代表取締役　志村 知哉氏

ご略歴をお教えください。

大学の文系学部を卒業後、3,000名規模の大手ソフトハウスに入社しました。1年間の営業担当を皮切りに、プログラマー2年、SEとしてのシステム提案やアプリケーション開発を3年経験後、インフラ領域に転じてエンジニアとして16年、携わりました。インフラに関してはプロフェッショナルを自負しています。 ある現場で、経営者兼ベテランエンジニアの下に付いたことがありました。自分一人の会社を経営していたその人と気が合ったこともあり、入社時に将来的な起業の意志を元々伝えていたため、経営に深く携わる機会を与えてもらい、4年間、副代表の形で経営に参画しました。 そこで経営のノウハウを学び、10名規模の会社に成長させたところでアイディーアクトを設立しました。

どんな会社をつくろうと思いましたか？また、会社を設立して何を実現させることができましたか？

前々職は3,000名の大手で、前職は10名の小規模です。それぞれ良いところと良くないところがあります。どちらも経験できたので、その良いところだけを集めた会社にしようと考えました。 実際に成し得たこととしては、社員の頑張りでお客様から評価され、会社同士のリレーションができたこと。例えば、新しいプロジェクトが立ち上がった時、「アイディーアクトさんに誰かいたら提案してください。いなければ次を探します」と最優先で声を掛けてもらえるようになりました。 また、設立当初は営業もマネジメントも自分一人で行い、メンバーは現場で頑張ってもらっていましたが、じきにマネージャーや主任が誕生して管理体制ができてきたことです。現場の業務調整は彼らが担ってくれるようになり、組織としての成長が実感できるようになりました。 仕事だけでなく、社内イベントも全て社員が率先して企画・提案してくれ、私は追認するだけ。そんな風土づくりまで社員が主体的にやってくれているので、本当に助かっています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

いくら規模が小さいとは言え、社員に近付き過ぎるのも良くないと思って控えめにしていても、社員は家族同様に守る必要があると考えています。社員は会社のために、社長は社員のために働くという関係性にしたいですね。 社員にはそれぞれの人生があるので、退職する人も出てくるでしょう。だからこそ、自分の意見を言い、提案できるような人材になってほしいと思っています。そんな人材であればどこでも重宝されるはずだからです。 そのために私が心掛けているのは、分からないことを教えてほしいと求められた際は、大枠のヒントだけ伝え、それ以上はまず自分で考えてもらうこと。そして、考えるだけでなく行動するよう促すことです。いくら素晴らしい考えを持っていても、行動に移さなければ考えがないのとイコールだからです。 これから当社に迎えるメンバーに対しては、目標や夢の実現を全力でバックアップしたいと思っています。特にやりたい仕事に関しては、取引先に豊富な案件のパイプラインがあるのでマッチングは十分可能だと思います。是非安心してアクセスしてください。

志村さんの仕事観をお聞かせください。

学校はお金を払って教わるところですが、会社はお金をもらって教わるところです。その分、責任を伴い、時間が拘束され、やりたくないこともやらなければならない場合があります。1日8時間、週5日、そんな労働を何十年も行わなければなりません。したがって、いかに楽しくするかが問われると思います。 そこで大事なのが、“自ら提案する”というスタンス。なぜならば、人から言われたことを言われたとおりにやることほど面白くなく、辛いからです。ですから、常に自分の意見を1個でもいいから入れることを心掛けたいものです。それだけでモチベーションが変わるからです。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

妻と、小学3年生の男の子、小学1年生の女の子という家族がいます。休日は家族との時間を大切にして過ごすのが普通ですね。また、ウィークデーは妻が二人の子供の面倒を見てくれているので、週末は私が子供と遊び、妻を開放してあげることも心掛けています。逆の場合もあって、私がストレスフルの時には一人の時間をもらっています。そんな時はゴルフに出掛けたり、買い物をすることが多いですね。