御社の理念に込めた意味を教えてください。
私の故郷である滋賀県は、かつて近江国と呼ばれていました。中世から近代にかけて近江の商人は躍進するのですが、その商売の基本原理が「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」です。有名な言葉なので、ご存じの方も多いと思います。 自分の利益だけを追求せず、お客様や広く社会に対する貢献にも重きを置く精神は、混沌とした現代でも十分に通じるものだと思っています。 近江商人の精神をITソフトウェア業界に対して体現していきたい。そんな思いをベースにして、会社立ち上げ時の社員全員で作り上げたのが、“作る喜びを共有しよう”、“使う喜びを創造しよう”、“信頼を喜びにしよう”という理念でした。 作り手である社員の喜びがユーザーの使う喜びを喚起し、広く社会に役立つものを提供することで信頼を得る。喜びの循環を持続させることで、「三方よし」を体現する企業でありたいと思っています。
今後の戦略や注力していく領域など、展望/中長期計画についてお聞かせください。
現在の事業の核であるお客様の求める人材と技術力を提供し続けることと同時に、多くの人に使われるオリジナルプロダクトを生み出すことを目標にしています。すでに構想はいくつもあり、開発に着手しているものやリリース間近のものもあります。 特定の分野に絞らず、エンタメ要素・ゲーム要素があるスマホアプリやユーザーの生活・業務を便利にするWebサービス、IT化が遅れている分野のデジタル化など、ニッチでありながらも潜在的ニーズが高いという領域で広く展開していきたいと考えています。 目指すのはユーザーに支持され、社会に広く受け入れられるプロダクトの創出です。売上の増大やIPOは結果であり、会社規模を大きくすること自体が目的ではありません。
社員に求める働き方や社員への思いをお聞かせください。
会社で働くことを苦行のように感じて欲しくありません。明るい雰囲気の中でリラックスしながら、自信を持って仕事に取り組んでもらいたい。私の役割は、何よりも社員が働きやすい環境を整えることだと思っています。そのために、社員とはフランクに気兼ねなく会話し、困った時は相談してもらえる雰囲気づくりを心掛けています。 実際に、社員とのコミュニケーションは「社長」と「社員」の関係性というより、完全に友人感覚です。強いリーダーシップを発揮して経営を進める社長もいると思いますが、私は常に皆と同じ位置・同じ目線で考えて意見を聞きたい。社員からは耳に痛い意見を言われることもよくありますし、むしろ社員の方がしっかりしているかもしれません。 しかし、いざという時はきちんと責任を持つので、社員には安心して、自由に伸び伸びとやってもらいたいですね。
ご自身の仕事観や趣味について教えてください。
ダーツにボウリング、ゴルフ、ロードバイクなど、全般的に体を動かすことが好きです。仕事では考える時間が圧倒的に長いので、休日には頭を使わず体を使うことに集中した方がストレス発散になるようです。 社員とも一緒に趣味を楽しみたいのですが、私から声をかけて強制されていると思われても嫌なので、おとなしくしています。誘われたら内心はとても嬉しいので、もし趣味が近い方がいたらぜひ遠慮せず声をかけて仲間に入れてください! 座右の銘は、前の質問にも出た“三方よし”と、もうひとつ“一期一会”ですね。ひとつひとつの出会いを大事にして、お会いした方には丁寧に誠実に対応したいと思っています。
御社の魅力と共に応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
代表として、まだまだ手探り・試行錯誤なのが正直なところです。社員の皆をはじめ、税理士や弁護士、社労士など、多くの方々に教えてもらいながら経営の道を進んでいます。 社長の私がこんなことを言うと頼りないと感じるかもしれませんが、社員は優秀なメンバーばかりなので大丈夫です。堅苦しさを抜きにして、皆で一緒に考えて意見を出し合いながらやっていきましょう。 年功序列は一切なく、社歴の長短も関係ありません。やる気と能力がある人を抑えつけるようなことは絶対しないですし、活躍してもらえるように全力でサポートしていきます。 直接話してみないとわからないことも多いと思うので、まずはお会いしませんか?ぜひお気軽にお問合せください。