入社の経緯を教えてください。
前職ではITに関する事業を幅広く展開する企業に新卒入社し、サーバー監視を日勤と夜勤のシフト制で行っていました。IT業界といっても開発の機会はなく、何かスキルを身につけていくというよりはマニュアル通りの対応が求められていました。 日に日に仕事を「黙々とこなしている」ことに物足りなさを感じるとともに、将来的に築きたいキャリアとのギャップに危機感を覚え、転職を決意しました。 まったくの開発未経験だったので、ムーブの選考ではプログラミングの課題を提示されました。与えられた期間内で動作環境を構築するところまでは何とかできたものの、実装はほとんどできませんでした。 代表西坂からは「やる気があるならやってみないか」と言ってもらい、入社に至りました。
入社から現在に至るまでどんな経験をしましたか?
ムーブに入社して最初の約半年間は、分からないことばかりで常にパニック状態でした(笑)。入社当時は西坂と先輩エンジニアしかおらず、自分が3人目のメンバーでした。新卒研修といった手厚く確立されたものはなく、業務を通して仕事を覚えていくという方針だったので、分からないことは自分で調べたり進んで質問したりしないと解決できない状況に最初は戸惑いました。自分自身で成長しなければならないということを肌で感じ、ひたすら仕様書や他の人が書いたコードを読んでは開発の全体像やコードの意味を理解する日々を繰り返しました。 現在は、月間約50億 PV 超の大手ブログサービスの保守・運用などいくつかの案件に参画しているほか、開発チーム全体のマネジメントや後輩エンジニアの育成を任せていただいています。 自分のために努力してプログラムを書いていればよかった立場から、人に教える立場になったことで、これまでとは違う大変さを感じています。より客観的な視点を持つことができ、自分自身の学びにもなっています。
ムーブはどんな会社だと思いますか?
短い勤務時間で集中して業務をおこなうようになったので、生活にメリハリが生まれました。 ムーブでは会社として案件を受注する際に、「残業して頑張って開発すれば、納品できる」という残業ありきの受注をしていません。売上至上主義が行き過ぎることでエンジニアにしわ寄せがいかないよう、受注前に社内のリソース状況が考慮されています。 また、本来の業務終了時間は18時ですが、17時に業務を終えられるように各自が自分のスケジュールを立てています。リリース前など忙しくなることもありますが、日頃はほとんどの社員が17時に仕事を終えています。業務以外の時間を充実させられるので、心身健康的に働くことができていると思います。 ただ、生産性を高めるために効率よく集中して作業する、自らの技術力を日々高めていく必要があるという意味では、ムーブはハードな会社かもしれません。 日々の仕事について、ムーブではプロジェクト毎にチームを組み、開発する機能ごとに担当者をアサインしています。エンジニアそれぞれが、クライアントと納期・費用の交渉や仕様の策定からリリースまでの一連の工程を、主担当者として責任をもって進める体制です。 これは「よほどの才能がない限り、エンジニアがプログラミングだけで市場価値を高め続けるのは難しく、多くの場合ヒューマンスキルも必須である」という西坂の考え方によるものです。 テクニカルディレクターも在籍していますが、「マネージャーやディレクターに頼らずに仕事を遂行できる状態」が理想と考えているので、基本的にはエンジニア自身が主体的にタスクをまっとうする意識で仕事をしています。 今後もエンジニアやマネージャーとして、メンバーとお互いに切磋琢磨していきたいです。 弊社に興味を持っていただけた方には、ぜひご応募いただけると嬉しいです。