VID課が担う役割について教えてください。
VIDとはVideo Information Deviceの頭文字で、課が担う役割は、主に自社開発したウェラブルカメラの導入提案と販売です。このウェラブルカメラが当センターの立ち上げに大いに関係しています。 きっかけは、私が営業として現場を近くで見る中で感じた課題でした。現場で調査が必要になった際に、わざわざ事務所から人員が駆け付けたり戻ったりする時間のロスが気になりました。現場作業員の目線からの映像を送ることができれば、事務所と行き来することなく連携して調査や指示出しがスムーズに行えます。作業効率が上がることで残業時間が減り、働きやすさにも繋がると感じました。 最初は研究としての取り組みでしたが、会社承認を得てプロジェクト化。NTT東日本とタッグを組んで開発を進めました。 そして試行錯誤を経て、当社がこれまで取り組んだことがなかった自社プロダクト事業を立ち上げました。VID課は、まさにこれからというタイミングです。
デジタルイノベーションセンターの創設からここまでの歩みと、これからの計画をお聞かせください。
前段で回答した経緯でVIDチームを立ち上げ、ごく少人数でスタートしました。ウェラブルカメラでの画像送信には通信環境が必須ですが、現場は山奥であったり地下であったりと、携帯電波が届かない場所も多い状況です。通信環境の整備において外部企業と連携する方法もありましたが、当社はプラントの設計から施工、電気設備の構築、製造ラインの設計・構築、メンテナンスに至るまでトータルに手掛けられます。 今後はプラントのDXが加速すると考えられるため、IT技術の導入や通信環境整備のニーズが高まることは間違いありません。 こうした背景から、情報通信領域も自社で請け負える体制をつくっていこうという機運が高まり、デジタルイノベーションセンターの創設に至りました。建設業を主体とする当社がIT人材を求める背景です。 ウェラブルカメラ事業と通信環境整備事業の基盤を固めることはもとより、環境センサーの設置といったIoT関連や現場用IPトランシーバの構築事業等にも注力していきます。
メンバーの構成と前職、雰囲気やコミュニケーションの様子について教えてください。
現在メンバーは10名で、幅広い知見と豊富な経験を持つメンバーが集まっています。 それぞれが様々な業界を経験してきて、得意分野が異なります。そのため、分からないことは分かる人に聞くことが自然。知らないことが恥ずかしいとか、聞きづらいといった雰囲気は全くありません。聞かれた人も丁寧に答えていますね。やる気と意欲があれば、どんどん知識を吸収していける環境です。 実際ITと無関係だったメンバーが、最初は戸惑いながらも努力して懸命に学び、ぐんと成長してきました。 仕事の話ばかりでなく、気軽な雑談が飛び交う和気あいあいとした雰囲気も特徴です。私のモットーが「楽しく仕事をする」なので、皆にもそうしてほしいという思いがあります。毎日きつい、つらいではなく笑顔で仕事をしたいですよね。
課長がマネジメントする上で、心掛けていることは何でしょうか。またVID課として今後取り組みたいことを教えてください。
コミュニケーションをよく取ることを心掛けています。話しやすい環境づくりを意識して、仕事のことから何気ない話題まで自分から話しかけるようにしています。 あとは信頼して業務を任せること。相談は受けますが、その人のやり方を尊重します。皆いろいろな経験をされていますから、「当社のやり方はこう」と押し付けるのは違うかなと思っています。 VID課としては、ウェラブルカメラの導入拡大にを目指すと共に、その先では蓄積した映像データをどう有効活用していくかを考えたいです。最先端技術を駆使して付加価値を生み、新しいサービスとして提供できるような体制を構築できれば良いですね。
御社で働く魅力と共に、応募者の方へのメッセージをお願いいたします。
部署として立ち上がったばかりで、まだまだ小さい組織です。チームに分かれてはいますが、チーム間連携も意識し、皆前向きに隣の仕事にも取り組んでいます。そのため幅広い業務を経験できますし、様々な業種のお客様と話すことで成長していけます。 新事業をつくり、立ち上げていく経験は、必ず大きな財産になるでしょう。 私達のチームは、上長との距離が近く相談しやすいですし、意見が通りやすいです。当社は、本業と連動していて一貫性があれば、やりたいと発信したことを後押ししてくれる風土があります。 当社において培った経験を存分に活かしてください。お待ちしています。