取締役営業部長 「日常生活に彩りを与える、インテリアや空間のプロデュースを私たちと一緒に行っていきましょう！」

御社ならではの特長、強みについてお聞かせください。

当社は業務用と家庭用の両方の家具を扱っています。この両輪でのビジネススタイルはアイテム数が豊富でないと成り立たず、場所や資金の面を含めて、かなり高い対応力が必要です。同じ規模でこのスタイルを実現している企業は業界内にほとんど存在しません。これが当社の大きな特長です。 他社の場合、一般家庭向けの家具ならば、そこだけに特化しているところが多く、さらにダイニングテーブルやベッド等特定のカテゴリーに特化しているメーカーも少なくありません。業務用家具メーカーも同様に特化型が多い中、当社は業務用と家庭用の両方を取り扱っている点で他社と一線を画しています。 このビジネスモデルにより、売上の波が少なく、安定的な経営が可能です。新規店舗の開店は毎年必ずしもあるわけではなく、常に新たな顧客を開拓し続けなければならないため、業務用家具の売上は予測が難しい。一方で、一般消費者向けの家具はある程度の予測が立てやすく、安定したビジネスが展開できます。両輪のバランスが取れているため、当社の事業は安定しているのです。

ビジョンとして掲げている言葉と、そこに込められた意味をお聞かせください。

ビジョンとして掲げている言葉は「家具を通じて、人と空間に歓びと感動を提供する」です。この言葉には、深い意味が込められています。 空間があり、人がいる。しかし、そこに家具がなければ、家では生活が豊かにならず、くつろげる場所もありません。家具がないと、商業空間の機能も低下し、社会の中での活動が成り立ちません。 家具は、空間と人とが揃って初めてその価値を発揮します。つまり、家具事業は、世の中にとって不可欠なものです。人がいる限り、家具は生きていく上で必要なものであり、私達はその必要なものを提供しているのです。 このビジョンには、世の役に立つ産業としての誇りと責任感が込められています。家具を通じて、人々の生活や商業空間をより豊かにし、歓びと感動を提供することが私達の使命です。

今後の展望についてお聞かせください。

家具業界は変化の最中にあり、一般家庭向けの家具市場は特に状況の変化が激しいです。小売業が原材料の調達から製造、流通、マーケティング、プロモーション、販売までを一貫して行うSPA型のビジネスモデルが台頭し、ここ数十年で小売業界は非常に厳しくなっています。地域の家具屋さんも多くが苦戦を強いられて、その結果、小売店は大幅に集約されてきました。 当社はこれまで家庭用家具に関しては卸売に特化してきましたが、新しい形での販売方法も模索していかなければなりません。時代の変化に合わせて新しい家具販売の商流を作り上げ、それに基づいてこれまでと異なる形での家具ビジネスの展開も必要だと考えています。 業務用家具については、まだまだ成長が期待されています。当社は外食産業に強みを持っていますが、今後は宿泊施設や、最近の流行であるサウナ施設等、多様な商業施設にも力を入れていきます。これまでの得意分野を生かしつつ、新しい分野へ積極的に取り組み、さらなる成長を目指していきます。

新しくご入社いただく方に期待したいことを教えてください。

昔ながらの販売手法を行ってきた中で、コロナ禍を経てお客様の商品の探し方や購入方法、需要が大きく変わってきています。そのため商品のブランディングやマーケティング手法等、新たな戦略で挑戦したい。新しいマーケットの構築や、仕入や販売フローの見直し等、多くの提案を行い、新しい家具事業を盛り上げる原動力となっていただきたいと考えています。 当社は歴史があり、その分、安定した経営基盤と多くのノウハウがあります。新しい方には、まずはその良い点を理解していただきつつ、単に既存のルールややり方に従うのではなく、異なる視点で仕事に取り組んでいただくことを期待しています。 現状をしっかりと把握し、その上でご自身の経験やアイデアを生かし「こうしたら良いのではないか」という積極的な提案を期待したい。チャレンジ精神を持って、新しい感覚を取り入れていただきたいと思います。新たな発想で、当社の未来を共に切り開いていく仲間を求めています。

最後にGreenで求職活動中の方々へメッセージをお願いします。

家具は他の産業と違い、工芸品に近い部分があります。家電産業とは異なり、家具は自然素材を使用するため、機械的に進めるものづくりではありません。10年後、20年後でも人間は家具に寝たり座ったりします。つまり、家具という産業はなくなることがなく、人間社会の重要な一部です。 IT化が進み、紙が不要と言われるような時代ですが、家具は実際に物として存在し続けるものです。 私達は、生活に必要不可欠な家具を通じて人々に歓びと感動を提供することを目指しています。地味かもしれませんが、大切な産業であることを理解し、興味を持ってぜひチャレンジしていただきたいです。私達は皆さんの積極的な応募を心からお待ちしています。