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ジック株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

100%自社開発のパッケージを提供。顧客との信頼関係により持続的に成長

企業について

ジック株式会社は、設立から30年以上の歴史を持つ京都市のソフトウェア開発会社である。クライアント企業からの受託を受けて、WEBシステムを中核とした戦略的な情報システムを提供している。社員数13名(2016年1月現在)ながら、設立以来、持続的な成長を果たしてきた安定起業だ。

得意とするのは中小製造業向けの業務システムである。100%自社開発のパッケージをベースに、個々の企業に最適化したシステムを設計・構築して納品し、さらに、継続的な保守サービスによって、クライアント企業の活性化に貢献している。
中でも、設立以来同社の主力となってきたパッケージ製品は、液体・粉体製品製造業向け生産管理システム『GE-MAX』シリーズとアパレル業向け基幹業務システム『APPEAL』シリーズの2つだ。この2つのパッケージ製品をベースに、化学製造業とアパレル業の2分野で、際立った実績を残してきた。

『GE-MAX』シリーズは、生産効率の最適化と情報共有、さらに攻めの情報活用を目指した企業戦略構築のための統合業務情報システムである。生産管理、販売管理、財務管理など、機能ごとに単体で切り売りするのではなく、有機的に結びついたシステムであり、1977年にリリースされて以来、その時々の最新技術を取り入れながらバージョンアップを重ねてきた。約40年の長きにわたって培った豊富な業務ノウハウに基づき、製造現場の様々な例外に対応できることが大きな特徴だ。
液体・粉体製品の製造現場ではその特殊性から、特に中小企業においてはシステム化が進んでこなかった。そんな中でエクセルなどを用いた独自のシステムを使っているケースが多いが、『GE-MAX』は、口コミ、紹介などで、関西、関東の塗料製造業の間で着実に導入数を増やしてきた。最も特徴的な機能であるリアルタイムMRP(資材所要量計画)と生産計画エージェントは、他業種でも導入されている。

『APPEAL』シリーズも創業時から提供し、発展し続けてきたシステムだ。ハンディターミナルやPOSなど情報端末のネットワーク利用に強みを持ち、物流まで串刺しにしたシステムが構築できる。一口にアパレルメーカーといっても、業態は様々。売り先だけでも、百貨店、量販店、専門店、自社店舗と多岐にわたるが、共通して苦労しているのが在庫管理である。同社はその業界的な課題に拘り、棚卸において「一点まで合わせていこう」という思想のもとで、開発を推進してきた。

『GE-MAX』、『APPEAL』の他に、同社は流通業向け受注管理システム『Hyper NEXT』といったパッケージも提供しているが、全て共通していることは、1社1社との関係性の強さだ。単純にパッケージを売るだけではなく、徹底的にヒアリングを重ねて、各納入先に最適なシステムを設計・構築して提供している。パッケージを用いた中小企業向けの業務システム開発でよく見られるのは、せっかくコストと時間をかけて構築したシステムが、結局使われずに放置されてしまうというケースだが、同社ではそのようなことがない。同社システムの導入によって現場の業務レベルは確実に上がるし、開発から保守管理まで同社のエンジニアが一貫してサポートするため対応も迅速であり、顧客満足度も高い。そのためリース期間満了などのタイミングで発生するリプレイスのオーダーは確実に入ってくる。特に営業をするまでもなく、既存取引先からの紹介や口コミで常に引き合いが来ている状況だ。

同社は、前取締役会長・森川雅弘氏が設立した会社だ。ジック社が設立されたのは1983年で、もともとはアパレルメーカーを親会社に持つソフトウェア開発会社としての出発であった。アパレル業界はサイズ・カラー別の商品管理や企画を始め、展示会、バーゲンといったシーズンサイクルを持つなど、一般的な販売管理パッケージで対応することが難しい。そこで独自のシステムを構築し、そこで使ったモジュール群を『APPEAL』として他社に提供し始め現在に至ったのである。その一方で、森川氏は創業前の70年代から個人で化学製造業向けに、受注から製造・販売管理の一貫システムを開発していた。それが『GE-MAX』シリーズとして発展したのである。

このような経緯で同社は『APPEAL』と『GE-MAX』という2つのパッケージ製品を軸に持続的な成長を遂げてきた。特に2000年以降は、プラットフォームをWindowsに移行したことをきっかけに一気に導入数を増やしてきた。現在では京阪神のみならず全国の企業から引き合いが来るようになった。業績も、直近の5年間は特に毎年右肩上がりで成長を続けている。

今後は増え続けるニーズに対応しつつ、繊維流通業向けのクラウドサービスなど新しい事業にも注力していく考えの同社。エンジニアの採用にも継続的に取り組んでいく方針だ。

ジック社の経営理念には「人と人を真心で結び、人と企業を信頼でつなぐ」とある。急激な拡大路線をとらず、1社1社の顧客と長期的な関係を結んできたことが持続的な成長に繋がった。その一方では、社員をも大切にしてきた。設立以来、同社では一切派遣は行わず、あくまでも技術者を社内に置いて一人一人を大切に育てるという方針をとってきたのである。

「IT技術者は、個人のスキルが認められる職業であるがゆえに、派遣という働き方が早くから認められて来た職種です。確かに、いろいろな場所で働いてみることは、武者修行としては有効な手段かもしれません。しかし、弊社はIT技術者の能力を磨くのは自社プロジェクトであると考え、こだわり続けてきました」(システム企画部 企画課長・深尾洋也氏)

特に同社の場合、小規模であるがゆえに顧客への提案からシステム設計、プログラム開発、システム稼働後の保守と、ソフトウェア会社として担う全行程を、スタッフ全員の目が届く範囲で行っている。そこで全ての行程に携わって知識やスキルを広げていくこともできるし、自分の得意な分野に特化してスキルを深堀していくこともできる。個人の資質に合わせたキャリアプランを描けることも、エンジニアにとって、大きな魅力の1つだろう。
また、少人数体制であるがゆえの風通しの良さもある。

「弊社の技術者は全員社内で業務を行っており、社員同士の仲も良いので、風通しの良さはあると自負しています。やりたいことがあれば会社として支援していく準備もあります。面談も頻度高く行っているので、希望や提案があればどんどん発言してもらえればと考えています」(深尾氏)

求める人材は、物づくりが好きで、新しい技術や知識を積極的に学ぶ姿勢を持った人材である。また同社のエンジニアは、全員、何らかの形で顧客との接点を持つため、コミュニケーションスキルも重視する。ソフトウェアプログラマとして一通り経験をし、次のステップとして、指示されたことを忠実に形にしていくだけではなく自分の発想力やコミュニケーションを活かして活躍の場を広げたいと考えているような技術者は歓迎されるだろう。

「先進国の中で日本はIT技術者の比率が低く、基本的には売り手市場です。ソフトウェア技術は開発者の手に宿るものであり、経験は自分自身の将来の安定につながります。2020年の東京オリンピックに向けしばらくIT技術者不足が続くことが予想されています。翻って弊社自体、お客様からのニーズが拡大しています。安定した仕事量と対価が保証される状況の中で、IT技術者として成長する環境は整っていると考えています」(深尾氏)

小規模ながらクライアント1社1社と強固な関係を築いていることもあり経営基盤も安定している。落ち着いた環境で仕事をしたいという人にとっても最適な会社だ。四条烏丸駅から徒歩3分と立地も良いので、大阪、滋賀、奈良などに在住、もしくは首都圏などからUIターンを考えているような技術者にはぜひとも注目して欲しい会社である。

募集している求人

エンジニア・技術職(システム/ネットワーク)の求人(3件)

求職者の声

企業情報

会社名

ジック株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

資本金

1000万円

代表者氏名

代表取締役社長 深尾 洋也

事業内容

ソフトウェアの開発およびOA機器の販売

株式公開(証券取引所)

従業員数

10人

本社住所

京都市下京区四条通新町東入月鉾町52 イヌイ四条ビル7階

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