株式会社テクノロジーポート

株式会社テクノロジーポートは、SESと受託開発を軸に展開する若さと自由度が持ち味の企業だ。代表取締役を筆頭に20代の社員が揃い、互いをサポートし合う温かな社風が特徴である。技術力はもとより、エンジニアの人柄の良さがクライアントからの評価が高い。
2019年11月の会社設立から約4年近くが経ち経営基盤が固まった今、次のステージへのステップアップに向けて採用を強化する。幹部を目指す上昇志向の高い人材を求める一方で、自分のペースやプライベートの時間を大事にしたいタイプのエンジニアも歓迎する。

同社に根付く自由闊達で活気に満ちたカルチャーは、代表取締役社長である川山大地氏のリーダーシップによって形作られている。川山氏は「体が資本 人が宝」を座右の銘として、まず健康という基盤の上に仕事が成り立つと考える。人が宝は言葉の通りで、社員を大切にする経営がモットーだ。
そのため社員が自分らしさを大切にしながら無理なく働ける環境づくりを進め、心身の健康を維持できるよう気を配る。具体的な取り組みは次の通りだ。
・個性を大事にする風土づくり（髪型や服装が自由）
・フルリモート可能なプロジェクトを中心にした営業活動
・エンジニアのキャリア志向に沿うプロジェクトアサイン
・親睦を深める食事会や飲み会の開催（自由参加）
・活発なコミュニケーションの促進
・スキルアップのみならず、心のケアにも配慮したサポート
・休暇が取りやすい風土づくり
・残業させないための調整
川山氏と営業は社員の働きやすさを念頭に置いた案件獲得と、クライアント調整に努める。社内ではざっくばらんな会話を通して、社員間の距離を縮めている。

川山氏は「人として幸せであることが何よりも大事。プライベートが充実していれば、自ずと仕事も頑張れますから」と話す。
効率やロジカルであることが優先されがちなIT企業において、「情」を前面に置く企業風土は珍しい印象だ。
これは川山氏のユニークな経歴が背景にある。川山氏は高校中退後に漁師となり、その後とび職を経てITエンジニアへ転身した人物。持ち前のバイタリティとコミュニケーション能力で、良好な人間関係を築いてきた。人との繋がりや助け合いがあってこそ、ITエンジニアとしての道を切り開いていくことができたと川山氏は言う。多彩な経験の中での実体験を通して、「人ありき」という考えがベースになったのだ。

同社のエンジニアは幅広い領域で活躍している。サーバーやクラウドインフラの設計・構築から、Javaを用いた開発プロジェクト、ホームページ制作の受託まで、この多様性がエンジニア達にとって、新たなスキルの習得とキャリアの成長を支えている。
川山氏は「やりたくない案件から抜けられず、モチベーションが下がっているエンジニアは世に少なくないと思います。当社では本人の希望やキャリアの方向性をヒアリングし、持ち前の営業力で見合った案件の獲得に努めます。短いスパンでステップアップしやすい自由度の高さがSESの魅力。やりたいことをやる方が楽しいですし、伸びますから」と話す。
経験が少ないエンジニア向けの研修体制を整える他、資格取得時の奨励や社員間の技術共有・レクチャー等で、社員のスキルアップをサポートする。

「とはいえ技術力の前に人間性が大事だと思っているので、スキルアップだけでなく、コミュニケーション面のポイントを丁寧に伝えています。例えば客先で何かを頼まれた時にあからさまに嫌な顔をしないとか、物を受け取る態度だとか、“手伝いましょうか？”と一声かける気配り等。どれも基礎的なことばかりですが、細かな部分に気を付けるだけで仕事が円滑に進みます。話し上手である必要はないのですが、相手を尊重する対応力は磨いてもらいたい。経験者ならば、一緒に若手を育てる立場になってほしいです」（川山氏）。
こうしたきめ細かなサポートにより、初めはコミュニケーションに消極的だったエンジニアも、入社して数カ月もすると見違えるほどに接しやすくなるという。エンジニアの人柄の良さと柔軟性が同社の強みだという背景だ。

同社で望めるキャリアの展望については「やりたいことのバックアップはいくらでもする」と力強い。それは仕事以外の面でもいいと話す。
「SNS上で趣味の領域のインフルエンサーになっている社員もいれば、音楽活動に熱心な社員もいる。仕事はどの会社でやっても、そう変わらないと思っているのが正直なところ。だったら社員同士の仲が良く、プライベートを充実できて仕事も頑張れる当社で働くのがいいでしょう！」と川山氏は胸を張る。
一方でやりたいことがなく、自分のペースでゆったり働きたい人がいてもいいという。
「今の社会はやりたいことがあるのが正義という風潮がありますが、誰もが目標を持って頑張れるわけじゃないですからね」（川山氏）。
モットーの通り、社員の気持ちと多様な考え方を尊重しているのだ。

こうして独自の強みを磨き、成長を遂げている同社は、将来に向けて大胆な計画を描く。新たな事業領域への進出や、エンターテインメント分野でのtoC自社サービスの開発等、さらなる事業拡大を見据えた戦略を練る。
川山氏は「そのために社員を100名規模にまで一気に増やしたい。採用活動を通して、成長を支える幹部候補と出会えたら嬉しい」と力を込める。
「一人ひとりが幸せを感じられる、笑顔が100人集まる会社」これが目指す未来の姿だ。

本社とエンジニアの結び付きの強さ、親密な社員同士のコミュニケーションは同社の魅力の一環だ。単なる同僚としてだけでなく、冗談を言い合ったり飲みに行ったりする「仲間」としての交流がある。
ある社員はこの関係を「ロールプレイングゲームのパーティーのよう」と表現する。それぞれに強みを持つメンバーが助け合いながらレベルアップを重ね、ゴールを共に目指す姿が重なるのだろう。
「友達をつくりたいから当社で働きたいという志望理由だっていいです。私達のような明るい仲間と働けたら楽しいですよ！」と川山氏。
一方で積極的な交流を望まずプライベートを優先させたいという気持ちがあるなら、それを優先したいと話す。自由な雰囲気の中で自分らしく働くことが大事。誰もが個性を尊重されプライベートな時間を大切にできる。これがブレることのない、一貫した同社の価値観なのだ。
今後組織が拡大した場合には部門ごとの交流がメインになるかもしれないが、創業期のカルチャーやマインドは受け継いでいきたいと話す。

やりたいことがあるなら全力でサポートすると明言する同社は、社員の能力開発への取り組みもユニークだ。
例えば、新たな言語や技術要素を学びたい・磨きたいという社員には、実際にシステムをつくったらどうか？と提案。社内でレビューを行い、評価の結果を賞与へ上乗せする。
「業務以外での評価にはなりますが、副業するぐらいなら自分のつくりたいものをつくる方がいいし、そこに給料を払う方がいいと思って始めました。これまで社内の勤怠システムや他社のコーポレートサイトをつくった社員の実績があります。あくまでやりたい人がやる前提で、やらないからと評価が下がることはありません」（川山氏）。
こうしたところにも何事も社員に押し付けず、本人の意志を尊重する姿勢がうかがえる。

川山氏は「会って話してみないと分からないことは多いと思います。まずはお気軽にご連絡ください」と呼び掛ける。
エンジニアファーストを明言する同社に興味が湧いたならば、ぜひコンタクトを取ってほしい。