ご略歴をお教えください。
2011年に大学卒業後、CATV会社に入社し、出身地近くの大阪拠点の営業職となりました。しかしながら、当時広まり始めていたスマートフォンアプリに関心を深め、これをつくる仕事に就きたいと1年程度で退職し、当時まだ珍しかったアプリ開発の専門学校に入学するために上京したのです。1年で卒業し、2013年にアプリの受託開発や自社サービスを手掛けていた30~40名ほどのシステム開発会社に入社しました。そこで1年ほど駆け出しのエンジニアとして働いた後、専門学校時代の友人に誘われて4~5名のベンチャーに転じます。そこでもアプリやWebシステムの受託開発を手掛けていましたが、社長の人柄が良く、また仕事も任せてくれたので5年ほどエンジニアとして務めました。小規模なのでいろいろなことをやる機会があり、バックエンドだけでなくフロントエンドやインフラもカバーするフルスタックになったのです。 その会社にも多くのお客様から相談が寄せられましたが、一エンジニアである自分ができることには限りがあり、もっと自分の技術力を生かしてダイレクトにお客様の役に立ちたいと思うようになりました。そこで2018年に独立し、まずはフリーランスとしてどこまでやれるか試してみようとスタートしました。すると、次第にお客様が増え、自分一人では対応し切れなくなってきたのです。そこで、仲間を集めればもっと大きな案件にも対応できると会社設立を決め、2019年12月に当社を設立しました。
御社を創業して、どういったことが実現できましたか?また、御社をどういう会社にしていこうと考えていますか?
会社を設立して5年が経ち、事業基盤はできましたが、やりたいイメージの30%程度しか実現できていない感じです。現在はシステム会社や広告代理店経由の仕事が80%ですが、これを限りなく100%に近付けたいですし、受託開発だけでなく自社サービスも手掛けたいと思っているからです。 そこで、2024年は“変革の年”と決め、営業会社と組んで直取引の新規顧客開拓に着手しました。また、自社サービスもメンバーからアイデアを募って検討を始めています。5年後までには、直取引による受託開発と自社サービスを経営の2本柱にしたいですね。さらに、関西出身のメンバーもいるので、その頃には関西にも拠点をつくって事業エリアを広げていきたいと思っています。
そのために社員に対して期待したいことや、社員が御社でどんな人生を過ごしてほしいかの思いをお聞かせください。
会社に“おんぶに抱っこ”のように依存する人ではなく、自分で考えて動ける人であってほしいと思います。「こんな仕事をしたい」「こういうふうに取り組んでいきたい」等と自分のやりたいことを言い、実践できる能力がある人です。そんな人であれば、仮に独立したくなってもやっていけるでしょうし、どの会社でも活躍できると思うからです。 また、そういう人になれるためにも、会社としてはビジョンを示すだけであれこれ押し付けることはしないようにしています。反対に、まだまだ整っていないので、必要な制度やルール等はぜひ提案してほしいと思っています。 求職者の方に対しては、「人の役に立ちたい」「会社に不満がある」「新しいことにチャレンジしたい」等、どんな理由であれ少しでも現状を変えたいと思うならば、ぜひアクセスしてみてください。まずはカジュアルに話してみたいと思っています。そして、やりたい仕事や望む環境をぜひ一緒につくっていきましょう!
山下さんの仕事観をお聞かせください。
一般的には食べていくための経済的な手段でしょうが、それだけでなく人それぞれがやりたいことや好きなことをやり、人生を充実させるための手段でもあると思います。仕事が充実していれば、プライベートの充実にも繋がると思うからです。人は仕事だけで生きていけるのではなく、ほかにやりたいことをやれることが大事だろうと思っています。 なお、仕事そのものに対しての私の心掛けとしては、お客様がどんな小さなことでも気軽に相談できる存在となることです。そして、よほど無理だと思われること以外は決して断らない。そのようにして、役に立ちたいとの思いがあります。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
独身なので、友人と飲みに行くことが多いですね。あと、音楽が好きで仲間とロックバンドを組んでいます。私のパートはドラムで、会社のメンバーも一人加わっています。オリジナルの曲はまだないのですが、ライブもやりました。とても楽しいですね。