代表取締役社長 兼 クリエイティブディレクター 丸林 耕太郎 氏

起業して実現したかったこととは何でしょうか？　また、それは現在、どの程度実現していますか？

世の中のおかしなことを次々に変革していく、21世紀型の一大コングロマリットをつくること。創業時も今も全く変わらない究極の目標です。 50を超える事業アイデアがあった中で、企業詳細で書かれている通りの理由から「Creema」にかけることを決めました。当サービスを皮切りに、ハッピーで革新性の高い様々な事業を世の中に打ち込んでいきます。 僕にもチャレンジしたい大きな事業が２つあるし、クリーマには起業意欲と能力を備えたメンバーが多いため、これから様々なことが始まることでしょう。 そう考えたとき、まだ実現度は10％くらいのイメージです。

グロービズ・KDDI等から総額11億円の資金調達実行を発表されました。この経緯について教えて下さい。

「ものづくりの世界に、本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで大規模な新しい経済圏を確立する」という、Creemaの思いへの本気度の表れと思って頂ければと思います。 これまで大きな広告も宣伝も行うことなく、ものづくりのカルチャーを大切に思いながら、ただひたすらにサービス開発に取り組んできました。 現在は約8万名の作り手の方々に出店いただき、流通総額も4年連続400％以上の成長をつづけていますが、クリーマの活動を本格的に次のステージへ引き上げたいと思い、今回の決断をしました。 これまでと比にならない規模感にまで、ものづくりの和と縁を広げる。 オルタナティブで持続可能な経済圏を完成させる。 やるべきこと、やりたいこと、すべてやる。 そのために、このタイミングで大きな資金と、志や価値観を共にできる仲間の結集が必要と判断しました。 具体的には、７つの取り組み「クリーマ７（セブン）」に今回の１１億円すべてを投入します。 順次発表を行っていきますので、これからの活動にご期待ください。

社員に対して、どんな人生を送ってほしいかという思いを聞かせてください。

豊かで幸せな人生を送って欲しい。そのためにも、強く優しい人であってもらいたい。それに尽きます。 豊かさとか幸せのかたちは人によって違うけれど、その本質的な基盤となるのは「精神面」「物質面」の２つに集約されると考えています。僕たちクリーマは“豊かさバランス日本一”の企業グループを大真面目に目指しています。 詳細を語るとあまりにも長くなるので、興味があれば面談のときに遠慮なく僕へ質問をぶつけてください。

では、趣味やオフタイムについて聞かせてください。

プロレス、音楽、クラフト、食べ歩き。いずれもオタクです。 音楽は、以前プロとして自らがプレイする側でしたが、今は遊びでDJをする程度です。聴くほうはロックとジャズを中心になんでも。ちなみに今からピアノを本格的に始めたいと思っています。 食べ歩きは、年間1000食は下りません。しかも20歳の頃からずっと。エンゲル係数は家賃除いて70％以上ということで、何かしらの切り口でWebサービスをつくるか、個人としてグルメ本の出版をしたいと目論んでいます。 プロレスとクラフトの話はかなりコアなので、興味ある人とだけ個別に話すということで。笑

最後に、読者にメッセージをお願いします。

Creemaの急拡大にともない、採用を強化します。 東京・神宮前の小さな部屋の片隅で、資金も後ろ盾もないまさにゼロからのスタートでしたが、ものづくりに情熱をかたむける全国2万人の作家さんに出店いただき、月間2億PV超の規模となる国内最大級のマーケットプレイスにまで拡大しています。 また「ハンドメイドインジャパンフェス in 東京ビッグサイト」「クリーマストア in ルミネ新宿2」など、web系スタートアップでは考えにくい展開をひとつずつかたちにしてきました。でも、本当のお楽しみはこれからです。 2016年7月には海外展開をスタートさせ、同時期にグロービス・KDDI等から総額11億円の資金調達を実行しました。遠くない将来の株式公開も見据えて、普通の人生では経験できないようなエキサイティングな数年がこれから始まります。 クリーマ（クリエイターズ・ニュー・マーケット）という言葉に込めた思いを実現するための、最高にエキサイティングな数年間が始まります。 正直これほどまでに絶好のタイミングはないと確信しています。共に成長し、夢を叶え、いい人生を歩んでいきましょう。 お会いできることを楽しみにしています。