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インタビュー画像代表取締役 執行役員社長 中村英明 1987年、ソニー株式会社に入社。放送機器や医療機器など、主にB to Bの事業領域でマーケティングを担当。その後、ソニーの海外販売会社でもキャリアを積み、35年間のソニーでのキャリアは日本と海外で半々という。2022年4月、ソニーピーシーエル株式会社の代表取締役に就任。

ソニーPCLはどんな会社ですか?

ソニーPCLの事業は幅広く、映像制作事業とスポーツエンターテインメント事業、そして空間・イベント設計事業の3つの大きな柱があります。ソニーグループの一員であることも手伝い、技術に強みを持っている会社です。そこに、クリエイティビティを上手く掛け合わせ、クライアントやエンドユーザーに価値提供をしています。テクノロジーとクリエイティブの融合は、ソニーが謳っているパーパス。ソニーPCLの事業や企業カルチャーは、ソニーのパーパスにマッチしていると感じています。 クリエイターが描く世界観をエンジニアが技術で実現し、マーケティングやセールスがそれをユーザーへデリバリーする。ソリューションを開発できるエンジニアチームが社内にあるのは、クリエイティブカンパニーとしてソニーPCLの特徴。ソニーグループの技術を実際に使うためにスペシャリストが社内にいることで、クオリティもスピードも格段にアップします。

ソニーPCLのビジョンは?

テクノロジーでコンテンツを革新し、新たな感動を生み出していく。これがソニーPCLのビジョン。テクノロジーとクリエイティブで感動を作り出す点は、ソニーのパーパスと同じです。2022年2月に開設した「清澄白河BASE」は、先端技術を活用できるスタジオであるだけでなく、感動を生み出すクリエイティブ拠点としての役割も担っています。クリエイターがやりたいことを実現する“共創の場”という位置づけで、時代の先端を走るクリエイターが集い、ソニーPCLが技術でそれに寄り添う関係を理想としています。 持続した成長が大切だと考えています。一つひとつの成長は小さなものでも構いません。大事なのは、成長を続けることです。世の中は移り変わります。特に、クリエイティブやテクノロジーの世界は変化が激しいところです。世の流れを追随していてはダメで、時代の先へ回り込むことが重要。常に時代の一歩前を歩む、それがソニーPCLの在り方です。

ソニーPCLで働く魅力は?

個々のメンバーがスキルアップできる環境がある会社です。プロデューサーもプランナーもエンジニアもマーケターも社内にいます。いろんな職種の人材が活躍する会社なので、縦にも横にもキャリアを広げられます。チャンスはたくさんあり、若い人材も早くから活躍しています。中途入社のメンバーもすぐにキャッチアップして、組織にも馴染んでいます。 2023年4月に新規ソリューション開発戦略室を開設しました。顧客やクリエイターのフィードバックをもとに、当社技術部門のエンジニアがソニー本社のR&D部門と協力して、ソリューションを開発。それをクライアントやエンドユーザーに提供していきます。コンテンツ制作は、クライアントワークゆえに“待ちの姿勢”になりがちです。常に新規ソリューションを開発することで、これまでにない動きが出てきます。 AIやロボティクスなどソニー本社で進めているR&Dの最先端技術にいち早く携ることができるのも、ソニーPCLで働く魅力ではないでしょうか。

スポーツエンタテインメント事業の今後の展開は?

JリーグのVARでソニーの技術が使われており、その現場でのオペレーションをソニーPCLが担当しています。今後は、データのビジュアライゼーションを推進していきます。ヤクルトスワローズとの実証実験では、ホークアイのトラッキング技術でデータ収集して、それをビジュアル化することでトレーニングや戦術の立案に使っています。ビジュアライゼーションの方向性を変えることでエンタテイメントでのデータ活用も可能です。 アメリカやヨーロッパは、スポーツTechやスポーツエンタテインメントで日本の先を歩んでいます。メジャーリーグでは、試合中にデータを確認して、改善点を見出したり次の展開を予測したりするのに、テクノロジーが積極的に導入されています。日本でも今後はプロスポーツを中心にテクノロジーの活用が加速すると予想しています。ソニーPCLにとってビジネスチャンスであり、日本のスポーツ観戦をもっとワクワク・ドキドキする新しいカタチに進化させることがきます。

どんな人材と働きたいですか?

いろんな職種の人材と“共創”を楽しめる人材が、ソニーPCLのカルチャーにマッチすると思います。自分の仕事はもちろん、一緒に働く人がどんな仕事をしているのか興味を持つ人だと、ソニーPCLでの仕事は楽しい物となるでしょう。それだけ多くの人たちと“共創”するチャンスがあります。 エンタテイメントやスポーツ、あるいはテクノロジーやクリエイティブに興味・関心を持っている人材が好ましいと考えます。プロフェッショナリズムの観点から見れば仕事のクオリティと興味・関心に因果関係はないと思われますが、仕事を楽しんでもらうためには、ソニーPCLが手掛ける事業を好きであってほしいと願っています。 テクノロジーとクリエイティブが高い異次元で融合した、他社では味わえない仕事が経験できると自負しています。

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