事業内容を教えてください
IPテックの領域で2つの事業を展開しています。 1つ目が、IPマーケティング包括支援サービス「Skettt」です。具体的には、有名タレントの素材を安く、スピーディーに、かつ効果的に企業広告で使用できるようサポートします。 2つ目が、「IPとは?」という疑問の解決や、IPの啓蒙のためのエンタメ経済メディア「IP mag(アイピー・マグ)」の運営です。 6期目に入ってからは、さらに広告にも力を入れ、世の中の疑問や悩みを解決する手段として、IPの活用を検討いただく機会を増やしていきたく考えています。 これまでのタレントの広告起用では、商材ごとにタレントの宣伝素材を撮影しなければならず、相当な時間的コストがかかっていました。しかし、Sketttはあらかじめ汎用性の高いタレント素材を多数準備しておくことで、撮影などの手間を省き、企業のタレント起用のハードルを下げることに成功しています。 これまでの実績をみていくと、今ある素材を使うことにより企業の商品価値が下がるという心配もありません。むしろ、IPを活用すれば、企業がスピーディーかつ効率的に事業を回すことが可能です。
事業を始めた経緯を教えてください
創業当時から、エンターテインメントの領域で仕事をしたいと思っていました。 最初の2年は、事業をつなぐために制作系の受託サービスを提供していました。キャッシュを回しながら、事業を考える時間としていました。 その後、toC向けの動画提供サービス「VOM(ヴォム)」を立ち上げました。VOMは、当時からアメリカに存在していた、有名人から動画メッセージをもらえるサービスの日本版のようなものです。 しかし、目標の売上に到達できずに、半年後に中断しました。 VOMがうまくいかなかった背景を分析して、現在のSketttが生まれました。単なる失敗で終わらせずに、突き詰めて考え抜いたからこそSketttが誕生し、軌道に乗せることができていると考えています。
仕事におけるこだわりを教えてください
IPを活用する人を幸せにすることです。 具体的な手順としては、より多くのタレント素材から選んでいただくという入り口が大切だと考えています。イメージにマッチしたタレント選びをすることは、より良い広告運用に影響します。 弊社は、他社よりも圧倒的に多くのタレントの素材を用意しているため、単に手軽に起用できるだけではなく、多種多様な企業や商材の成長に貢献できます。 また、活用方法のサポートにも強みを持っています。弊社はこれまで多くの企業のIP活用を支援してきた知見を活かし、素材の選び方や使い方をサポートすることができます。 SketttをタレントサブスクではなくIPマーケティング包括支援サービスと呼んでいる所以は、単なる肖像ライセンスの提供にとどまらず、一貫したマーケティングのサポートを行うスタイルを取っているからです。 また、多くのタレントの素材を起用するため、複数の芸能事務所とも密に関わっています。IPを活用して幸せになれる人を増やすという軸を持ち続けたからこそ、信頼していただき、業界最大数のタレント素材を提供できていると思います。
今後やりたいことや展望を教えてください
4年以内に上場することです。 また、「50歳になるまでに、1兆円を超える企業を作りたい」という目標がモチベーションの源泉にあります。 世界を見渡すと、1兆円を超えている企業は世界にとって欠かせない存在です。例としては、GoogleやAmazonなどが挙げられます。 IPの可能性を未来へ広げ、不可欠な存在となれているかの指標として、1兆円という数字を掲げています。個人的な目標ではありますが、事業にも反映させて、会社として多くの人たちの役に立ちたいです。