IBISの社風やプロダクトの魅力については、どのように感じていますか?
できるかどうかもわからないことを口にする人が、会社で浮いてしまうことは少なくないと思います。しかし、IBISはチャレンジしていない人や無難にこなそうとしている人こそ、浮いてしまう会社なんです。 失敗を恐れず、チャレンジを大歓迎する社風がIBISの魅力だと思いますね。 また、役割や責任を細分化させていないのもIBISの特徴です。 もちろんメリット・デメリットはありますが、やりたい人がどんどんできて、責任を負いたい人が責任を負える組織は、自分を際限なく成長させていける貴重な環境ではないでしょうか。 プロダクトに関しても、他社がまだやっていない要素を必ず取り入れている点は、大きな強みだと思います。 安全圏の無難なところを狙うのではなく、受けるかどうかを世に出して問うスタンスなんです。さらに私が関わるプロダクトでは、売れる根拠やマーケット拡大の戦略を持ったうえで、企画・開発に取り組んでいきたいと考えています。
篠原さんが業務を進めるうえで、ポイントとしていることはありますか?
鉄則として絶対的に大事にしていることが3点あります。 ・まず、自分が向き合うと決めること ・逃げないこと ・人のせいにしないこと 私はプロフェッショナルではありません。 私にできることは、みんなの責任を負うことで、みんなに伸び伸びとプロフェッショナルとしての能力を発揮してもらうことです。 そのために、まず、自分が向き合うと決めることからスタートする。そして、誰かが逃げても自分は逃げない。誰かが逃げたとしても、それはプロダクトマネージャーとしての自分の力不足と考えるだけです。 プロダクトマネージャーを名乗ることは誰にでもできます。しかし、この3つの姿勢がない方には、「製品を生み出し、軌道に乗せるまで面倒を見切る」というPdMの本質的な役割を果たすのは難しいのではないでしょうか。 次に、さらによい結果を出すために大切にしていることが3点あります。 ・解決のためには、いろいろな人の助けを借りること ・関わる全員にとって「良い」となる落としどころを見つけ出すこと ・見つけ出せるまで、アホといわれても提案し続けること 自分がプロフェッショナルではない前提のうえで、プロに力を借りること。 そして、協力してくれる全員が、「一緒にやってよかった」と思う結果にもっていくことです。誰か一人でも苦しむのはダメで、全員が「良い」となる落としどころを見つけるまで、考えないといけない。 それが、結果的には長続きするチームに繋がるので、愚直に提案し続けることが大切だと思っています。
IBISのプロダクトマネージャーに必要なスキルや経験はなんでしょうか?
特定のスキル・知識・経験が必要ということはありません。 営業や企画・設計などあらゆる経験が活かせる環境ですが、重要なのは「自分の意思を持って全力でやっていたかどうか」です。 どれだけスキルや経験が豊富であっても、言われた仕事をやってきた方だと、IBISでは厳しいかもしれませんね。IBISのプロダクトには、他社がやっていない要素を常に取り入れています。 今までの経験は活かせるのですが、IBISはさらにその先を進んでいますので、過去の経験に依存しすぎないことが重要です。各分野のプロに助けてもらいながら、既成概念を捨てて『新しいアイデアを取り入れるスタンス』が大切だと思いますね。
今後、篠原さんはIBISでどんなことを実現していきたいですか?
会社員の方の中には、会社の成長に伴って役割が細分化した結果、やりたいことがやりづらくなって窮屈に感じている方も少なくないと思います。私はIBISに入社して、やりたいことができるフィールドを与えてもらいました。 そのフィールドで結果を残したら、次は人にフィールドを与えられる立場になっていきたいです。たくさんの人に「チャレンジしてよかった」と思っていただけるよう、力を尽くしていきたいと考えています。 その先には、IBISを「おもしろいプロダクトを作る、おもしろい開発集団が日本にいるぞ」といわれる企業にしていきたいと思っています。 IBISという存在が、日本社会に漂ってきた30年の停滞感を突き破る光になる、そんな期待を持っています。