鈴与シンワート株式会社

IT/Web・通信・インターネット系
商社（卸売）・流通・小売り系

情報サービスと物流で社会に貢献する

企業について

鈴与のグループ会社として、情報サービス事業と物流事業を手がける

鈴与シンワート株式会社は、物流企業として知られる鈴与のグループ会社として、情報サービス事業と物流事業を手がける、東証二部上場企業だ。

情報サービス事業では、ITのスペシャリストとして長い間培ってきた技術力を生かし、さまざまな顧客に対して最適なソリューションを提供している。受注の9割以上は鈴与グループ外からのものであり、グループ内の情報サービス事業においては独自の展開を行なっている。

独立系のSI事業者として、特定のメーカーなどには依存せず、中立の立場で顧客の求めるシステム環境を導入していることが、同社への評価につながっている。また、システム開発、ソフトウェアプロダクト導入などにあたってのコンサルティングから、構築、導入、運用まで一貫して手がける。

開発実績としては、官公庁の電子申請システムをはじめ、物流システム、都市銀向け勘定系システム、交通管制システム、カーナビ地図検索・位置情報システムなど、社会インフラ関連企業の大規模システム開発・ネットワーク構築が多い。地域別にも特色があり、東京では、公共機関や金融機関等の顧客が多い一方で、大阪では通信制御・ビジネスソリューション系の開発、広島では製造業を中心とした案件が多いのが特徴だ。

物流事業においては、首都圏を中心として、港湾、倉庫、陸上輸送、海貨事業等を展開している。独自の物流ネットワークを拡充することで、顧客の利便性を向上するだけでなく、SCM（サプライチェーンマネジメント）の推進を図り、業界をリードし続けている。

充実した社内研修制度で成長軌道を描く

これらの事業を展開する上で、同社は何よりも「教育」を大切に考えている。情報サービス、物流共に、事業の成否を左右するもっとも重要な要因は「人」。そのような考え方から、同社の社員には、階層別研修から、現場主導の社内勉強会まで、多くの学びの機会が与えられる。

特に、情報サービス系社員に対するプロジェクトマネジメント力の育成には力を入れており、外部講師による労務管理研修、PMBOK（国際標準のプロジェクトマネジメント知識体系）に準拠した研修等を行なっているほか、コーチング研修も実施している。

また、忙しい業務に追われるだけでなく、自ら成長軌道を描くための努力を惜しまないのが、同社の社員達である。有志のメンバーが社内勉強会を開き、それぞれが自主的に参加しているという。業務知識を身につけることを目指した、社会保険労務士や簿記の勉強会、中国でのオフショア開発案件を円滑に進めるための中国語研修等、その内容は非常に実用的でバラエティーに富んでいる。

同社を発展させてきた「共生（ともいき）」の理念

鈴与グループの一員として、同社は「共生（ともいき）」という企業理念を大切に発展を続けてきた。これは、顧客、株主、地域社会、そして社員の四者と「共に生きる」ことを目指すという意味である。これに基づき、同グループでは、福祉施設や医療機関の設置などの活動を通して、地域に貢献している。また、鈴与が静岡県の企業であることから、サッカーチーム「清水エスパルス」のスポンサーも務めている。

社内でももちろん、この理念は浸透している。たとえば、社員同士の間は非常に風通しが良く、上下の関係に関わらず、言いたいことはきちんと言うことができるという。そのような社風が、社員一人ひとりのはたらきを活性化させ、いきいきと楽しく仕事を進めて、結果的にビジネスに成功をもたらすことは想像に難くないだろう。