クラウドソフトに入社するまでのキャリアは?
私のIT業界でのキャリアはクラウドソフトで始まりました。これまでの経歴は「営業」と「カスタマーサクセス」でエンジニアとは関係のない職種でした。実力不足と不運も重なり、早期退職した会社が幾つもあり、私のレジュメは決して綺麗なものではありません。キャリアが安定していないことで、社会人としての自信を失いかけていた時に、クラウドソフトに出会いました。 大変失礼な話なのですが、学生時代に就職活動をする際に「IT業界=ブラック」となんとなく感じてしまっていたこともあって、昔はIT企業で働くことに躊躇していました。しかし、時代は変わり、IT業界の働き方も随分と変化しているという情報を耳にし、今後も成長が見込まれるIT業界でキャリアを築きたいと考えて、転職先を探していました。 もう一つ、軸にしていたのが「人材」です。いろんな会社で働いた結果、同世代の方よりも比較的多く、さまざまな人と出会ってきましたし、後輩の育成などを通じて人材が成長するやりがいも感じました。私のような“キャリア迷子”となっている人の気持ちも分かるからこそ、人材に関する会社なら、これまでの経験を活かせるのはないかと考え、「IT×人材」で職を探していました。
クラウドソフトに入社した経緯は?
クラウドソフトの関連会社である株式会社Cloud Link(クラウドリンク)は、大阪にあるITに特化した人材紹介会社。事業を展開していく中で、SI業界特有の働き方である「SESエンジニア」の待遇改善にチャレンジしようと、新規事業としてSES事業を関東で展開していくためのスタートアップメンバーを探しているタイミング。私が求人の掲載後、最初に応募してきたと聞いています。 大手求人媒体の「新着」のページでクラウドリンクのSES事業のスタートアップメンバーの募集を見た私は、直感ですぐさま応募していました。梅野代表と話をして、SES事業を立ち上げる背景の話を聞き、年甲斐もなくワクワクしたのを覚えています。いくつか内定が出ていた他社に辞退の連絡をして入社を決めました。入社3カ月後に、SES事業をスピンアウトさせてクラウドソフトが設立され、私も所属が変わりました。
クラウドソフトでは、どんな仕事をしていますか?
2022年7月にクラウドリンクのSES事業部に入社し、最初は「SES営業」からスタートしました。IT業界未経験、人材業界未経験。「SES」という単語もクラウドソフトと出会うまで知りませんでした。採用枠1名の募集だったにも関わらず、業界未経験で、クラウドソフトが6社目の私を採用してくれた梅野代表の期待に応えたいという想いもあって、働きながら最速でキャッチアップしました。 梅野が志す「ITエンジニアの待遇や労働環境改善」は、SES業界で働くエンジニアの心に響いたようで、クラウドソフトは創業から急成長。私は組織の構築やエンジニア採用も任せてもらい、現在は事業責任者をしながら、採用と広報も兼務しています。 「最高の待遇と安心な環境の提供」「高齢期にも安心して働ける環境の確立」をミッションに掲げているクラウドソフトですが、その道のりはまだ始まったばかり。SESエンジニアが安心して豊かなキャリアを構築できる会社を実現するために、変化を恐れずに「エンジニアファースト」を追求していきます!
仕事を進める上で、大切にしていることは?
「スピード」です。採用の現場では「即レス」を心掛けています。応募してくれたエンジニアには、「最初に連絡する会社」であり、「最初に内定を出す会社」であり続けたいと考えています。 IT業界の転職状況は「売り手市場」です。私たち雇用サイドは、選ぶ側ではなく、選ばれる側だと強く意識しています。エンジニアが転職活動する際、何十社という会社と出会うことかと思います。入社する会社に選ばれるには、強い印象を残さなければなりません。 スピード感ある採用をするためには、準備が大切だと考えます。何でもかんでも即レスすればいいわけではなく、こちらの想いもしっかりと伝える必要があります。だから、オファーをしたり、スカウトメールを書いたりする際には、対象となる人物の職歴やスキル、人柄を詳しくチェックして、仲間に迎え入れたいと思える人にアプローチするように心掛けています。スカウトメールは、一通一通心を込めて書いています。条件に合致するエンジニアに同じ文面のメールを送っても、私たちの熱意は届きませんから。
エンジニア採用の選考で、重視している点は?
エンジニアのスキルセットは重要な要素です。会社のフェーズもあって、現在は経験者の採用に絞っています。案件選択の自由度が高いこともあって、クライアントに対する責任として、一定水準のスキルを要するエンジニアである必要があるからです。案件のミスマッチが起こると、エンジニアにもクライアントにも当社にもダメージがあります。自他に対して「ITエンジニア」と宣言できる、具体的には実務経験1~2年程度のスキルは最低限としています。 SES会社はエンジニアの人生を預かっていると考えます。採用はエンジニアとの関係のスタート。明確で透明性のある評価基準を採用しており、エンジニアが成長すれば収入がアップします。そのために会社はエンジニアに伴走してサポートします。クライアントにも、エンジニアにも「責任」を貫く会社でありたいと考えているのは、当社のミッションを本気で実現したいからです。 その点で言えば、当社のミッションの実現を一緒に目指す仲間になれるかも重視しています。自分のことだけでなく、会社の発展や他のエンジニアの待遇も一緒に考えられる人材と働きたいです。全体最適のためには、会社にお金を残すのも大事です。エンジニアみんなで育てる会社。それがクラウドソフトです。