シースリーインデックス株式会社

シースリーインデックス株式会社は、名古屋発祥の独立系システムインテグレータだ。2013年の東京進出以来、両都市にある多様な業種の大手企業の直接案件を主体に、業務系システム導入と運用を手掛けてきた。

『クライアントの立場・クライアントの目線に立つ』というミッションはそのままに、今後は自社サービスの展開も加速していく。プライム案件の受託開発と共に、自社サービスをもう一本の事業の柱にしたいと考えているのだ。新たな成長フェーズへ向かうにあたり、事業基盤をさらに盤石なものとするために新たな人材を広く求める。

同社は株式会社キャストから、中部圏でのSIer事業を継承する形で2008年4月に設立された。顧客の要望・問題を正確に把握し、常に顧客の立場・顧客の目線に立ち積み重ねた実績と信頼で、特定の業種によらない大手企業から支持されている。その多くはプライム案件で、基幹系や販売管理、CRM等の様々な業務系システムの設計、開発、保守運用までワンストップで提供可能なのが同社の特徴だ。
そのため、客先常駐の場合でも同社専用の作業部屋を用意されることが多く、感覚的には自社内と変わらない環境だ。

常に挑戦する姿勢がモットーの同社は、国内最大の市場である東京へ進出するため、2013年に東京オフィスを開設した。現在は、上場企業を中心とした顧客の大規模な業務系システムの開発・運用に携わる。実業務と同時に、PMとして複数のベンダチームのコントロールや顧客との営業的な折衝によってプロジェクト拡大に努める等、重要な位置づけで業務を進める社員もいる。
今後は東京の更なる拡大を狙っていく。

また、受託開発だけではなくRPA製品の代理店業務も行っており、今後は新たな自社サービスの展開も加速していく。大手企業向けのシステムインテグレーションを主軸としつつも、常に最新動向をキャッチアップして、新領域を模索する努力を怠らないのだ。探求心と真摯な姿勢は同社の強みである。

同社には、前述のように豊富なキャリアと高いスキルを武器に、自発的に営業的な折衝まで行い、プロジェクト拡大に尽力するようなPLやPMがいる一方、異業種から未経験で入社したプログラマもいる。

スキルセットやレベルを明確にし、本人のキャリアプランに適したプロジェクトにアサインされる。
特定の業種に特化せず、幅広い業務系システムの案件に携わっているため、選択の幅が広いのだ。様々な技術やシステムを経験したいエンジニアにとっては、魅力的だろう。2カ月に一度～半年に一度は定期面談を行い、現在の状況や目標などを相互確認する。上長はもとより、社長ともざっくばらんにコミュニケーションを取れる風通しの良さが自慢だ。

多彩なバックグラウンドを持つ社員が集い「尖った個性」をよしとする同社だが、共通して求める資質がある。それは、コミュニケーションスキルだ。プライム案件にこだわる同社だけに直接顧客とやり取りする機会は多く、それゆえにいくら技術が高くても、会話ができなくては顧客からの信頼を得ることができないと考えているためだ。

「持ち前のコミュニケーションスキルの高さと学ぶ意欲が評価され、IT業界未経験ながら採用に至った社員もいます」と話すのは、管理本部で東京の人事採用を担当する汪順子氏。経験が浅いからと諦めるのではなく、やりたいことや思いを面接で率直に伝えて欲しいという。その希望が同社で叶うのかを一緒に考えていこうというのが、同社の面接スタンスなのだ。

もう一本の事業の柱に育てたいという自社サービスについては、2019年7月に新サービス『Merucii（メルシィ）』をローンチした。これは、社内コミュニケーション活性化のためのBtoB ツールで、社員同士が気軽に感謝を伝え合える他、普段あまり接しない者同士が会話を交わすきっかけも作り出す。感謝の気持ちを忘れず、世の人々に技術やサービスを提供することで貢献していきたいと考える、代表取締役の思いが反映されたプロダクトだ。

過去には社員が生み出した自社サービスもあり、社内ベンチャーという形で起業した社員もいる。同社はポジションを問わず、発信したアイディアを形にしていけるフィールドなのだ。

名古屋と東京、客先と自社内開発といった具合に、社員のロケーションが分散しているが、社内コミュニケーションはどのような状況なのだろうか？

「代表との距離が近く、普段社内にいるエンジニアはもちろんのこと、社外にいるエンジニアも頻繁に帰社するので、コミュニケーションは活発です。代表は東京にもよく来ているので、今日もいるんだという感覚で気軽に会話を交わしています」（東京採用担当 O氏）

フランクな代表の人柄が、風通しの良い雰囲気を作り出しているようだ。また、コミュニケーションスキルを重視するというだけに、社員は人当たりがよく、明るいタイプが多い。

また、意思疎通がスムーズなのと少数規模な組織体制もあって、物事の決定が素早いのも特徴である。稟議書を回すといった事務的な手続きなしに、即決に近い状況でスピーディーに進んでいくという。

「柔軟性は当社の持ち味です。管理部としても、福利厚生を毎年見直し運用してみて、良くなかったらすぐやめるような臨機応変さがあります。まずはやってみよう！というカルチャーですね」（O氏）

臨機応変という部分は、社員の働き方に対しても発揮されている。家庭の事情による時短勤務や男性の育児休暇取得等、勤務時間に関する悩みを抱える社員の希望に柔軟に対応している。休暇の面では、平日5日間を前後の土日で挟んでの9連休取得を推奨する「9lover制度」がある。プライベートタイムも充実させて欲しいという代表の思いが反映された制度で、社員の多くが取得している。

東京事務所はまだまだ立ち上がり期で改善の余地があると言い、働きやすい環境を一緒に作っていける人を歓迎したいという。温かな風土の企業でエンジニアとしてキャリアアップを図りたい者は、まずは同社の話を聞いてみてはいかがだろうか？