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インタビュー画像代表取締役 泉 雅人

ーシニアマーケットについて

超高齢社会を迎え、今後も介護・高齢者ビジネスは伸びるとよく誤解を抱かれます。しかし、そもそも若者が減り高齢者が増えている現在では、介護保険の財源である税収が厳しいため、このまま放っておけば業界自体が衰退の一途を辿ってしまうとも言えます。 というのも、介護施設の収入源となるのは“介護報酬”です。介護報酬は、介護保険が適用される介護サービスにおいて、事業所・施設に対価として支払われる報酬のこと。 つまり、少子高齢化が進めば進むほど、何も手を打たなければ税収減によってマーケットは衰退していく運命にあると言えるのです。 ただ一つポジティブな事実として言えるのは、“関わる層が増えている”ということ。それは、それだけ課題が大きく多岐にわたるということを意味します。なので、「マーケットの“ポテンシャル”は?」と聞かれると、間違いなく大きいと答えることができます。

ー入社経緯

LIFULLに来るまでに3社経験していて、リクルートを辞めて3社目のWeb系ベンチャーに転職したのは、Web業界の経験をつみたかったのと、正直に言うとお金を稼ぐためでした。 でもお金のために働くとか、そのために会社を上場させたいとか、自分自身の方にばかり意識のベクトルが向いてた働き方になっていたその時期がすごく大変でした。今思うとあれは仕事ではなく労働だったんだろうなと。成長はできたけど思い出としてはツライものでした。 それがきっかけで二度とそんな思いで働きたくないと思って、次の仕事では自分のためだけじゃなく、人生の時間を使って何かをするなら本気で誰かのため、世の中のために働きたいって強く思うようになり、色々な会社をみた結果、LIFULL(当時はネクスト)に出会えたという経緯です。 LIFULLの人は、みんな視座が高いなと感じました。 一緒に話をしていても、自分の成績や評価とか自社のためだけではなく、事業を通じて目の前の社会課題を解決したいという強い想いを持って働いていると思えたんです。 LIFULLの社長の井上さんも世界平和をビジョンに掲げていますし、そんなリーダーが引っ張る会社なので、視座高いのも理解できますよね。 過去の経験から、意識のベクトルが自分の外、つまり成し遂げたいことに向いている人たちと仕事する方が気持ちいいと思っています。そのほうが、みんなの意識も合いやすい。それがLIFULLグループの特徴だと思っています。 LIFULLには利他主義という考え方と目指すビジョンに共感して入社したので、介護業界の知識もなければ、正直に言うと最初はその業界自体にすごく興味を持って入社したわけではありませんでした。ただ偶然にも前職で少しだけ関わったことがあったので、高齢化社会は意識していたし、やりたくないとは思いませんでした。 そして関わってみてすぐに感じたのは、このLIFULL 介護というサービスは、困っている人以外は使ってないなってことです。 もともと、困っている人の課題を解決できるような事業をやりたいと思っていたので、自分がやりたいことにもあっていたようです。

ーサービス立ち上げ当初

当時、すでに同じようなサイトが2つくらいあったのですが、LIFULL 介護の10倍くらいの規模で、まともに戦っても勝てないなと思いました。こちらは自分一人でしたし。 だから一人っきりでがんばることをやめて、頼れる社外のパートナーたちと協力してみました。前職でWebサービスの立ち上げを経験していたので、その知見がすごく活かせたと思います。 そんな色々な工夫をしてみたり、頼もしい仲間が徐々に加わってくれたことで成長できました。 その中でも事業の成長のターニングポイントとなったのはやっぱり子会社化したことですね。 もともとLIFULL 介護は親会社LIFULLの新規事業だったのですが、LIFULLの主力事業、LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)との規模の差がそれこそ蟻と恐竜くらい大きかったんです。ですので、リソース配分の優先順位は正直あまり高くなかったようで。 子会社したあとは、自分たちの裁量で投資できるようになったので、優秀な仲間を次々に採用しました。事業創りは仲間探しとも言いますしね。自分たちのタイミングで採用活動できるようになったことに関しては、成長するにあたって大きな影響がありました。 このようにスピード感を持って成長できたのは、子会社化した影響があると思います。 だからLIFULLにはすごくいい機会をもらえたなと。恵まれた環境に感謝しています。

ー実現したいこと

すでに超高齢社会である日本は団塊の世代が後期高齢者(75歳)となり、世界一の高齢化率は2030年に向けて30%を超えていき、医療費や介護費の増加、あらゆる業界での労働力不足、社会保障制度の逼迫など、様々な社会課題に繋がっていきます。 ここまで聞くともう他人事ではなく、私たちの未来、私たちの家族に関わる話になってきませんか。 超高齢社会というワードからは「介護」は成長産業と連想されがちですが、私たちはそれを解決すべき社会課題として捉えております。 これまで取り組みの一例として、老人ホーム・高齢者住宅情報サイト「LIFULL 介護」では、介護施設を探している方(C)の「わからない」という課題解決のため、情報の非対称性を解消し、介護施設の運営事業者(B)とマッチングするサービスを開発してきました。 ただ高齢化は社会保障費の増加のほかに、人口減少による労働力不足を招き、介護業界ではその影響がより顕著になっています。介護保険という公費により成り立っている介護業界では、その仕組み上コストを価格に転嫁しづらいため、従業員の待遇や就業環境の改善が難しく、このままでは業界全体で人手不足はより深刻になってしまいます。 その課題に対し、私たちは現場業務の手間とコスト削減により介護施設の経営を改善するため、新規事業「買い物コネクト」やLIFULL 介護の新サービスを創り、介護業界が持続可能な状態を目指しています。 このように老後の不安の一つである介護領域から取り組んでいますが、他にも様々な不安があります。 私たちはテクノロジーでその不安を解消する事業を創り続け、その結果として集まる高齢者に関する国内最大級のデータを、想いを持って相手によりそえるヒトが活用し、老後の不安がゼロなっていく世界を創ります。 「データとテクノロジーとヒト」のチカラを活用して、超高齢社会の課題を解決するエイジテック・カンパニー 。それが私たち LIFULL senior です。

ー泉さんのビジョン

今まで新規事業にたくさん関わってきたので、自分で作るのももちろん楽しいのですが、これまでの自分の経験や知識を使って次世代の事業責任者や経営者をサポートしたり、将来的には投資など経済面でも支援して、若者の夢を実現する手助けをしたいと思っています。 そうやってたくさんの事業に関わることで、自分ひとりが関わる事業だけ、というよりも、解決できる課題もたくさん増えて、自分の経験が社会のためになったら嬉しいです。 だから目をキラキラさせながら、「事業作りたいんです!」みたいなことを言う若者は結構好きです。 あとは、すごく個人的なことを言うと、自分が手掛けたこの事業・会社がこの先もずっと続いて成長し、自分の孫に「これはおじいちゃんが作ったんだよ」って自慢できたらカッコいい人生になるんじゃないかなって思っています。 孫に誇れるおじいちゃんは、人類の永遠の夢ですね。

株式会社LIFULL senior
採用担当 浅井 寛希
弊社社是である『利他主義』に共感し、2021年からLIFULL seniorの採用担当として従事しています。困っている誰かのために仕事をしたい方。ぜひお話し聞かせてください。
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