まず、御社が目指す会社像を教えていただけますか
企業理念にもある通り、企画マーケティングでお客様企業を支えることです。お客様は必ず何かに困っています。その問題を探り当て、解決する本質的なサービスを創り出していく――。それこそが私達の使命であり、アドナックという組織の価値になりえるものです。 当社は、代理店を介さず直接メーカーとやり取りすることができます。お客様の声を直に聞き、パッケージや販売什器の企画段階から携わり、デザイン・製造・出荷までを担います。だからこそ自身の意見やアイデアの反映された商品が、店頭に並ぶのを目にする機会も生まれてくるのです。実際にそうなるまでの道のりは決して平坦な道のりではありませんが、自分が携わった商品やプロモーションを店頭で見かけたときの喜びは大きなものです。
そういった仕事をする上で、髙橋さんが大切にしていることはありますか
人との出会いやつながりを大切にすることではないでしょうか。前職の頃からずっと意識してきたことでもあります。 お客様はもちろん、仕入れや製造をお願いする協力会社様、そして毎日頑張ってくれている社員。仕事というものは、“人と人”によって成し遂げられるものです。つまり良い仕事には、良い人間関係や厚い信頼関係が欠かせないということです。出会えた人たちとの絆を丁寧に育み、お客様の発展を支える中で、自分自身や会社も成長していくことができました。結局のところ“人”なのです。 これまで私と関わってくれた人々、そして今私の周りにいる人々こそ、私の財産となっています。
お仕事で意識されている“座右の銘”があれば教えてください
「敬天愛人」という言葉です。これは私の恩人である方からいただいた書物の稲盛和夫『人生と経営』に記された内容です。 私は人生で物事の判断を迫られたとき、人としての原点に立ち返ります。「人として正しいことなのか、間違っていることなのか」「人として善いことなのか、悪いことなのか」という基準で秤にかけて考えてきました。それは、もちろん経営も同じです。 天を敬い、人を愛する経営を心がける。「悪さをしようものなら、必ずお天道様が見ているぞ」と昔から言われるように、常に自分を戒めながら仕事を進めています。
共に歩む社員の皆さんには、どのような思いをお持ちですか
「アドナックで働くことで幸せな人生を送ってもらいたい」――そう強く願っています。 まず、みなさんにはライフワークバランスを大切にしてもらえたらと考えています。自分の自由な時間や、家族と過ごす時間、子供の成長を見守る時間を最大限に楽しんでほしいのです。 そのため、“社員の声を取り入れた環境作り”に力を入れていますね。例えば有給休暇も取りやすいよう、社員一人ひとりがフォローし合える環境作りを心がけています。また社内イベントは時短勤務社員も参加できるよう、就業時間内に開催しています。こちらは社員同士が活発にコミュニケーションできる場を作ることにもつながっていますね。
最後に、御社に興味を持った方へメッセージをお願いします
ワークライフバランスについて触れましたが、もちろんオンタイムは真剣に仕事に取り組み、仲間たちと目標を達成する喜びを感じてもらいたいです。 仕事ですから、壁にぶつかって悩むこともあるでしょう。そんなときは自分だけで抱え込まず、先輩や同僚達に相談してほしいですね。壁を乗り越えた経験は、必ず自分の力になります。そして今度は、困っている同僚や後輩に手を差し伸べてあげられる人になってほしいです。そうした一人ひとりの成長が、会社の成長につながると信じています。 当社ではそんなまっすぐな社員が活躍し、大きく業績を伸ばしています。社員の頑張りにもっと応えたいと思い、最近は社内の評価制度も刷新いたしました。お客様企業や仲間、そして当社の成長に、どうか力を貸していただけると幸いです。