これまでのご自身のご経歴について教えてください。
高校卒業後、私の最初の職場となったのはボーリング場で、そこで機器をメンテナンスする仕事を担当していました。その後、ITやインターネットの領域に興味と大きな可能性を感じたことがきっかけとなり、専門学校でプログラミングスキルを習得しました。そのスキルを生かし、24歳の時に電子機器メーカーの関連会社であるシステム開発企業に入社したことが、現在のビジネス領域に身を置く最初の経験となりました。 その後、開発業務から営業業務へと配属が変わり、セールスの仕事においても大きな成果を残すことができました。そこから、自分自身で企業を設立して運営する、という起業への思いを抱くようになり、1997年に当社を設立。当初は、身に付けた営業スキルを発揮しながらプリンター・トナーを販売する事業で収益を上げ、その収益をベースに新たな事業へのチャレンジをするようになりました。
御社には、働く上でどのような魅力があるとお考えですか?
エンジニア、営業職という職種を問わず、自分がやりたいことを形にすることができるのが魅力だと思います。積極的に意見を出しながら新規事業にチャレンジすることもできますし、そのアイデアに可能性があれば会社として事業に投資することも、もちろんあります。実際にこれまで太陽光システム事業やIoT事業に関しては、社内のメンバーからの意見・提案が採用される形で事業がスタートしていますので、これから入社される方にもチャンスはあると言えるでしょう。 当社に入社後は、まずは“モノを売る”営業の手法を身に付けていただき、その“ソリューションの営業”にもチャレンジできるような教育を実施していきます。その日々の中で、自分がやりたいことを見つけ出し、社内の多くのメンバーとコミュニケーションを図りながら意見を発信してほしいと思います。
御社の事業を担う人材として活躍するためには、どんなマインドが必要ですか?
何事にも興味を持つことだと思います。例えば、朝の時間に目を通す新聞の記事から、「このニュースは事業に関係ありそうだ」「自社の事業にこのトピックを生かすにはどうするべきか」という具合に、興味を持って物事に接してほしいです。その結果、自分の興味がビジネスの成功に繋がる、といった面白味を感じるチャンスもあるでしょう。 この“興味を持って接する”というのは、技術職の方々にも共通して持っていてほしいマインドです。新しい技術を駆使して、より大きな実績を生み出すためには、個人としての興味・関心は重要な要因になると思います。幅広い領域をカバーしなければならないエンジニアの方にとっては大変なことかもしれませんが、何にでも興味を持って接することで、新しい可能性に出会うことができると、私は信じています。
企業運営やマネジメントを行う上で、大切にしていることはありますか?
私は、毎日オフィスを動き回り、全社員の様子を確認するようにしています。毎日確認することで、ちょっとした様子の変化を感じ取ることができますし、実際に体調の悪そうな社員に声を掛けて調べてみたところ、重大な疾患が見つかった、ということもありました。社員の様子を観察し、変化に注意を向けることが、私が大切にしていることです。 社員達がどのように日々の業務に取り組んでいるかの確認については、それぞれの事業部長によるマネジメントに委ねるようにしています。それよりも、風通しの良い環境をつくり出しながら、何でも気兼ねなく話せる雰囲気をつくることを大切にしています。そうすることで、問題があった際も即座に報告を受けることができますし、トラブルが発生した際にもスピーディーに対応ができると思っています。
今後、御社ではどのような企業の姿を目指すお考えでしょうか?
まず考えているのは、それぞれの事業を担当する部署の専門性を、より高めていくことです。一方で、社員達には様々なスキルと知見を有したマルチプレイヤーになってほしいと思います。自身の核となるもの、例えばシステム開発の専門スキル、太陽光システムに関する知見、デジタルサイネージにまつわる知識等を持った上で、当社が事業として手掛けている他の事業領域にも興味を持ってほしいですね。 事業ごとの専門性を高めることで、クオリティーの高い業務でニーズにお応えできますし、一人の社員が10の業務を担えるスキルを身に付ければ、より多くの業務をお請けすることができるはず。もちろん、社員達の収入も向上しますし、その結果、安定した環境で心に余裕を持って過ごすことができるようになります。充実した仕事と、豊かな暮らしを実現する企業となることが、今後の当社の目標です。