実際にサービスを利用する不動産管理会社が開発に参加
嶋田:『Dicon』は“連絡の無駄を省き、時間の有効活用を実現する”をコンセプトに開発しました。 当社の得意とする多言語の自動翻訳機能で言語の障壁を解決するほか、誰でも簡単に操作できる シンプルな画面構成に徹底してこだわっています。 田子:念頭に置いたのは“小学校高学年でも直感的に使えるUI”です。 嶋田:運用のプロであるユーザー企業に参加してもらうことで、お客様目線を反映したUI・UXを実現しています。 要件定義から始めるのではなく、デザインから作り込み、UI・UXが決まってから要件を決める というユニークなスタイルです。 お客様に視覚的に示すことでミスコミュニケーションを避け、工程上の無駄を省くことができます。
スピード感と柔軟性を突き詰めた「進化形アジャイル開発」
田子:紙芝居(モックアップ)を作ってお客様にイメージを伝える手法は他でもやると思いますが、 当社では数百ページに及ぶ画面を駆使して、画面遷移や操作性等の動きを加えたディテールを お客様に見せて意見を出してもらいます。 そして都度、Webデザイナーとエンジニアが実現可能か議論しながら作ります。 同社の開発は、顧客と開発エンジニア、UI/UXエンジニア、Webデザイナーの4者で行う 珍しいスタイルだ。 そこには言われたものを言われたまま作るのではなく、プロフェッショナルとして機能の “引き算”を行ったり、無理な要求を断ったりといったコントロールが必要となる。 スピード感と柔軟性を突き詰めた開発スタイルは、 アジャイルの進化形といえるかもしれない。