ケップルへジョインしたきっかけは?
前職の上司がスタートアップに非常に詳しい方で、その方の影響が大きいですね。「面白いスタートアップが出てきたぞ!」「新しいガジェットが発表されたぞ!」みたいな感じで、色々なスタートアップの情報を毎日のように教えてくれていたんです。次第に私もスタートアップに強く興味を持つようになりました。 また、前職で様々な経験をさせてもらう中で、もっと事業全体に対して直接的に意思決定する機会を増やしていきたいという気持ちが生まれていました。入社したての若手ながら生意気にも色々と意見していたのですが、ある程度事業も立ち上がっている状態だったので、何か物足りなさのようなものを感じていました。そんな中で、アーリーステージから小さいチームでプロダクト開発・事業づくりをやっていきたいという気持ちが強くなり、転職を考えはじめました。このときはスタートアップへ入社するというだけではなく、自分で起業することも視野に入れていましたね。 前述の上司に退職の話とあわせて自分で起業することも考えていると伝えると、「いつ言ってくるかと思ってたよ」と強く後押ししてくれました。同時に「起業するのもいいと思うけど、やりたいことが定まってないなら、小さいチームにジョインするかたちで探してみるのもいいんじゃないか?」とアドバイスをくれました。
COOになるまでの経緯は?
2019年後半にはビジネスサイドのメンバーも増え、少しずつプロダクトに携わる業務に軸足を動かしはじめていきました。当初は顧客からいただいた意見を開発の人に伝るだけの役割でしたが、徐々に改善要望の中からピックアップして実際に開発するまでを私が主導したり、代表の神先と一緒にプロダクトの方針づくりをディスカッションする中で、事業部長としてFUNDBOARD(現KEPPLE CRM)を見るようになったのが2020年10月からでした。 その後、2020年末から2021年にかけて資金調達があり、ケップルが事業も組織も拡大していくというタイミングで、神先から「直近ではプロダクトにフォーカスしてもらっているが、江口君の良さを活かせるのはそこではないかもしれない。COOをやってみないか?」と、COO就任への話がありました。 何か新しい事業をはじめる際のプロジェクトマネジメントやオペレーション構築が得意だったので、誰が拾うべきか分からないボールを拾っていくような役割も含めて期待したいとのことでした。COOの就任については、正直かなり悩みました。私自身はプロダクトづくりが好きだったので、プロダクトづくりに携わりはじめる中で、プロダクトマネジメントを極めていくようなキャリアもあるのかなと思っていたので…。ただ、期待してもらったようなビジネスを何とか前に進めるのが得意ということはそれまでの経験で自分でも感じていましたし、現状のケップルにおいて自分が一番価値を発揮できるのは泥臭くなんでもやるポジションだろうなと感じて、COOへの就任を受けました。
今後のビジョンは?
現在はCOOとして試行錯誤しながら、事業開発を中心に広報から情報セキュリティの体制構築まで幅広く担当しています。COOというポジションは会社のフェーズによって求められる役割が変わってくると思っています。現状のケップルのように、組織的にまだ不足している部分が多いタイミングにおいては自分で手を動かしてそれを埋めつつ、体制やチームを整えて引き継いでいく立場なのかなと思います。ただ、もう少し組織が大きくなってくれば「会社全体が継続的に成長できるためにどうするか」という視点でマネジメントをする役割が大きくなっていくはずなので、徐々にそういったことも準備しなければいけないと考えています。もし、そのタイミングで私より適任の人がいるのならば、会社の成長のためにこのポジションはバトンタッチすべきだと考えています。それは必ずしも、私がこの会社を去るということではなくて、新しいフェーズの会社において僕が担うべき役割があればそれに務めたいということです。自分自身も会社の成長スピードに追いついていかなければ振り落とされてしまうという、健全な危機感は常に持つように心がけています。
どんな人と働きたいですか?
何より「ケップルが掲げるミッションやビジョンに強く共感してくれる人」です。我々は世界に新たな産業をという非常に大きな目標を掲げています。足元の成長も大切ですが、長期的な目線で腰を据えてビジネスをしているため、組織としてみんなで切磋琢磨しながら、大きな目標の達成に向けて一緒に進んでいく気持ちがケップルのメンバーには必要だと思っています。ベクトルが自分の成長に向いていることも大事ですけど、何より会社のビジョンの達成や顧客支援、スタートアップマーケット全体への貢献に意識が向いている人と一緒に働きたいですね!