四国への強い思いには、どのような理由があるのでしょうか。
私自身2002年に愛媛に移住してから、多くの仲間、家族、お客様に助けていただき、今があると思っています。また、事業活動を通して地域のお客様に喜んでいただき、お客様から友人になることも多いです。私はこういう顔の見える関係、仕事がとても気に入ってます。 また四国の自然は素晴らしく、もう一生ここを離れることはないかなと思っています。 だから四国をもっともっと良くしたい! 他の地方同様、四国も過疎化や高齢化が進んでいます。その状況を変えていくには、ITはとても有用と考えています。 ITは企業の人手不足を補うこともできるし、業務の効率化も図れます。 結果、四国の企業が元気になれば、若者の働く場所も増えますし、四国外から人が流入してくることにも繋がります。 そんな好循環を生み出すチカラにアイムービックがなれたら、お客様も、社員も、家族も喜んでくれると信じています。 四国に事業拠点を作ったのは、地方には様々な課題をITで解決する人材、企業がまだまだ足りてないからです。そのため、コストの高い東京の企業に依頼するしかないという現状があります。なので、ITに関する相談を気軽にできる企業が地元にあることは地域にとってメリットが大きいかと考えてのことです。 これから各拠点でも仲間を増やしていき、自分の住む地域で活躍してもらいたいと考えています。
社員に対する思いや期待することについて教えてください。
今は応援、後押しする気持ちが強いです。設立から17年、ここまでやってこれたのはスタッフのおかげだと考えてます。最近は、自分の子供に近い年齢のスタッフも入社してくるようになり、親心に近い気持ちで見ていることが多いですね。笑 その一方で、スタッフにはプロフェッショナルでなければならないという厳しい教育もしています。私達の仕事は、お客様の業績を左右することもあり、アウトプットに対する責任が重い仕事です。そのことを自覚して仕事に取り組んで欲しいと常に伝えています。 また、お客様との良好な関係性を構築するコミュニケーション力も大事です。予期せぬトラブルが発生した際、お客様と一緒に協力し前向きに善処できる関係性を築けているかどうかで、リカバリーまでの対応が大きく変わってくるからです。 私が考えるプロフェッショナルですか? 当たり前ですが、依頼されたものを開発するだけでなく、目的や成果を常に意識することだと思っています。IT開発はお客様の目的を実現するための手段ですから、お客様の目的や成果にコミットできる人材はプロフェッショナルだと思います。
社員によく話すことは何ですか?
「信頼」と「成長」という言葉です。会社と社員、社員同士が信頼し合うことは勿論、アイムービックの開発サービスをお客様に信頼していただける状態になることが、この仕事で最も大切だと思っています。 お客様にサービスを信頼していただくためには、また、その信頼を裏切らないためには、会社も社員も成長し続けないといけません。会社や社員が成長するからお客様やパートナーから一層信頼して頂けるようになる。この好循環が、弊社のビジョンである「人とテクノロジーで地域の変化のチカラになる」を実現するための原動力になると考えています。
代表の仕事観を教えてください。
年代とともに変わってきたような気がします。20代はがむしゃらでした。会社を立ち上げ、仕事を増やすことに一生懸命でした。30代は、お客様に満足してもらうためにはどうすればいいのかばかり考えていました。40代になってからは、お客様のことと同時に、社員のこと、地域のことをすごく考えるようになってきています。 振り返ってみると、会社の変化、自身の変化は、社員の退職のタイミングだったように思います。悩んで時にお寺を廻ったりもしました笑 弊社はどちらかというと離職率は低い会社かと思いますが、だからこそ退職のタイミングには、どうして辞めてしまうのかが気になって、会社の状況を振り返り、会社を変えていく原動力になっていたと思います。 この仕事は、直接お客様の顔が見える、また、仲間と一緒に作り上げることができるとても面白い仕事です。今はこの仕事に出会えて良かったと心底思っています。 社員にもそういう考えの人材が増えてきているので今が一番楽しいです!
読者へのメッセージをお願いします。
アイムービックは振り返ると4回目の大きな変革期にあります。みんなで色々アイデアを出し合いながら働きやすい環境、仕組みづくりを進めているところです。 事業面においても、2022年は四国4県全てに拠点を配置しましたし、組織を持ち株会社化することで、グループ体制で柔軟な事業ポートフォリオを実現できるようになりました。 変革期の今だからこそ、新たなメンバーも活躍しやすい環境があり、そのメンバーが新しい事業にもチャレンジできる環境になったと思います。今後メンバーが経営に携わる機会もどんどん出てきて欲しいと願っています。変化を楽しめる人なら、やりがいのある環境だと思います。