株式会社新大陸

スマートフォンの普及により、インターネットでの情報収集がメインとなっている今日。お店の集客でも、Facebook、ブログ、Instagram、twitter、LINEなどのソーシャルメディア（SNS）を上手に活用することが求められる。しかし漠然とSNSを運用するだけでは、成果にはつながらない。綿密な戦略と適切な運用が必要だ。

新大陸は集客のためのソーシャルメディア運用代行、集客向けホームページ製作、Web集客に関するコンサルティングを行っている企業である。
新大陸のWebマーケティング事業は、代表の鈴木自らが自社で経営する飲食事業のSNSを立ち上げ、取材をして記事を書き、試行錯誤を繰り返しながら運用を行なうところからはじまった。そしてその独自に開発した手法を知り合いの企業に伝えていったところ、様々な業種の経営者からマーケティングパートナーとして相談を受けるようになり、ソーシャルメディアを複合運用しながら「自社メディア」を育て上げるサービスをパッケージ化。「自社ブランドで集客する方法」を確立し、2013年に企業やお店のパートナーとして、ソーシャルメディアを使ってWebマーケティングの運用をサポートする事業を立ち上げた。お店の集客は紙媒体ではなかなか効率的に獲得するのは難しい状態だったため、同社のサービスのニーズは強く、これまでに累計約400社の企業をサポートしている。

業務としては、実績経験豊富な専門チームが4人体制を組み、専門的な知識に基づいた「成功させるノウハウ」で、さまざまな業種のお店をサポート。そして、インターネット集客のコンサルティングだけでなく、面倒な投稿作業や、コンテンツの考案もすべて代行する。

さらに、ソーシャルメディアを使い、マーケティング全体の仕組みを構築している。たとえば通常では見えないお店の裏側や商品・サービスのこだわりを配信し、お店の魅力を伝えるなどして、見込み客の来店を促し、さらに顧客の来店頻度を上げる仕組みづくりも手掛ける。

新大陸の代表取締役の鈴木宏佳氏は、新卒でコンサルティング会社に就職して数々の実績を積んだ後、一年かけて世界50カ国放浪の旅に出かけた。そのとき、何世紀も前の大航海時代に、船で新大陸を目指す冒険家の偉大さを知った。「新大陸」という社名は、リスクを顧みずチャレンジした冒険家たちのスピリッツに憧れ、自分も挑戦し続け、現代の“新大陸”を見つけたいという思いが込められているという。

その後、父親の跡を継ぎ、二代目社長として10店舗の中華料理店の経営に携わることになる。当初は、集客にフリーペーパーやチラシを使っていたが、リーマンショックを起点に新規顧客の数が減ってしまい、費用対効果が見合わなくなってしまった。
鈴木氏は現場修行をする一方で、“どうやって効率的お客様を集められるか”というマーケティングの研究に注力し始めた。

ちょうどその頃、アメリカより「グルーポン」が上陸。このビジネスモデルを知って衝撃を受け、自社で共同購入型クーポンサイト「ハンガクロック」の企画運営をまさに”手探り”でチャレンジすることになった。

試行錯誤を重ねた末、この「ハンガクロック」は静岡最大級のメディアにまで成長した。お店がインターネットで集客することが難しかった当時、自社で実際に運用してみて、そのノウハウを獲得したのだ。

「マーケティングに正解はなく、常に変化しています。その流れに合わせ、面白い企画は何か？いま有効なメディアは何か？を新大陸では常に実践、効果検証して、ノウハウを蓄積しています。」（鈴木氏）

企業や店舗の広告は、基本的にチラシ、フリーペーパー、新聞広告、ラジオCM等で構成されているが、スマートフォンの普及により、広告市場の中でもインターネット広告は唯一右肩上がり。それに伴い、企業のインターネットでのマーケティング需要も年々高まってきている。

「今後Webを使っての集客は、スマホ普及率と、スマホを使っての情報収集が習慣化されていくに従って、市場はより右肩上がりに確実に広がっていくでしょう。その中で、ソーシャルメディアやHPを連動させながら企業やお店の集客をポートしていくサービスを行っている会社は、まだそんなにありません。競合他社が少ない中で独自のノウハウを蓄積し、オリジナルな存在として成長していくことができると思います。」

今後は、東京、静岡、大阪、福岡を拠点に、サービスをより拡大し海外展開していく予定だという。

「クライアント数は、おかげさまで全国でどんどん増えています。今は400社を超える多くの企業様のサポートをさせていただいています。AIや５GなどITの進歩は目覚ましく、それらによってビジネスの世界も大きく変わります。社会の変化を先取りし、顧客に新しい価値を提供し続けられる会社でありたい。閉鎖感のあるこの時代に、ポジティブな思考で、より良い世界を目指して挑戦し続ける会社でありたいと思っています。

今後も安定した高品質なサービスを提供するためにも、会社の体制強化が必要です。本気で一緒に夢を追いかけ、活躍できる人材を集めて組織づくりを行い、組織の基盤を固めていきたいと思っています。成長中のため、ポジションもたくさんあります。日本に止まらず世界展開も視野に、夢をみんなで叶えていきたいと思っています。」

新大陸の理念は
「マーケティングで世界をポジティブに」
Challengers create positive world.
である。

この理念には高い壁を打破する知恵と力を挑戦者に与え、共に全ての経験を糧にするという想いと約束が込められている。

また新大陸には、全員で共有しているクレド（行動規範）がある。正社員、パート・アルバイト関係なく、全員が毎日順番に1つクレドを選び、それに対してどのような行動をしたか、自分がその行動に対してどのように感じたか、改善すべき点があったら、今後どのように改善していこうと思うか等をその日の日報で共有しているのだ。社内はもちろん、“プライベートでも行動規範を意識することができる”“他のメンバーの行動から気づきや刺激を得られる“と、メンバーからも大変好評だという。

「基本的に個々の裁量に任されているため、自分で考えて行動することができるような人、常に何事も“よりよく”するためにはどうしていけばいいか？を考えて動ける人には、自由度の高い、大変やりがいある職場といえます。
正社員・パート・アルバイト関係なく、やる気があれば責任の大きい仕事もお任せます。人から言われたことをやらされるのではなく、自ら考え、積極的に挑戦していくが楽しい！という方にとっては本当に面白い会社。まさにチャレンジャーな社風ですよね。
基本的に上からの指示命令もないですし、自分の役割、やるべきことを共有・理解したうえで、後は自由に仕事ができるので、そこにやりがいや楽しさがあります。実際弊社のスタッフは、喜びや大変さを日々共有しながらも、夢中になって楽しみながら仕事しています。」（人事部門リーダー・鈴木香苗）

女性の役職者は現在2名。産休・育休取得状況は現在100パーセント（4名中4名）で、仕事と家庭の両立も可能な職場環境である。

メンバーはとても協力的な雰囲気で、職場はいつも笑顔や笑いが絶えない。個々が自由に仕事をすることができるが、見ている先、目標はみな一緒。「お客様に喜んでもらう」ことために、全員が信念を持ち価値観を共有しているから、社員間での競争や対立は全く起きない。皆が昨日の自分と戦い、成長に向かっている。仕事は自立してやりつつ、チームワークを大切にし、みんなで協力して行う風土が醸成されている。ランチを社内メンバー皆で一緒にとったり、バーベキューや新入社員の歓迎会を行ったり、休日もメンバーと時間を共にしたりと、皆本当に仲が良いのも新大陸の特徴だ。

最後に、鈴木氏が今後取り組んでいきたい夢について語ってもらった。
「もっとお客様に価値提供したい。もっと世の中を良くしていきたい。この想いは年々強くなっています。そしてその実現の為に、現在のビジネスモデルに捉われず、新たな事業を複数展開することで、時代に合った多様なマーケティングをグループ全体で提供し、網羅的に事業展開することにより、世界中の企業をマーケティングの力で前向きにしていきたいと思っています。」