代表取締役
立石 燎汰氏
1993年生まれ、千葉県千葉市出身。7歳からレーシングカーに乗りはじめ、14歳から4年間プロレーサーとして活躍。大手自動車メーカーの他、数々の企業からスポンサー契約を獲得していた。18歳で現役を引退してIT業界へ就職し、経験わずか1年で同社を立ち上げる。元プロレーサーなんですね！ その頃も含めてこれまでのキャリアを教えてください
物心ついた頃から車が大好きで、ミニカーもたくさん集めていました。その姿を見た母がレーシングカートのチームを探してくれたんです。チームに入ったからにはプロレーサーを目指しました。トレーニングや試合に打ち込みすぎて、学校生活の思い出がほとんどないくらいですね。 でも17歳の頃、自分のこの先のキャリアを考えたんです。レースが大好きなことに変わりありませんでしたが、18歳で引退しました。人生をかけていたからこそ大きな決断でしたし、スポンサーへの報告もかなりの勇気が要りましたね。ですがレーサーとして心身を鍛えた経験や、私を支えてくれたスポンサーへの恩は、確実に今の自分の糧になっています。 引退後はまずIT企業へ就職したんですが、起業を見据えてのことです。昔から“ビジネス”は身近な存在でした。スポンサー企業の社長と関わる機会も多かったし、僕の父も会社を経営していて、そのエネルギッシュな姿に憧れていたんです。
14歳からプロとして活躍してきた立石様にとって、“仕事”とは何でしょうか
僕にとって仕事とは、「楽しむもの」です。 かなりシンプルな表現かもしれませんが、それ以外何物でもないなと思うんです。限られた時間の中で与えられたタスクをこなすようでは楽しめませんよね。自分が夢中になって全力を出せるものだからこそ、楽しいと感じられる。その上で社会や誰かに貢献できるなんて、仕事ってすばらしいものだと思いませんか。 こういった考えだからか、僕はあまり苦労を感じたことはありません。 もちろん、レーサー時代と経営者である今で、仕事の大変さは違います。レーサー時代は僕もレーシングエンジニアもスポンサーも、“勝つ”というたった一つの目標に向かっていたので、分裂する心配はありません。一方会社という組織では、メンバーの望みは十人十色です。組織が大きくなればなるほど無数になるから、会社経営は大変ですね。でも、「どうすれば心を一つにできるのか」を考えて実行していくのは面白いですよ。
メンバーの話が出ましたが、御社のメンバーに対して思うことを教えてください
頼もしい人が多いですね。近年僕は経営側にシフトしているんですが、リーダー格のメンバーたちはきちんと僕への報連相やチーム共有をしてくれるので、安心して任せられます。入社したばかりの人も、「こんなことをすればもっと組織が良くなる」といった意見を発信してくれるので助かります。 こういったコミュニケーションの場は、今後も活性化させていきたいですね。意見交換に上下関係は関係ないと思っているんです。“配慮”は大切だけど“遠慮”は要りません。 実際に僕も、クライアントに自分の意見は積極的に話すようにしています。そこを気に入っていただけることがとても多いんですよね。ビジネスも人間関係ですから、腹を割って話せることって大きな信頼に繋がります。だからこそ、社内でもそのムードを絶やさないようにしたいです。
これから入社される方へのメッセージをお願いします
言ってしまえば、“代表取締役・立石燎汰”はT&Cという会社の看板に過ぎません。僕の意見や決め事だけで成り立つ、トップダウンの会社なんて意味がないんです。極端な話ですが、明日僕が突然いなくなっても会社が続いていくような形にしなければなぁと。 つまり、メンバー一人ひとりが主役になれる会社にしていこうと考えています。それぞれの目指すことが叶えられたり、新しい事業にチャレンジできたりするような場です。グループ会社を作って、そこの社長になることも大歓迎ですよ。もちろん「やってみたい！」という気持ちだけではなく、計画性などのビジネス感覚を持って取り組むことは大切ですけどね。 そのような野心溢れる方をお待ちしています。
最後に、立石様の休日の過ごし方をうかがえますか
当社は土日休みなんですが、僕はプライベートも充実しています。 まず、とあるレーシングチームにサポートメンバーとして参加しています。年6回ほど大会があり、このチームが出場するときはメンタル面などのコーチングで選手を支えています。引退した今でもこうしてレーシング業界に関われるのはありがたいことですよね。 最近は、家族と過ごす時間も多いです。3人の息子がサッカーをやっていて、クラブチームの練習や試合に付き添って応援していたら、あっという間に土日が終わってしまうんです。平日もたくさん会話します。「今日は何ができるようになった？」「今日はどんな良いことがあった？」と聞いたり、反対に僕自身の失敗エピソードを共有したり。でもやはり、サッカーをしている姿を見るときはいっそう子どもの成長を実感しますね。
