現在の御社の事業内容を教えてください。
CM、ゲーム・エンターテインメント、ゲーム、プロモーションの4つの分野を中心として様々な映像制作を手がけています。まずCM分野では、VFX、アニメ、モーショングラフィックなど、様々なジャンルのCMを数多く制作しています。エンターテインメント分野で手がけているのは、カジノアプリ・遊技機などです。ゲーム&ムービー分野では、UE4&Unityでのゲーム開発をはじめ、劇場映画や動画配信シリーズ、プロモーションの協力実績があります。 その他、ユニークな事業としては落語家の五代目桂三木助師匠のマネージメントを行っており、有名IPとコラボした落語など新しい試みを試しています。
仕事をする上で大切にしていることや、座右の銘などはありますか。
そういった何かカッコいいことを言うのはちょっと苦手なのですが、これまでずっとモノづくりの仕事に携わってきて感じているのは「企画は人生」ということですね。 企画は、その人のそれまでの人生経験や、それによって培ってきた価値観から生まれるものです。過去の成功体験だったり、失敗だったり、挫折だったりといったいろんな経験が、企画を作り上げていく際の判断材料になるんですね。だから良い企画を出すためには、できるだけ多くのことを見たり、聞いたりすることが大切です。そして、良いモノを作りたいのなら、仕事も遊びも本気で取り組んで、成功も失敗も含めて人生経験をたくさん積み重ねていくことが大事だと考えています。
社員のモチベーションアップのために工夫されていることは。
当社では社内副業制度を設けています。これは本来、外注するつもりだったデザインや映像制作といった仕事のうち、従業員がやりたいと手を挙げた場合は、業務時間外に行うことを条件に、副業として従業員に振る制度です。そして、その場合の作業費は、基本給とは別に、個人事業主への外注費のような形で別途支払っています。その根底にあるのは、受け仕事ではなく、前向きに仕事に取り組みながらどんどん稼いでほしいという想いもあります。 また、家賃の3割を会社が負担する家賃補助制度や、イベント・映画・ゲーム・交流会などの費用を会社が負担するスキルアップ制度など、福利厚生も充実させています。
今後のビジョンと、求める人物タイプを教えてください。
今後のビジョンとしては、現在手がけているCM、エンターテインメント、ゲーム&ムービーという3つの分野で、クライアントやユーザーにより満足いただけるクオリティの高い映像を制作し、さらにシェアを拡大していきたいと考えています。それに加えて、新事業の立ち上げにもどんどんチャレンジしていきたいですね。 そのため当社が求めるのは、強い想いを持って行動できる方です。例えば社員から新しい(事業)をやりたいという意見が出てきて、見込みがあれば、私はすぐに「いいね、任せるからやってみようよ」と言うタイプです。しかし、いざそう言ったら「実はそれほどやりたかったわけじゃないんですよ」と尻込みする人が結構多いんですね。そうじゃなくて、「じゃあやります」と言ってすぐに行動に移すような、強い想いを持った方に来ていただきたいですね。
会社設立の経緯を教えてください。
当社は2017年2月に私と現在取締役社長を務めている中島、そして役員を務めている2名の4名で設立した会社です。設立前、私は大手遊技機メーカーでプランナー・プロデューサーとして遊技機の開発に携わっていました。早いスピードで市場が変化していくため、事業の枠組みの中だけで開発すると事業の変化をリアルに感じづらく、相対的にモノ作りの価値が低くなっていることを感じました。 だからこそ、多業界で展開できる映像を軸とすることで、時代の変化を広くとらえて、既存の事業を再定義してモノ作りの価値を高めていきたいと思い、今の会社を設立しました。