株式会社メンバーズ 専門カンパニー

DX現場支援で顧客と共に社会変革をリードする、業界リーディングカンパニーのメンバーズ。
クライアントには大手企業が並び、携わるプロジェクトも日本有数の売上高を誇るECサイトのデザイン提案や7000万人の会員数を誇る国内サービスサイトのキャンペーンページのUI改善など、世の中への影響力が強いものが多い。

所属するクリエイターには、WebディレクターやWebデザイナー、マークアップエンジニアなどのWebクリエイターに限られていたが、時代の変化に伴うクライアント・ニーズの多様化を受けて、デジタル領域全般へと拡大。WebエンジニアやUI/UXデザイナー、Webマーケッター、データサイエンティストといった幅広い人材を積極的に採用・育成し、クライアントの成果向上に貢献している。

しかし、デジタルクリエイターの技術領域は変わっても、同社の根幹にある想いは変わっていない。それは、「ひとりでも多くの『優秀なデジタルクリエイター』と『優秀でありたいデジタルクリエイター』を輩出し、持続可能な社会に向けたデジタルイノベーション創造を『人の力』で支える」ことだ。

「“優秀”なクリエイターへと成長し、その後も“優秀”であり続けるには、持続的な学びが欠かせません。変化の著しいITの世界では、立ち止まったとたんに置いていかれます。現状維持は衰退と同義ですから、一生現場で頑張れる優秀なデジタルクリエイターであり続けるには、常に成長していかなければならないのです。当社は、その成長意欲を支えるため、『スキルアップする意味や目的を体感できる“やりがい”』や『何を学ぶべきか明確にした“教育”』、『ワークライフバランスが整った“環境”』の提供に力を入れています」（専務執行役員・嶋津靖人氏）

株式会社メンバーズは、“クリエイターファースト”をとても大切にしており、さまざまな制度や仕組みによって、徹底されている。

「デジタルクリエイターの育成計画や福利厚生制度、パフォーマンスを発揮しやすい環境など、現場の意見を“企業成長”という視点で語れる存在が必要だと感じたのです。一般的な企業では管理職と現場を切り分けた経営・管理手法を採ることが多いですが、当社では現場で活躍するデジタルクリエイターこそが、メンバーズキャリアの成長の最大の原動力であると考えており、デジタルクリエイター執行役員は、その現場と経営をつなぐ重要な役割を担うことになります」（嶋津氏）

また、同社のミッションに共感する技術顧問（スキルフェロー）が、社員のスキル向上を支援する仕組みもある。

「JavaScript関連本の著者である西畑一馬氏やRubyやRuby on Railsなどの技術領域で名の知られた安川要平氏など、各分野の最前線で活躍している7名の技術顧問が月に1回来社して勉強会を開催するなど、さまざまな学びの機会を提供してくれています。彼ら自身がそれぞれの現場でクリエイター不足を肌で感じ、人材育成の必要性を痛感しているため、当社社員の育成に対する本気度が非常に高く、他では体験できない貴重な機会が得られると社員からも好評です」（嶋津氏）

企業が本業を通じて社会的課題解決と経済的利益双方を追求し、両者の間に相乗効果を生み出そうという『CSV（Creating Shared Value：共有価値の創造）』。メンバーズでは、CSRの一歩先を行く考え方として大手企業を中心に広がりつつあるこの新しい価値観の重要性に着目し、「社会課題への共感性が高く、その共感性をしっかりと表現したり、プランニングしたりできる人材」の育成に着手し始めている。

「若者を中心に、社会課題やその解決に対する関心が高くなってきています。そのため、これからのマーケティングにおいては、この価値観への共感をベースに商品やサービスを開発したり、コミュニケーションしたりすることが不可欠になってきます。つまり、単なる営利目的に終始するのではなく、社会課題解決へと通じているかどうかという視点から、自分たちが手掛けるビジネスやサービスを創造できる人材が求められると考えます。」（嶋津氏）

「持続可能な社会にデジタルクリエイティブで貢献する――言葉にするとキレイ事のように聞こえるかもしれません。でも、私たちは、本気でここを突き詰めていこうと思っています。それに、社会貢献性の高い仕事のほうが、心の底からつくっていて楽しいと思えるし、自分の仕事を誇ることもできます。そんな善良なモノづくりに共感できる人を待っています」（嶋津氏）