“最も人を生かす企業であり続ける”という経営理念を込められた想いを教えて下さい。
私は、これまでWebマーケティング・広告の世界で仕事をしてきて、多くの素晴らしい経験をしてきましたが、同時に自分以外を顧みないWeb広告の利用も多く見てきました。 正直そういうことを目の当たりにし、同じ世界に身を置く者として胸を痛めることが多かったのです。だから私は、他人を犠牲にするのではなく、いかなる事業においても、何よりも人を生かす仕事がしたいという気持ちになりました。 また、過去にいくつものサービスに関わってきた中で得た教訓があります。 それは「テクノロジーを広げるのは人自身であるということ。作る人や使う人もそうですが、販売代理店を始め、周辺にいる利害関係者が少しでも多く、少しでも深く熱中してもらうことこそがサービスの広がりに関係してくると考えています。人だけが持ちうる気配り・モラルがあってこそ、真に良いプロダクトができ広がる」ということです。 だからこそ経営理念の中心に“人”を据え、メンバー達と共有しようと思いました。
杉浦社長が大切にしている仕事観を教えてください。
先ほども「人なくしてサービスは語れない」と断言したように、相手の立場から物事を考えて行動できているか?という、人としてのモラルと気配りを大切にしていますね。 そのため、社員の人間としてのマナーについては、かなり厳しい目で見ていると思います。細かいことで言えば靴を揃える、使ったものを清潔に保つ、言葉遣い、あいさつ、立ち居振る舞いなどそういったレベルからです。 「相手のストレスを減らす」ことが仕事のクオリティにもつながると考えており、癖付けるためでもあります。また自社が成長したときにビジネス相手となる大手企業や海外企業に対しても堂々と渡り合えるヒューマンスキルを身に着けるためでもあります。 実務でのスキルがあれば人間力はどうでもいいということでなく、その逆です。 成功している起業家や社長は総じてそういったところをおろそかにしません。 もう一つ大切にしているのは、「やってみよう」というマインドです。 ベンチャー業界ではよく言われることですが、やってみて失敗するのは仕方ないと思っています。一番ダメなのは、やれるチャンスがあるのに何も行動しないこと、やりきれず中途半端に失敗してしまうことです。 私達のようなスタートアップベンチャーにとって、チャレンジする気持ちが何よりの成長のエンジンになるからです。 合言葉は、「本気の失敗には意味がある。」「空振り三振はOK。見逃し三振はNG」 バットを振ってさえいればホームランの確率は0ではないですが、振らない限り0です。 そして、失敗するなら示唆が得られる本気の失敗をすることが大切です。
メンバーの人達とはどのように関わっていますか?
メンバーとは、かなりフランクな関係性をこころがけています。 仕事でも密にコミュニケーションをとっていますし、仕事を離れてもプライベートで交流することが多々あります。外でアクティブに遊ぶのが好きなメンバーが多いので、釣りやバーベキュー、フットサル等を一緒に楽しんでいます。 ただ、会社が数人から数十人の組織に成長してきている現在は、会社の代表として、楽しむときは楽しむ、叱るときは叱るといったように、メリハリの効いた距離感を心掛けるようになっています。 例えば、特定のメンバーとばかりコミュニケーションを取っていると、どうしても不平等感が出てしまいます。だから職場では全員の状況をとにかく良く聞きながら、メンバーみんなが平等に相談しやすい距離感をつくるようにしています。
今後はどんな会社になっていくのが理想ですか?
私達は全員が天才のエリート集団ではありません。とにかくトライ&エラーの精神で、ゲリラ戦のように泥臭く地道に前進していくような企業だと思っています。そういった意味で、何かサービスを考えたら、リリースと検証をひたすら繰り返す。そんな実行力がメンバー一人ひとりに育まれていくのが理想です。 地上戦でしっかりと勝ちきれるビジネスチームを作り上げてこそ、その後にくる空中戦(よりレベルの高い戦い)の際により大きな成果が得られると考えています。 実行力を発揮できる環境をつくるためには、新しい物事を頭ごなしに否定するのではなく、「まずはやってみよう」というカルチャーを醸成することが大切です。例えば、アポ取りのメールの仕方や、セミナーの運営方法、サービスのUI・UX等、大局に影響がないものであれば、私の決裁がなくとも実行に移せるようにしています。 小さなことかもしれませんが、こうした小さな積み重ねが自由に意見・アイデアを発揮する環境をつくるのではないでしょうか。
これから入社する方へのメッセージをお願いします。
私達は設立9期目を迎え、サービスの改善、新規事業の立ち上げ、各チームの部門化等、今後チャレンジしたい取り組みが目白押しです。これら取り組みを形にするために、自走できるメンバーを一人でも増やしたいと考えています。 Webマーケティングの世界で揉まれてきた方であれば、過去の仕事で「こんなことがしたいと思ってた」という方も多いかと思います。 当社で新しいチャレンジを遮るものは一切ありません。今までの「こんなことがしたかった」を弊社で実現させてください。今までの経験や、仕事にかける思い、情熱を思いっきり当社で爆発させてください。 経営理念に“人”を据えている当社には、お互いの生活・成長を本気で考え、困っている人を助けようとする素晴らしい人間が揃っています。 私達は、Web広告を誠実でカッコよくしていきながら大きな成長を目指しています。 そのために“人”によるクールで最先端だけど人間の温かみのあるサービスを提供し、Web広告の健全化を実現していきます。 この想いに共感してくれる方のジョインを楽しみにしています。