株式会社シービーラボ

「クラウド技術で誰もが活躍できる社会をつくるために」をミッションに掲げ、最新のクラウド技術を活用して、クライアントのビジネスを次のレベルへと導くことを目指す株式会社シービーラボ。クラウドインテグレーション事業・システム開発プロジェクトマネージメント事業・クオリティサクセス事業を展開し、クライアントのビジネス成功に貢献している。

同社は2022年9月に設立されたスタートアップ企業であり、15名ほどの少数精鋭で構成。また、東証プライム上場のミガロホールディングス株式会社のグループ企業でもある。この【上場グループの安定性】と【スタートアップ企業ならではの勢い】を併せ持つことに関して、代表取締役の鈴木将親氏は「経営上は確かに安定しているが、むしろこれから成長を目指して作り上げていく会社です」と冷静に分析する。また、グループ企業間のつながりについて、鈴木氏は次のように語る。

「グループ会社のなかに、当社と同じくシステム開発事業を展開するアヴァント株式会社が属しています。私がその代表取締役も兼任しているため、両社間の連携は非常に強固です。定期的に全体交流会を開催し、エンジニア同士の結束を深めています。当社のメンバーは10名強ですが、アヴァント株式会社の社員も含めると200名以上になるため、エンジニア間の知識の共有やスキル向上も可能な環境です」

同社は、クラウドインテグレーション事業・システム開発・QA事業の3軸で事業を展開している。クラウド事業では、ハイブリッドクラウド環境での統合システム基盤の計画から構築、移行、運用までをトータルに支援。システム開発では、PHPやRuby、JavaScriptを用いたシステムやアプリ開発を行い、企画から運用保守まで対応。そしてQA事業では、大手企業や官公庁のシステムやアプリのテスト業務を実施している。クラウド事業はクラウドサービスのスペシャリストが揃った「東京事業部」で、システム開発は一般的なシステム会社では対応が難しい特殊技術に対応可能な「大阪ラボ」で、そしてQA事業は東京及び大阪の2拠点で展開している。

主な取引先は大興電子通信株式会社、エレコム株式会社、株式会社ROBOT PAYMENTなど。ワンストップでもスポットでも、顧客の課題解決を目指し、ビジネスに必要なシステムを共に考え、具体的な形にしていくのが、同社の使命だ。

開発インフラの整備はもちろん、開発チームのメンバーと必要なタイミングで意思疎通ができる環境も整備されている同社。さらに、残業が常態化しない業務体制の構築や柔軟な働き方の実現に向けて徹底的に取り組み、エンジニアがパフォーマンスを発揮しやすい環境が用意されている。ここまでエンジニアファーストな環境が整っているのは、鈴木氏だけでなく、副社長もエンジニア出身であるからこそ。エンジニア一人ひとりの仕事面の環境づくりや、その先のキャリアも大切にしている。

同社の一番の強みは「人」と「組織」であると鈴木氏は話す。スペシャリストの技能は一般的には個々人に依存しがちだが、同社は全社的にコミュニケーションが活発。そのため、社内のスペシャリストたちの技術やノウハウを共有し、組織全体の力として昇華できる体制が整っている。

IT業界全体は市場が拡大し続けているが、どの企業もエンジニア不足が深刻化している。その課題は同社も同じだが、実際に欲しい人材は“熟練エンジニア”だという。そのため、エンジニアの育成に力をいれており、その能力には自信があるそうだ。アヴァント株式会社は新卒からエンジニアを育てる文化があるほか、資格取得支援も実施。このように充実した育成体制を、同社も導入していく予定だ。また、QA事業に関しては、カリキュラムを作成中。業界団体の幹部に監修を依頼しているため、質の高い教育プログラムの完成が期待される。

今後の展開について鈴木氏は次のように語る。

「インフラエンジニアに関しては、専門家を増やしていきたいと思っています。数ではなく、質の高い人材を増やすことが目標です。現在は大手SIerの二次請けをメインにしていますが、その中で強く頼られる集団になることを目指しています。チームで顧客先に入り、活躍するような、クラウドインフラのプロフェッショナルを育てていきたいですね。また、QA事業では、キャリアを高めたいという方には、その希望に寄り添ってキャリア支援を行っていきます。具体的には、マネージャークラスまで育てていく計画です。また、ゆくゆくは開発に転向したいという人への支援も行っています」。

同社では、社員が安心して働ける環境を大切にしており、特に心理的安全性を重視している。社内には社員同士が助け合う文化が根付いており、誰かが困ったときには手を差し伸べる温かい雰囲気がある。この助け合いの精神が、社員全員に居心地の良さを感じさせ、前向きに仕事に取り組むための重要な要素となっている。そんな同社に向いている人について、システムインテグレーション部事業部長の松原英希氏は次のように語る。

「ITインフラ基盤の仕事は、社会のシステムを支えるやりがいのある仕事です。言い換えると、トラブルが発生したときの社会的影響は大きく、さらに初期投資も莫大なため、保守的にならざるをえないところがあります。しかし、クラウド技術を取り込むことによって『新しい技術の採用』や『迅速なシステムの変更』が可能になりました。『社会を支える仕事がしたい』という想いを持ちながら、スピード感を持って新しいことに挑戦したい人は向いていると思います」。

また、同社はワークライフバランスにも配慮している。実際に男性社員が1年間の育児休暇を取得した事例もあるほどだ。さらに、リモートワークが広く採用されており、物理的な場所にとらわれずに働くことができる環境が整っている。リモートワークが不安という方のために、毎日15:00～16:00には「つないでワーク」という自由参加のオンライン時間を導入。社員が仕事をしながら他のメンバーとオンラインでつながる場だ。技術的なヘルプや困ったことの相談、ちょっとした雑談など、気軽につながれるため、孤立せずに働けるだろう。

最後に、どんな人と働きたいかを松原氏に伺った。

「今、当社は拡大期に入っており、インフラ技術を軸に私と一緒に会社を大きくしていきたい人を募集しています。ただ、会社はバブル的な成長は求めていません。地に足をつけ、何十年と日本を支えていくような成長を目指していくので、短期的な成功を求める人は向いていないかもしれません。また、これから会社を大きくしようとしていることもあり、積極的に挑戦していける人は、どんどん裁量も増え、すぐに会社のコアメンバーになれることでしょう。自分のできることが増えていき、それにつれて会社が大きくなっていくことに喜びを感じられる人にとっては最高の職場になると信じています」。

スタートアップ企業でありながら、エンジニアとして成長できる環境が十分に整っている同社。自らも高いスキルを身に付けたエンジニアへとステップアップしたい方、ゆくゆくはコアメンバーとして活躍したい方におすすめの職場だ。