株式会社シンカ

【シンカって何の会社？】
株式会社シンカは、幅広い業種に向けたクラウドCTIシステム（Computer Telephony Integration：電話とコンピュータの統合システム）の「カイクラ」を提供している会社です。

【なぜ「カイクラ」という名前にしたの？】
CTIシステムを日本全体に波及させるために“CTI”をあえて使わず、「カイクラ（『会話クラウド』の略称）」というネーミングにしました。このネーミング効果は想像以上で、従来のCTIシステムと競合しにくくなった利点があります。

【カイクラでどんなシステム？どんなことができるの？】
独自開発したCTIシステムが電話着信時に自動で顧客情報を表示させ、対応履歴や顧客の状況を瞬時に把握できます。
クラウドで管理しているため、どの店舗・支社に連絡が来ても高い品質の顧客対応が可能です。
着信時にPC/タブレット/スマートフォンで顧客情報を表示できるシステムで、受話器をあげた瞬間から「〇〇様、お電話ありがとうございます。●●のご用件でしょうか？」といった具合に、通話相手を理解した対応をおこなうことができます。

【これまでのCTIシステムとは何が違うの？】
■手の届く価格になった
これまでの一般的なCTIシステムは、コールセンターや大企業の一部でしか利用されていませんでした。理由は、CTIシステムそのものが開発に莫大なコストがかかるためです。
これに対して「カイクラ」は、クラウドサービス（SaaS）で提供されているため、これまでのCTIシステムよりも格段に「安く」「簡単」にCTIシステムを導入することができます。よって、中小企業や街の小さなお店でも容易にCTIシステムを使えるようになりました。これまでは自社で開発〜運用をしていたコールセンターや大企業も、カイクラへ移行されるケースが出てきています。

■使いやすくなった
これまでのCTIは、既存機能の改修だけでも時間とコストがかかってしまっていました。そのため、ニーズがあっても新機能開発を行えず、使いづらいサービスが多く存在していたのが実情でした。
しかし、「カイクラ」はクラウドサービスで提供しているため、顧客のニーズに合わせた柔軟な開発をおこなうことができます。一般的なCTIで搭載されている機能はもちろんのこと、通常だと手の届かないところまで顧客ニーズを満たす開発を行なっています。よって、「カイクラ」が目指している「おもてなしの電話対応」の実現が着実に広がっています。

【安くて、使いやすい。実績はどうなの？】
2014年8月のリリース以来、 2600社・4500拠点に導入されています。（2023年12月時点のアクティブ数）
直販だけでなく、全国の約150社と代理店契約を結んでいます（最大手は、NTT）。
代理店契約の際には、シンカの技術情報をすべて開示しています。すると、システム担当者の方からは「よく考えましたね。自社ではとてもそこまでケタ違いの低価格は実現できないから代理店になりますよ」と共感してくださったエピソードもあります。

【さいごに】
「カイクラ」の開発には、以下の4つが必要で、他社の参入障壁は非常に高いです。
今後は、業界特化型の商社やシステム会社に代理店ネットワークを広げていきます。
①アプリケーション開発技術
②電話・通信に関する技術
③ハードウェア（アダプタ）開発技術
④インターネットやクラウドに関する技術

株式会社シンカは、「ITで 世界をもっと おもしろく」をモットーに、クラウドCTIシステム「カイクラ」を提供している会社です。
興味のある方は、ぜひ一緒におもしろい世界をつくりましょう！

代表取締役社長の江尻氏は、大学卒業後に三井住友グループの日本総合研究所に入社。エンジニアとして同グループ企業のシステム開発を手がけた。何百人というオペレーターが利用する大規模コールセンター向けのCTIを手がけたことを機に、CTIに関心を深める。

「導入先から、CTIで20～30％の業務効率化が実現でき、4～5億円の投資が1年で回収できたとして感謝状が届いたのです。すごいシステムだな、と思いました」（江尻氏）

その後、中小企業向けコンサルティング会社の船井総合研究所に転じ、IT業界などを担当するコンサルタントとして、数千社の経営者と関わるようになる。その過程で、中小企業における電話の重要性を感じた。

「経営者が、お客様を相手に当事者しかわからない『例のやつ』『いつもの』といった言葉で会話をしていたんです。メールが全盛の世の中ですが、まだまだ電話はビジネスにおける重要なコミュニケーション手段だと実感しました」（江尻氏）

そこで江尻氏が既存のCTIを調べてみると、“格安”と言えども400～500万円もするようなものしかないことを知る。導入率は1％程度であった。

「その金額では、中小企業や店は気軽に導入できません。2009年頃の当時、クラウドが広まり始めていましたが、これを使えば安くできるのではないかと思い立ったのです。そこで、前職の先輩の協力を得ながらプライベートで開発を進めました」。（江尻氏）

そして、2014年1月、株式会社シンカを設立。同年8月にクラウドCTIシステム「カイクラ」をローンチさせた。

「カイクラ」は、一般的なCTIシステムの機能を網羅しつつ、電話でのやりとりで発生してしまう"手間"を軽減させてくれる。例えば、電話があり担当者が不在だった場合。伝言をいちいちメールすることなく、「●●さんに折り返し電話してください」とあらかじめ登録した文面をワンタッチ送信できたりする。その他にも、クラウドサービス（SaaS）だからこそ、担当者のかゆいところに手が届くようなサービスになっている。

同社のクラウドサーバー上には、毎月何百万件という通話に関するデータが蓄積される。今後の事業展開として、このデータを活用したビジネスをいくつかの考えている。

「例えば、録音された通話データをすべてテキスト化してAIを使って処理することで、FAQやトークスクリプトの自動生成、さらにはRPAとの連携による業務の自動化などを見えてきます」（江尻氏）

また、海外展開も模索する。日本発の形のない“おもてなし”を、システムやコンテンツの形で海外に広めていこうというものだ。今後も社内のアイディアを確実に形にしていきたいと江尻氏は語る。

2014年創設の株式会社シンカには、以下のような雰囲気や風土があります。

・「コミュニケーションプラットフォームで会話を効率化し、顧客とのつながりを強くする」という自社プロダクトの世界観を自社が先頭となって体現する文化
・年齢・経歴・社歴を問わない、フラットな組織
・経営メンバー含め、各部署のメンバーがすぐ近くの席にいるため部署横断でのディスカッションがしやすい
・仕事だけでなくプライベートも大切に（家族との時間や趣味の活動を堂々と大切にする、お互い尊重する）
・IPOを目指す中で、毎日刺激的でスピーディーで、メンバーの一人一人がコアメンバーであるという意識と責任感
・色々な事が整っていない分、社員全員で業務フローの整備、制度導入