかなか経験できないと自負していますので、ぜひアクセスしてみてください。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
食べ歩きが好きです。今は街中華に関心があって、SNSなどで見つけた気になる店に出掛けたりしています。 それと、サッカーが好きで、出身地の山形がホームの「モンテディオ山形」のサポーターを続けています。関東で試合がある日はなるべく観戦に行っています。