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インタビュー画像代表取締役 山﨑 訓康氏 中途入社から代表取締役になった元ネットワークエンジニア。IT業界未経験で入社後、前職での経験を生かしてネットワークエンジニアとして活躍。順調にポジションをアップさせ、入社11年で社長に就任。四国電子計算センターを働きやすい会社にするため、じっくりと組織改編を進行中。

四国電子計算センターへ入社したきっかけは?

平成17年(2005年)1月、当社に転職しました。それまでは、7年間、電気屋さんで法人向けのセールスをしていました。前職の会社でオフィス機器を扱っていたことから、パソコンの設置や操作はできましたが、システム関連の経験はゼロ。それでもIT業界の今後の成長力に魅力を感じ、未経験で飛び込みました。 IT業界に転職するに当たり、いくつか条件がありました。一つは転勤がないこと。香川で生まれ育ち、前職の会社も高松にあったことから、香川で働ける会社を探していました。香川のIT企業は少なく、しかも私は業界未経験でしたが、幸いにもいくつか内定を頂きました。その中には「転勤あり」の企業もありました。その点、当社は高松に根を張って香川のお客様を相手に事業展開しているので転勤がないと知り、入社を決めました。

四国電子計算センターでは、どんな仕事をしてきましたか?

当社では主にネットワークの構築を担当していました。情報系の学校だったこともあり、システム開発の知識は多少あったのですが、前職での経験を生かせるハードウェアの道を選びました。リーダー、マネージャーとたくさんの経験をさせてもらいポジションを上げて、平成28年(2016年)に代表取締役に就任しました。 努力と根性でキャリアの階段を駆け上がった感じですが、社長に就任してからは、若い世代の人材が同じような苦労をしなくても済むように、合理的でスマートな組織運営を心掛けています。昔から「苦労は買ってでもしろ」と言われ、私も若い頃の苦労はビジネスパーソンを鍛えてくれると思っていますが、やり方は時代に合わせるべきだと考えます。少しずつですが、新しい四国電子計算センターの社風を作っています。急激に組織を変更すると、組織の内外でハレーションを起こしかねません。特に当社は、自治体や官公庁といったコンサバティブな業界のクライアントがメイン。業界の変革を見ながらバランスを意識して、組織変革を進めています。

四国電子計算センターを、どんな会社にしたいですか?

当社を、困った時に頼れる仲間がいる会社にしたいと考えています。業務を属人化させず平準化することで、働き方に柔軟性をもたせたいです。地方の企業はお世辞にも柔軟な働き方が実現している会社が多くはないと思います。当社にしてもまだまだ現代的な働き方が十分にできているとは思いません。ただ、高松で働くエンジニアが、東京や大阪のエンジニアに負けないくらいのやりがいある仕事ができて、豊かな生活を実現する働き方を手にできるように、当社は率先してエンジニアの意識改革を推進します。 昔は、職人さんが沢山いる会社、といったイメージでした。技術力のあるエンジニアがお客様の要望に沿ってシステムを組み上げる。自分の仕事には誇りを持っているが、チームで結果を出すというよりも、あくまでも個人の力量でプロジェクトを進める。そんな昔気質なカルチャーの会社でした。しかし、少子高齢化をはじめ時代の変化によって、ITエンジニアの仕事はサービス業に変化しようとしています。お客様に対して、ITテクノロジーを活用してどんな価値が提供できるか。そのためには、個人プレーではなくチームプレーで臨まないと、ITエンジニアとして生き残れないと考えています。

仕事を進める上で、社員に求めることは?

自分本位にならず、相手の立場に立って考えることです。仕事をしている間だけでも構わないから、自分以外の人を起点に物事を考える癖を付けてほしいと願っています。相手のことを考えて行動すると、結果が自分に跳ね返ってきます。よく社員には「手抜きをせずに自分が楽をできる方法を考えろ」と伝えています。手抜きせずに楽をするには、誰か他の人の力を借りるしかありません。特に部下の育成は重要です。手間を惜しまず丁寧に若いメンバーを育てると、数年後には自分が楽できるようになります。 私も部下を何名も見てきましたが、人材育成は大変です。やり方が一つではありません。自分と同じことをしなさいと言ってもできるわけがない。人それぞれモチベーションは異なります。各個人のやる気を引き出して、仕事を楽しんで成長を実現してもらうには、丁寧にコミュニケーションを取って、しっかり理解を深めてもらう必要があります。時間はかかりますが、それが近道だと考えます。

高松で働く魅力は、どこにあると思いますか?

地方都市ならではの時間の流れ方が、私は大好きです。学校が京都にあった関係で、大阪や京都にはよく遊びに行きましたし、卒業後は都会で就職しようと考えた時期もありました。けれども、やはり都会の生活には馴染めないと感じて、香川に戻りました。今も定期的に東京に出張しますが、人混みがすごいので1日で疲れますね。香川に帰ってくるとホッとします。 今は高松市内に住んでいますが、たまに実家の琴平に帰ると、近所の人が声をかけてくれる。町の人みんなが知り合いのような感覚は、都会では味わえない安心感があります。生活コストも東京に比べれば格段に安いですし、家賃程度でローンを組んで一軒家も購入できます。子供を育てるには最適な環境があると思います。当社は転勤もないので安心してマイホームが持てます。当社の社員は、かなりの割合で土地付きの一軒家を持っています。地方でゆとりのある安定したライフスタイルを実現したい人がいれば、ぜひ一度お話ししましょう!

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