モビリティサービス部 部長 金澤 大輔氏

まず、金澤さんが御社へ入社した経緯を教えてください

これまで私は石油関連商品や飲料品等、様々なサービスの販売に携わってきました。そんな私にとって、電力はもちろん、レンタカーやカーシェア等のモビリティサービスまで幅広く展開する当社はとても魅力的でした。 また、形が決まったモノを売るのではなく、自分の考えを取り入れてサービスを生み出せるビジネスモデルは、自分に合っていると感じました。面接で決め手になったのは、当時の社長の一言です。会話を進める中で、「君のアイデアがサービスとなって、世の中へ広められる可能性は十分にある」と話してくれたんです。非常にワクワクしました。伊藤忠エネクスグループということもあり、今後も多岐にわたる事業にチャレンジできるのではないかと期待できたんですよね。 それまでは故郷の北海道に戻っていたんですが、迷わず入社を決め、再び上京しました。

営業・販売の経験が豊富なんですね！入社後の印象的なエピソードはありますか

はい。我ながら“モノを売ること”には自信がありました。約6年間営業部署を経験後、統括部署に異動となり、大規模なマネジメントを担当することになったんです。 プレイヤーからマネージャーに変わるといえば分かりやすいかもしれません。ですが事業開発チームと全社統括部を兼務するという、私にとって前代未聞な経験でした。その上、私がマネジメントするメンバーは総勢20名。今となってはそこまでの人数ではありませんが、その時は20名を一人でマネジメントしながら、部・社の成果を上げていかなければならないミッションに、結構、悩み・苦しみました。 ですが、あの経験のおかげで、今はマネジメントにもだいぶ自信を持てるようになりました。それぞれ個性を持ったメンバーが活躍して、キャリアを積んでいく姿を見られるのが、一番嬉しいですね。

その経験で培った、金澤さん流のマネジメントとはどんなものでしょうか

「一人ひとりと対話し、モチベーション高く仕事に取り組んでもらうこと」ではないでしょうか。私の経験上、やはり自らが経験することが、仕事への理解度が深まり、自信に繋がると考えてます。そのためには、失敗経験も必要不可欠でしょう。もちろん安心して一歩を踏み出せるように、責任を持って任せ、サポートすることが大事ですけどね。 また、当社は2021年に統合を果たしたこともあり、より挑戦しがいのある環境になったと思いますね。 こういったチャレンジングな環境は大変そうだと感じられる方もいるかもしれません。でも、これこそが仕事の面白さ、醍醐味だと思うんです。上から指示されたことを淡々とこなす仕事もありますが、語弊を恐れずに言えば、それってロボットもできる仕事なんです。人間が生き生きと活躍するには、自らが情報を収集し、考え、行動する。そして失敗を経験し、前進する。これがやりがいだし、人としても大事なことだと考えてます。

金澤さんから見て、統合後の御社はどう変化していきましたか

やはり統合当初は、元々あった2社の社員には戸惑いも見られました。同じグループといえども、異なる企業文化の融合は大きな挑戦です。価値観や働き方の違いから、従業員のベクトルを合わすことに苦労しましたが、現在代表を努める加藤の強力なリーダーシップにて、早期に一致団結した記憶があります。 またモビリティサービス部としても、統合したことで大きな成功体験ができました。それまでは新たなサービスや既存サービス改善のアイデアはあっても、組織体力的に実現できないことが多数あったんです。私達はフランチャイズの加盟店と話す機会も多いですが、加盟店の意見もなかなか形にできず、歯がゆい思いをしましたね……。 ですが、そうしたアイデアが、統合により実現できました。加盟店からも「良い仕組みができましたね」とお褒めの言葉を沢山頂けて。社員達も、「一歩踏み出せば会社は変えられる」「自分のやりたいことが実現できる」と実感したはずです。それからは意見交換も活発になった記憶がありますね。

統合を経て目覚ましい成長を続ける御社では、どんな方が活躍できそうですか

「自分自身も組織も、大きく成長させたい」という気持ちを持ち、そのためにポジティブに行動できる方が合っているかと思います。また、「この会社に入ってこんなことを実現してみたい」といった具体的な目標もあれば、さらにスピーディーに活躍できるのではないでしょうか。 伊藤忠エネクスグループではありますが、当社は少数精鋭ですし、部署を超えてプロジェクトを創り出す文化もあります。経営陣との距離も近く、一人ひとりのアイデアが採用されやすいため、任せてもらえることも多いんです。もちろん、何か意見を言った時に否定する人達もいません。 自分のアイデアを形にしたい方、大きな裁量や権限のある仕事がしたい方にはピッタリではないでしょうか。