株式会社ETB RIGHTS

株式会社ETB RIGHTSは、主にアーティスト等のファンクラブ運営およびWebサイトの構築・運営を手掛けている企業。同社では、Web制作を担うWebデザイナー／コーダーおよびフロントエンドエンジニアを求めている。

同社がファンクラブ運営を手掛けている主なアーティストとしては、音楽ユニットの「ずっと真夜中でいいのに。」が代表的。同社は、その公式サイトやECサイトの運営も担っている。
そのほか、当該業務を手掛けているのは、園田あいか、黒沢ともよ、YURiKA、Raychell、舟津真翔、平嶋夏海、神宿、父ノ背中等のミュージシャンや声優、俳優、eスポーツプレーヤー等、10～20代のファンを多く持つ約50組に上る（詳しくは同社HP参照）。

ファンクラブ運営とWeb制作は表裏一体。会員ビジネスとして、制作スタッフは有料会員限定のコンテンツ制作や会員特典としてのデジタルコンテンツ制作・配信、さらにはECで販売するグッズのデザインにも関わる。時にはアーティストの全国ツアーに同行したり、取材に立ち会うチャンスも。
「当社が担当するアーティストはもちろん、こうしたジャンルが好きな人にとっては、その魅力を紹介するコンテンツ制作に全面的に関われる上、SNS等でファンの反応を見ることができるので、大きな魅力があると思います」と制作部部長の高橋義文氏は話す。

これらの音楽・芸能関係の案件は、全てアーティストのマネジメントを手掛ける音楽・芸能事務所との直取引だ。

なお、同社では音楽や芸能関係だけではなく、上場企業から中小企業までの一般の事業会社や大学等のWebサイト構築も代理店経由で手掛けている。中でも、完成車メーカーの一車種のブランドサイトを手掛けている実績は特筆モノだ。

同社は、2012年3月、株式会社イータレントバンクから分社化されて設立された。
イータレントバンクは、2000年7月に設立されたエンターテインメント系Webメディアの運営等を手掛ける企業。音楽界や芸能界に関する情報を、インターネットのニュース等を通じて配信している。その事業の中で両業界と深い繋がりができ、ファンクラブ運営等、会員ビジネスの相談も寄せられるようになった。そこで、メディアビジネスに加えて手掛け始めたところ、事業が成長し、さらなる発展を目指して当該事業を分社化しETB RIGHTSの設立に至る。
「ETB RIGHTSのミッションは、アーティストとファンとのコミュニティを形成し、アーティストの活動をファンが楽しめる環境づくりを通じて、双方に貢献することにあると自負しています」と高橋氏は言う。

今後のビジョンは、現状のビジネスの基盤をより確固たるものにしてさらに発展させると共に、新規事業を立ち上げること。例えば、海外のアーティストにまで会員ビジネスを広げていくことが想定されている。「そのためにも、人材の増強が最重要課題」と高橋氏。
「人材不足により役員クラスも現場の業務に携わらざるを得ない状況を脱し、メンバーに業務をパスして新規事業創出にシフトしていく必要があります。したがって、新しいメンバーにもどんどん仕事を任せていく環境があると言えます。是非アクセスしてください！」と高橋氏は呼び掛ける。

2022年12月現在、同社の社員数は12名。イータレントバンク含め、全体で30名ほどの組織だ。両社は同じフロアにあり、事実上、一つの会社といえる。
「全体的なカルチャーとしては、エンターテインメントに携わる者として、アーティストともども仕事はみんなで楽しくやりましょうという精神が根本にあると思います」と高橋氏は説明する。

ETB RIGHTSのメンバーは、女性比率が約70%。20代が大半という若さだ。
「子育て中のママ社員もいます。仕事と育児が両立できるよう、日中プライベートに充てた時間分を夜間に回す等、業務時間は柔軟に対応しています」（高橋氏）。

働き方は、コロナ禍以降、フルリモート体制にシフトしている。コロナで強制的にリモート体制に移行したところ、問題なく業務を行うことができ、プライベートとの両立がしやすいといったメリットもあることからフルリモート体制が定着した。
「細かい指示等なくても主体的に業務を進めていけるメンバーが残っています。オンライン体制でも小まめにミーティングを開催し、情報共有を図っています」（高橋氏）。

また、気の合うメンバー同士がリアルに集まって親睦を深める機会も自主的につくっている。
「業務特性上ずっとPCに接しているので、アーティストのイベントがある時等はできるだけ参加できるように配慮しています」と高橋氏は話す。

そんな同社が新たに迎える人材に求める要件としては、メンタル面の強さを挙げている。その理由について、高橋氏は次のように説明する。
「音楽界や芸能界は体質が古い面があり、スケジュールや品質等への要求が非論理的な場合が少なくありません。そんな場合は、黙って応じるのではなく、なぜそういった要求をされるのかが納得できるまで相手に対して掘り下げるようにしています。その局面には厳しさもあるので、精神的にタフな方がいいと考えています。しかしながら、取引先とは何でも言えるような対等な関係性を築いているので、安心して働けると思います」

エンターテインメントの世界が好きな人には、この募集は見逃せないだろう。