代表取締役・伊藤 誠史氏
工業機械販売企業、自動車設備設計企業での営業職を経験した後、Web解析ツール開発企業に入社。2011年、営業職として同社に入社。2020年5月に代表取締役に昇任した。御社のビジネスについて概要を教えてください。
当社は、大阪で事業を展開する株式会社ソウテンのグループ会社で、Web制作を行う同社の技術部門が独立・分社化する形で2000年に設立されました。当時はレンタルサーバーサービス事業をメインとしていましたが、現在はサーバーやネットワークの構築、運用、保守に加え、クラウドサーバーの選定や構築・設計、リプレイス、ドメイン管理やSSL導入等、企業のITインフラ整備に関するサービスをトータルに担う事業を展開しています。 顧客企業は、エンドクライアントとなる直接契約のお客様と、Web開発会社を介したお客様がそれぞれ約半数ずつの割合になっています。後者のケースは、制作会社さんがWeb開発案件を受注し、サーバーやシステムの環境整備を当社が協業の形で担っています。今後は、セキュリティ関連サービスの拡販に加え、基幹システムのクラウド化をご提案するサービスにも注力していきたいと考えていて、その事業を牽引する人材を増強していく予定です。
伊藤様ご自身のキャリアや、御社での活動について教えてください。
これまでの経験は、FA（ファクトリーオートメーション）機器の営業職を3年、自動車生産設備の設計企業で営業職を約6年経験した後に、アクセス解析ツールやWebサイトを開発する企業の営業職を3年経験しました。2011年に営業職として当社に入社し、2020年の5月に内部昇格の形で代表取締役に就任しました。 入社当時は、営業担当は私だけ。圧倒的に営業部門の力が不足していましたが、約10年間の時間の中で営業力も強化されましたし、営業スタッフ達の技術的な知識も向上してきたと実感しています。 見方を変えると、現在は営業が自社をリードしている状況だと思うのですが、“技術の会社”として今後求められるのは技術部門の一層の充実。営業部門の強化を果たした現在、新たな技術部門の成長があれば企業としての力はさらに向上すると考えていますので、新たなサービスへのチャレンジと同時に、組織体制の強化にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。
今後の目標についてはどのような考えをお持ちですか？
会社として目指すのは売上高を今期の4億円から10億円規模に伸ばすこと。そして、その売上目標に比例する形で社員数も増やしていく必要があると思っていて、現在の倍ぐらいのスタッフ数を実現したいと、私は考えています。 売上目標10億円のために必要なのは、新たな取り組みであるMicrosoft Azure関連のサービスを拡販すること、そしてセキュリティ関連商材の拡充です。既存のMSP事業を伸ばすことに加え、そのチャレンジを成功させることで、目標は達成できると思っていますので、社員一丸となって取り組みたいと思っています。 当社は、良くも悪くも成長途上の会社。出来上がった組織ではないので、在籍する人材次第で自由に変化していくはずです。自分の力で企業を成長させたい、企業としてのチャレンジを自分が引っ張っていきたいと考える人材にとっては、とても魅力ある環境だと思いますので、そんな熱意ある仲間に参画してもらいたいですね。
自社を運営する上で大切にしていることは何ですか？
私が常に意識しているのは「正直者が馬鹿を見る」ような会社にだけは、絶対にしないということ。口先では色々言いながら実際には行動しない人、反対に口には出さないことでもコツコツと積み上げながら頑張れる人。どんな組織にもそれぞれのタイプがいると思いますが、私が大切にしたいのは後者であり、そんな人達の努力が報われるような組織であることを大事にしています。 もちろん、結果を出した人には給与やボーナスでしっかりと報いる。真面目に取り組みながら成果を出している人には、報酬だけではなく役職や権限を与えていく。そうすることで、会社の成長と人材の成長が同じベクトルで進んでいくと思うんです。やる気さえあれば、当社ではいくらでも上を目指すことができます。社員の熱意を企業としての力とすることが、私の理想ですね。
転職を目指す人にメッセージをお願いします。
私自身、仕事は自由に、楽しくやりたいと思っています。社会人になれば、人生の大半の時間は仕事に費やすことになるので、その時間が退屈な時間になってしまえば、人生そのものが退屈になってしまうはず。せっかく仕事をするのであれば楽しくやりたいですし、責任を伴う自由も意識しながら取り組むことで、充実した結果を生むことに繋がると思います。そのこと理解し、プロ意識と成長意欲を持って仕事に臨める人と一緒に、成長を実現したいというのが私の思いです。当社での仕事を通して人生の質を高め、みんなで頑張りましょうという言葉を贈りたいと思います。 当社が所属するソウテングループでは、新しい会社を積極的につくっていこうという動きもあり、毎年数名を経営者として抜擢しています。経営に興味がある方にとっても魅力ある環境だと思いますので、是非一度当社の環境を見に来ていただきたいですね。
