こだわりの起業経緯を教えてください
前職にて、エンジニアの派遣事業を10年間経験して「違和感」があったからです。 現状、エンジニア派遣事業でシェアを獲得するには、ある企業に在籍をしているエンジニアを別の企業にアサインしなくてはなりません。 A社からB社に人材をアサインすると、B社は人材を獲得できますが、A社は人材を失います。A社はC社から人材を獲得しようとすることもできますが、そうすればC社も人材を失うことになります。これは、エンジニアの人材を巡る椅子取りゲームのようなものです。 結果的にビジネスが上手なエンジニア派遣企業は儲かりますが、「日本の成長のため」にはならないと私は感じていました。 皆さんご存知の通り、現在少子高齢化が急速に進んでいます。そんな中、2019年時点では日本において約27万人のエンジニア不足となることが国勢調査で発表されています。また、2030年には約60万人のエンジニア不足となることが予測されています。 昨今の採用市場において「エンジニア不足」であることは承知の上かと思うのですが、10年後には倍以上のエンジニア人数不足となるのです。この実態に対して日本は手を打つべきですし、株式会社こだわりとして手を打ちたいと思っています。
現在の仕事内容について教えてください
「経営資源を集めること」「未来を描き、メンバーに共感してもらうこと」です。 こだわりの経営資源は、ヒト・カネ、そして情報です。 ヒトの部分では、会社の新しい仲間を集めること カネの部分では、事業成長のために必要な投資資金を集めること 情報の部分では、未来のこだわりを創っていくために、マーケット・競合他社の情報収集を行うこと どれもこだわりが世の中へ価値提供していくために欠かすことのできない、私に課せられた大きな役割だと考えています。 そして共に働くメンバーが創りたくなる未来を描くために、未来のマーケットにどんな課題が起こるのか予測して、他社との差別化を図り、どのように舵取りするべきかを明確にする。 その旗振り役を、会社を代表して私が担っていると考えています。
仕事のやりがいを感じる瞬間を教えてください
これはシンプルに、「メンバーの成長」です! 数年前までは、代表の私自身が、営業から採用・社内統制まで、すべて最前線にでないと会社が回らない状況でした。 今は、営業・人事・管理部門が確立され、概ね自走できるところまで組織が育ってきました。またエンジニアメンバーも、弊社の理念である『カチにこだわる』へこだわる社員が増えており、そういった姿勢を見逃さないように、私も定期的に「お客様へどこまで提供できているのか」注意深く確認しています。 日に日に指標するものが増えている現状は、メンバーが成長できている証明だと思うので、新しい指標が生まれるたびに、嬉しさを感じています。
こだわりの魅力は何ですか
私は『挑戦を受け入れる文化』だと考えています。 こだわりでは半年に一度、昇格試験という制度があります。 この昇格試験は、在籍年次・経験問わず挑戦することが可能です。 自身の評価されるチャンスでもあり、現在地がメンバーに知られる機会でもあるのですが、毎回、ほぼ全メンバーが挑戦しています。 人は経験を積むことで、人としての厚みが増すものだと思っています。 「場数を踏む」「自ら挑戦をはじめる経験を積む」 こだわりでは、会社と共に社員も成長することを大切に、これからも経営していきたいと考えています。
今後の目標について教えて下さい
まずは、こだわりの掲げる理念『カチにこだわる』をしっかり体現することです。 関わるステークホルダーの皆さま(お客様とこだわりで活躍するメンバー)に対して、価値貢献という形で示していきたいです。 ご縁が結ばれた一社一社のお客様に、大きな付加価値を与えながら、提供先も都内だけでなく、地方や世界も見据えた取り組みへ繋げていきたいです。 こだわりのメンバーには、それぞれが進化にこだわり、チームワーク、絆を育み、お互い助け合いながら支え合って働くこと。そして大きな成果を残していくこと。 これらのプロセスを経て、世の中に価値を提供し続ける会社を経営していきます。