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株式会社シースリー

  • IT/Web・通信・インターネット系

設立から大手メーカーと取引するサーバインフラソリューション企業。大手ユーザーのクラウド・オンプレ共に市場価値の高いエンジニアを創出。

企業について

株式会社シースリーは2012年の6月に設立以降、サーバ・ネットワークのインフラソリューション事業に特化している企業だ。メンバー構成は、代表を含めて10名。社員はすべて技術畑の出身者であり、エンジニアが中心の組織である。

取引先の大部分は、誰もが一度は耳にしたことがある大手メーカーだ。メーカーとの協業によって、金融・公共・エネルギー・クレジットといったさまざまな業界のリーディングカンパニーの業務に踏み込んだインフラ基盤構築・運用に特化。オペレーティングシステムをはじめ、メーカー系のサーバ・ソフトウエア、データベースなど、多岐にわたる領域の設計・構築・保守を一貫して手掛けている点が、事業内容としての特徴だ。

代表の波多江氏は、技術分野の法人営業やプリセールスなどでキャリアを積んできた人間。SIer勤務時代に培ったメーカーとの人脈を活かし、設立初年度から大手メーカーとの直接取引を始めたという。SIerとメーカーの取引に詳しい波多江氏いわく、設立1年目から大手メーカーとの取引を成立させるのは非常に珍しいそうだ。顧客ゼロの状態から開拓していることからも、設立初年度から貴重な事業基盤を構築し、順調なスタートを切ったと言える。

現在、第二成長期を迎えている同社の今後の展望について、波多江氏はまず上流技術のさらなる向上を挙げている。

「インフラ系はソフトの移り変わりが激しくなってきています。顧客のニーズは、クラウド化に伴って物理的な環境から仮想的な環境へ移っており、タイムリーかつ多様な技術をキャッチアップする取り組みが必要になってきています。今後はプロジェクトの品質・対応力のさらなる向上を図り、上流工程のノウハウに磨きをかけていきたいと考えています。ちなみに私たちはこれまで運用・監視業務をやったことがありません。やらないという意味ではありませんが、あくまで上流で価値を発揮する会社を目指すのが基本的なビジョンです」(波多江氏)

もう一つ掲げている点として、社内研修の強化を挙げている。
「社内サーバを駆使して顧客の実務に合った研修カリキュラムを整え、経験値の浅い社員がスムーズに戦力化できる仕組みをつくろうとしています。これは業界特有の悩みですが、技術向上で課題を感じている企業も少なくありません。今後は社外に教育事業を展開する構想も描いています」(波多江氏)

以上の事業展望をふまえ、同社ではどのような人物が求められているのか。波多江氏は次のようなタイプの人物像に言及している。

「普通にコミュニケーションが取れる。自分だけでなく会社の仲間を大切にできる。日々の自己啓発に対して高い意識を持てる。これらが自然とできれば、当社がモットーにしている“社員の心得”を理解できますし、エンジニアとしてさらに成長できるはずです」(波多江氏)

ちなみに“社員の心得”とは、仕事に従事できる感謝の心、常識のある謙虚な心、自己啓発を常に目指す心の3点。いずれの心得も、波多江氏が過去のキャリアを通じて得た"生きた教訓"が原点となっている。

メーカーとの協業による上流のエンジニアリング業務は、たくさんの人と関わりを持つ中で、業務レビューを行う機会が多い。お客様やプロジェクトメンバー間の連携においても、相手が言っていることを理解し、即座に、的確に返答するコミュニケーション力が欠かせない。つまり今持っている技術以前に、人としての品位や、品質を追求する姿勢が大切。“人”としての素養を重要視しているのが、同社の基本的なスタンスなのだ。

人としての素養が備わってさえいれば、経験が浅いエンジニアであっても着実にスキルアップできる研修体制が整っていると波多江氏は付け加える。社内研修については、新技術や顧客ニーズに伴った研修カリキュラムを実施。研修もやりっ放しではなく、研修後に学習内容や今後トライしたいことなどのアンケートを実施し、研修受講者と意思疎通を行うことで、研修の定着度アップを図っているそうだ。この他、資格取得を目指している社員には、担当リーダーが日頃の自己啓発状況を細やかにヒアリングし、適切で効率的な勉強方法をアドバイスしているという。

「インフラ運用に関する基本的な理解が備わっていれば、設計・構築などは先輩エンジニアから学べる環境があります。また、社内には世界標準のIT資格(LPIC)の認定インストラクターとして活躍していた社員も在籍していますので、プロが主導する勉強会に参加しながら資格取得を目指すこともできますよ」(波多江氏)

同社で働く魅力について、波多江氏は次の3点にふれている。

1点目はインフラに特化し、メーカー直取引の業務ポジションで大規模システムに携われることである。上流業務がメインであることから、キャリアアップ志向が強く、やりがいある業務を求めているエンジニアにとってはこの上なく刺激が多い環境だ。

2点目は社員同士の距離の近さだ。同社はインフラ領域に特化した企業だからこそ、仕事面・技術面の共通点が多く、社員同士で日々発生する問題を解決するシーンも多いとのこと。同社のエンジニアの一人は、「以前の会社では日頃の業務以外の接点がまったくありませんでしたが、当社に転職して社員同士のコミュニケーションがぐんと増えました」と、自社の環境面の魅力について語っている。この他、バーベキューパーティや納会などでみんなが集まり、日々現場で感じている疑問点をぶつけあい、お互いにアドバイスし合うことも。社歴に関係なく、何でも気軽に話し合える風通しの良さがある。

3点目はエンジニアの頑張りをサポートする評価制度・手当を整えていることだ。評価制度については、年に1回、各社員が目標設定を行い、評価シートによって目標達成度合いを確認し、昇給・昇格・賞与などに反映している。設定する目標は人によってさまざまで、「この資格を取る」「この技術を新たに覚える」「マネジメントにチャレンジする」など、あくまで一人ひとりの主体性に判断を委ねている。手当については、プロジェクト評価・メンバー管理手当の種類が多く、採用面接担当者には特別手当を支給するなど、+αの貢献をしっかりと手当として還元することでモチベーションの維持向上につなげている。

これらの魅力に一貫しているのは、本気でエンジニアの成長と向き合っていることである。
「エンジニアのみんなには、ぜひとも将来誇れる仕事を目指してほしいですね。取引先から信頼され、新しい仕事の起点になれるプロが育つ会社をつくるため、出した利益は積極的に人の教育に投資していきたいと思います」(波多江氏)

スキルアップ、キャリア、社風、評価制度など、今の環境に頭打ち感があるならば、同社は何かと突破口を開きやすい環境ではないだろうか。次を見据えるエンジニアに、ぜひ知ってほしい企業である。

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企業情報

会社名

株式会社シースリー

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

資本金

1,000万円

設立年月

2012年06月

代表者氏名

代表取締役社長 波多江 淳一

事業内容

・金融、流通、官公庁、エネルギー大手企業のサーバインフラ基盤系システム方式設計・環境設計・構築・保守・運用
・大手企業の情報システムにおける維持・保守
・業務系システムの開発
・Webコーポレートサイトのコンサルティング、制作

株式公開(証券取引所)

非上場

主要取引先

日立グループ企業 日立パートナーグループ企業 富士通コアパートナーグループ企業 FCA(富士通系情報処理サービスグループ)企業 FSA(富士通系ソフトウェアグループ)企業 東芝グループ企業 他  システムインテグレータ企業 (順不同)

従業員数

10人

平均年齢

37歳

本社住所

東京都港区芝4-3-11 VORT三田駅前7F

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