会社設立の経緯と社名の由来は?
会社員時代は自分のやりたいことができなかったんです。上司に何か提案しても“それはいいな”とは言うんですけど、自由にやることができなかった。いろんな視点から見て、ここを変えるべきだというのがわかっていても、意見が反映されない。そういう場面が度々あって、それを解決するには、自分で会社を立ち上げるしかなかった。スタッフの意見がちゃんと反映されるような会社を作りたかったんですね。 社名の由来ですけど、PRICEは価格ですよね。お客様によって価値観は違うなかで、我々が提示した価格にお客様が納得していただけるサービスを提供したい。満足いただける価値を提供する会社というのでプライサーにしたんですよ。でも、実は社名を知っていただきたいとは特に思ってなくて、普段皆さんが使っているアプリは我々が作っている、支えているという事実さえあれば。教育や防災というところで、人のためになるもの、公共性のあるものに取り組んでいきたいというのはずっと思ってますね。
会社として大切にしていることは?
今、いろんな国籍の方に従事してもらっているわけですけど、生まれた環境や育った環境が全然違うじゃないですか。やっばり多様性。もちろん仕事の上下関係はありますけど、個々の個性を尊重する。その人ができないことをなぜできないんだ? と言うのはすごく簡単なんですけど、できるところを見つけてあげて、それをみんなで伸ばしていく環境作りに取り組んでいます。もちろん中にはどんなに努力してもできない人もいますよ。だったら、こっちの職種はどうですか? と、部署をコンバートすることもある。適材適所ってことですよね。
企業理念に「日本国内だけでなく、ITの力で世界に展開します!」とありますが?
やっぱりやる以上は世界に通用するプラットフォームを作りたいと思っています。自分たちがプラットフォームを作って、その上でみんなに何かをしてもらう。それをアプリにして世界共通で使えるようにしたら、いろんな情報を集めることができる。愛媛にいながらにして、常に生きたデータベースを持つことができるのは、インターネットの醍醐味ですよね。 ITは場所にとらわれなくて、どこに住んでいようが成功できる。インターネットで世界中つながってるので、愛媛だっていいじゃないかになりますよね。そうすると愛媛ってITでは四国で一番だよね、日本で一番だよね、というのを目指せるんで。その方が面白いし、その可能性は無限大なんで。やっぱり愛媛から世界へと言いたいじゃないですか。それが地域貢献、雇用の創出、税金の納付などにもつながってくる。あと、島国である日本は防災に対する取り組みが進んでいて、海外でも同じような災害が起きている。そういうところにもインターナショナルで展開していきたいですね。
どんな人を求めていますか?
もうなんか、ブッ飛んでる人がいいです(笑)。まぁ、こんな人じゃないといけないというのはないですが、この会社入りたい、楽しそうなことしてるな、自分だったらこんなことできそうというイメージがある人はいいですね。自分はこの会社で、こういうことやってみたいというのさえ持っていてくれれば、それを叶えるために僕は動くんで。もう一つは、自分でちゃんと考えるということですかね。やりとりのなかで、「これってどうしましょうか?」というのが何回も出てくることってあるじゃないですか。その一つ一つに対して、自分で一回しっかりと考えたうえで「僕はこうしようと思うんですけど~どうしましょうか?」だったら、それだけで全てががうまくいくんですよ。
プライサーの魅力は?
天才がいるってことですね。僕じゃないですよ。結局、物を作る人って自分よりもスキルが高いとか見たことのないものとか、そんなことができる人に憧れるんですよ。スーパーマンのような存在のスタッフがいるのが売りで、エンジニアの人はみんなそういう人と働きたいと思うんじゃないかな。あとは、すっごい面白い会社です。たぶん今までにない会社で、反骨精神みたいなのは強いですね。たとえば、こういうことしたいけど、これは無理やろなと最初の一歩を踏み出さない人がいる。プライサーの場合は、とりあえずやってみたらいいやん。やってもないのに無理というのはナシで! という感じです。