ご略歴をお教えください。
アパレル系の専門学校で、服づくりやマーケティング等を学び、卒業後はアパレルメーカーに入社して販売や商品企画、中国の生産拠点での品質管理、国内営業をそれぞれ1年程度ずつ経験しました。そこで会社が倒産してしまったのです。当時、「アパレルは10年持てばいい方」等と言われており、この業界から離れようと決め、前職の経験が生かせるアパレル販売員の派遣会社に入社しました。 人材サービスに着目したのは、スペックが決まっているモノと違い、人材には無限の可能性があって、その活用提案に色々なアプローチが取れそうなところに魅力を感じたからです。そこで3~4年続けたところで、HALと出会い、転じることにしました。 理由としては、まずIT業界は成長の可能性が非常に大きいこと。そんな環境で揉まれることで、自分も成長したいと考えました。 そして、HALに決めた理由としては、SESをメインに手掛ける点において人材業界の経験が生かせることと、いい意味でサークル的なカルチャーに引かれたことです。経営ボードや役職者、エンジニア、スタッフの誰もがフレンドリーに意見を言い合える風土があるのです。この会社ならずっと続けられそうと感じました。
現在のミッションについて教えください。
まず、人材戦略本部の業務としては、エンジニア採用という重要なミッションを担っています。当社はエンジニアがいて初めて成り立つビジネスをしており、いかに優れたエンジニアを数多く採用するかが業績を左右するため、責任重大です。 業務内容としては、人材採用メディアの選定をはじめ、人材紹介、転職フェア、ダイレクトリクルーティング、リファーラルといった様々なチャネルのトライアンドエラーを繰り返しながら業務目標の達成を目指すといったことです。 もう一つのIT事業本部の方は、採用したエンジニアをお客様に提供する営業と、エンジニアのフォローアップがミッション。採用したエンジニアにできるだけ活躍してもらえるよう、9名の営業担当者を交えて必ず内定式を行います。そこでエンジニアにキャリアビジョンを話してもらい、全営業担当者と共有し、そのキャリアビジョンに叶う案件のマッチングを促進しています。 さらに、プロジェクトへのアサイン後は、私自らアサインの初日、1週間後、2週間後、1カ月後にフォローアップに赴き、エンジニアの稼働状況や環境とのマッチング状況を確認しています。もちろん、各エンジニアには担当営業が付いているので、恒常的なフォローアップも行っています。このようにして、エンジニアに気持ちよく仕事をしてもらい、当社の発展に資することが全体としての大きなミッションです。
社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。
それぞれのエンジニアにとって、キャリアビジョンは異なります。プロジェクトマネージャーを目指す人。何かの領域のハイレベルなプロフェッショナルを目指す人。いずれにおいても、そのビジョンを実現し、ひいては幸せな人生を送ってほしいと願っています。 その上で、本人のビジョンが必ずしも最適であるとは言えない場合もあります。そんな時は、逆にこちらから最適と思えるビジョンを提案することもあります。会社としては、あらゆる支援を惜しみません。
H.Yさんの仕事観をお聞かせください。
楽しむもの、ですね。1日の大半、人生の大半の時間は仕事に費やすわけですから、大変ではあってもやるからには楽しみたいと思っています。
オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか?
2歳の子供がいるので、家にいる時はもっぱら子供と遊んでいます。 子供ができてからかどうか、定かではありませんが、視野が広がったような気がしています。それまで気にも留めなかった親子連れを見かけた時とか、マタニティマークを見かけると気になるようになりました。また、それだけでなく、会社での対人関係にも変化があるように思っています。一つの意見について、「こういう立場の人はどう思うだろうか」と考えられるようになったことです。そういう意味でも、子供には感謝ですね。